手に取りやすい低価格帯でおすすめのモニタアームはどんなものがある?

液晶モニタ

1homefurnit液晶モニタアーム ディスプレイスタンド PCモニタアーム2画面 13-27インチ対応

モニタアームには色々なタイプのものがありますが、中には固定がきつすぎて全く動かせなかったり、逆に固定が甘くディスプレイを取り付ける垂れ下がってしまうものなど、扱いが難しい物も少なくありません。

今回は比較的使いやすいモニタアームや特定の用途に向けたものについてまとめました。

参考にしていただければ幸いです。

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モニタアームの種類について

モニタアームは大きく分けると、主柱を立ててそこにアームを取り付けるタイプと、基部から直接アームが伸びるタイプがあります。

主柱を立ててアームを取り付けるタイプは、全体的に手に取りやすい価格の製品が多いのが魅力ですが、かわりに、高さや角度の固定はネジを締めることで行うタイプが多く、一度固定してしまうと調整が難しいものが多い傾向があります。

対する基部から直接アームが伸びるタイプは若干価格が高い傾向があるものの、上下左右に加えて前後の引き出しが行えるため、使わない時は奥、使う時は手前といった使い分けが可能な点が魅力です。

中でもアーム内にガススプリングを内蔵したタイプはフレキシブルな動きを実現しつつも、しっかり固定してくれるため人気の方式の1つです。

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低価格で複数のディスプレイを使用可能なモニタアームもあります

マルチディスプレイに対応したモニタアームは基本的には同クラス帯のシングル用の物よりも高価になってしまいますが、中にはマルチディスプレイに対応したモニタアームでありながらシングル用と同じかそれ以上に低価格に抑えられたモニタアームもあります。

このタイプに共通する点としては、多くのモニタアームで左右のアームの高さを別々に調整できない点があります。

そのため、同じ高さで利用したい場合には同じディスプレイを用意する必要がある点がネックになっています。

低価格で2画面対応「1homefurnit ディスプレイスタンド 2画面用」

1homefurnit液晶モニタアーム ディスプレイスタンド PCモニタアーム2画面 13-27インチ対応

2基のアームを持ちデュアルディスプレイに対応しつつ、価格が抑えられているため、コストを抑えつつデュアルディスプレイを使いたい人におすすめのモニタアームが「1homefurnit ディスプレイスタンド 2画面用」です。

特徴としては、価格が大幅に抑えられている点で、デュアルディスプレイに対応したモニタアームでありながらセール時などには3000円程度で手に入る点が魅力の1つになっています。

主柱の固定方法は机の天板部分を挟み込んで固定するクランプ式と、天版に備え付けられた穴に固定するグロメット式の両方を使う事が可能になっているため、自分の机に合わせた方を選ぶことが出来ます。

注意点としては、各アームの稼働は基本的に左右方向のみで、高さの調整は中心の主柱部分でのみ行える形になっているため、2つの画面を違う高さにしたい場合には別のモニタアームを選んだ方がいい場合も多いです。

逆に左右のモニタの高さを常に一定にしたい人にはおすすめです。

また、同社製のモニタアームには1画面用のものと、トリプルモニタに対応した3画面用の物も販売されているため、更にモニタの数を確保したい人にはそちらもおすすめです。

設置式の2画面対応モニタアーム「VIOTEK VTMS-2X」

VIOTEK モニターアーム 2画面 13-27インチ 省スペース 取り付け簡単 置くだけ 安定 VTMS-2X

クランプ式やグロメット式の固定方法だと傷がつきそうで困る、と言う人にはVIOTEKから出ている設置するだけで使用可能なモニタアーム「VTMS-2X」を使って、若干工夫することで設置するだけで安定させることが出来ます。

対応するモニタ規格はVESA規格で、基部から2基のアームが伸びているタイプのモニタアームになっています。

このモニタアームは、基本的にはグロメット式の固定方法のモニタアームですが、主柱を立てる基部が大きいため、普通に設置するだけもある程度安定させる事が出来る珍しいタイプのモニタアームです。

その性質上、モニタアームの利点である机の上のスペースを広く使う事が出来るという利点は無くなってしまっていますが、かわりにスペースさえ対応出来ればどんな机でも使えるという利点があります。

基部を固定しないで使う場合にはディスプレイの位置は動かし辛いため、固定する気が無い場合には、一度位置を決めたら後は動かさない人向けのモニタアームです。

フレキシブルに動かしたい人はガススプリング式がおすすめ!

画面の位置を頻繁に調節する可能性がある人の場合には、ガススプリング式かつ多関節式のモニタアームがおすすめです。

このタイプのモニタアームの特徴としては、ガススプリングの特性上ユーザーが力を込めて動かす際には滑らかに動くのに対して、手を触れない時はアームの位置がしっかりと固定されるため、画面の位置を動かすたびにネジを緩めたり締めたりといった事が必要なくなるほか、多関節式特有の画面を引き出す事が出来るという特徴もあるため動画を見るだけの時などには手前に持ってくるなど、用途に合わせて調整し易いのが特徴です。

ネックとしては他のモニタアームよりも価格が高いものが多く、シングルディスプレイ対応の物であっても5,000~10,000円と若干割高感が強い部分がネックになっています。

尤も、価格が高い分だけ品質が良いものが多いという意味では価格相応の製品が多いという意味にもなります。

ガススプリング式のおすすめモニタアーム「BESTEK モニタアーム BTSS07」

BESTEK PC モニター アーム 液晶ディスプレイアーム ガススプリング式 ガス圧式 15-27インチ対応 USBポート付き BTSS07

ガススプリング式の多関節アームを採用したモニタアームが必要な人にはBESTEKから発売されているモニタアーム「BTSS07」がおすすめです。

VESAマウント規格に則ったモニタが取り付け可能で、机への固定はクランプ式とグロメット式の両方が選択可能で、アームはガススプリング内蔵の多関節式なため、用途に応じてモニタの位置を動かしたい人におすすめです。

ガススプリングの強度は六角レンチでネジを締める事で調整可能になっており、モニタの重さに合わせた調整が可能になっています。

また、本体基部にはマイクとイヤホンの3.5mmジャックが内蔵されている他、USBポートが1基用意されているため、アーム基部を経由してヘッドホンやデバイスを接続する事も可能です。

ネックとなる点はガススプリング強度の初期設定が少し緩めになっているため、箱出し状態で重いモニタを取り付けるとヘタってしまう可能性があり、事前にある程度の調整が必要になる点があります。

この問題についてはガススプリングの強度と接続基部を調整する事で改善可能なため、そういった調整が出来る人向けのモニタアームです。

ガススプリング式のおすすめモニタアーム「Bestand 液晶ディスプレイアーム」

Bestand モニターアーム 液晶ディスプレイアーム 高さ調節可能 ホワイト

上記のモニタアームでは支えられない重さのモニタを使いたい、と言う人には「Bestand 液晶ディスプレイアーム」もおすすめです。

BTSS07と比べると、価格は割高ですがモニタの耐荷重は9㎏と若干重いモニタまで対応できるようになっているのが特徴です。

こちらも、対応するモニタ規格はVESA規格、固定方法はこの価格帯のモニタアームに多いクランプ式とグロメット式の選択式になっています。

このモニタアームには、イヤホンジャックやUSBポートといった特別な機能が基部に付いていませんが、その分基部が場所を取らないコンパクトなデザインになっており机の上をすっきりさせやすくなっている点もポイントです。

変わり種のモニタアーム「サンワサプライ CR-LA303」

サンワサプライ モニターアーム CR-LA303

少し変わったタイプのモニタアームとして、サンワサプライから発売されている壁に直接取り付けるタイプの「CR-LA303」もおすすめの1つです。

壁への取り付け以外にも、少し工夫する事でこれをディスプレイ固定の基部に使った自作モニタアームとしても使えるなど、単純な壁掛け用アームとしてだけでなく、自作アーム用の部品としても使えます(本来の用途とは異なるため自己責任になりますが)。

ちなみに壁へ取り付ける場合には、重量がかかる関係上壁の内側に柱がある位置への取り付けが推奨されています。

また、可動範囲が制限される代わりに更にコンパクトになったモデルもあり、完全に固定されている「CR-LA301」や上下の調整のみ可能になっている「CR-LA302」などもユーザーの用途に合うものが用意されています。

まとめ

モニタアームは色々なメーカーから発売されていますが、個人的におすすめのモニタアームはBESTEKのガススプリング式モニタアーム「BTSS07」です。

耐荷重が若干軽い点と調整が必要になることがある点がネックですが、調整可能なガススプリング式のアームは動かしやすく、基部にあるUSBポートとイヤホンジャックも意外と便利なため、かなりおすすめのモニタアームです。






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