モニタアームのお辞儀を改善するには? チェックしたい4つのポイント

液晶モニタ

エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム 45-241-026

モニタアームは、液晶モニタを机から離して設置できる便利な商品ですが、使うときには、少し困ってしまうことがあります。

それは、モニタアームがお辞儀をしてしまうことです。

取りつけた液晶モニタの重さに引っ張られていると、下向きに傾いてしまいます。

では、モニタアームをお辞儀させないためのポイントについて、詳しく説明していきましょう。

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最大耐荷重

モニタアームに液晶モニタを取りつける際は、モニタアームの最大耐荷重と、液晶モニタの重量を必ず確認しなければなりません。

液晶モニタの重量が、モニタアームの最大耐荷重を超えているようだと、しっかり支えることができないのです。

そうなれば、どんなにがっちりと固定していても、お辞儀してしまいます。

また、あまりに重量オーバーだった場合は、お辞儀を通り越して、液晶モニタが落下してしまう可能性もあります。

高いとこから落ちたりすれば、液晶モニタが壊れてしまうだけでなく、怪我をするような事態に発展することもあるのです。

そうした事故を防ぐためにも、最大耐荷重の範囲内になることを忘れないようにしましょう。

モニタアームは便利ですが、どんなものでも取りつけられるわけではないので、この点には十分注意してください。

最低耐荷重も忘れずに

モニタアームのお辞儀を防ぐには、最大耐荷重をオーバーしないことが大切ですが、そこにばかり注目していると、失敗してしまうこともあります。

あまりにも軽すぎる場合は、液晶モニタがモニタアームに負けてしまうため、上に傾いたような状態になるのです。

それでは、画面が見づらくなってしまい、快適に使うことはできません。

このようなデメリットを解消するために、モニタアームの中には、最低耐荷重も表示してある商品があります。

その場合は、最大耐荷重と一緒にしっかりチェックして、傾きを防ぐようにしましょう。

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液晶モニタの厚さ

モニタアームのお辞儀は、重量を確認しておくことで、大抵は防ぐことができます。

しかし、場合によっては、最大耐荷重をオーバーしていないにも関わらず、お辞儀が起こってしまうこともあるのです。

そのときは、取りつける液晶モニタの厚さが問題になります。

液晶モニタは、基本的には薄いものですが、それぞれの商品で違いがあるものです。

中には、他よりも少し厚めになっている商品もありますが、その場合は、最大耐荷重の範囲内であっても、モニタアームの傾きが起こってしまいます。

厚い液晶モニタは、重心がどうしても外側に寄ってしまうため、実際よりも耐荷重が低くなるのです。

この点を考慮していないと、最大耐荷重をチェックしたつもりでも、傾きを抑えられなくなってしまいます。

したがって、モニタアームのお辞儀を防ぐためには、重量と一緒に、液晶モニタの厚さもチェックしておくのがおすすめです。

余裕をもたせることが大切

液晶モニタが少し厚めだった場合、通常よりもお辞儀が起こりやすくなってしまうので、できるだけ余裕をもたせることを意識してください。

例えば、最大耐荷重ギリギリの液晶モニタを取りつけたりすると、厚みの分だけ耐荷重が低くなり、お辞儀の状態になってしまいます。

そうならないためには、厚さによる重心の偏りがあっても、それをカバーできるくらいの余裕が必要になるわけです。

液晶モニタの重量とモニタアームの最大耐荷重が、ある程度離れていれば、多少重心が偏ったところで、大きな影響はありません。

ただし、あまり軽すぎると上に傾いてしまうので、余裕をもたせるといっても限度はあります。

モニタアームの方がオーバースペックになりすぎないように注意しつつ、ギリギリにならないところを検討していきましょう。

ケーブルの状態

モニタアームをお辞儀させないためには、ケーブルにも注目してください。

傾きとケーブルは、一見すると関係がないようにも思えますが、ケーブルの影響で耐荷重が下がり、お辞儀が起こってしまうこともあるのです。

ここで注意すべきなのは、ケーブルが垂れ下がった状態になります。

ケーブルは意外と重さがあるので、垂れ下がっていると、モニタアームを引っ張ってしまい、安定させることができません。

特に、太いものだったり、本数が多かったりすると、モニタアームにかかる負担が大きくなるため、お辞儀しやすくなります。

そのため、液晶モニタをとりつけたときにケーブルがどうなっているか、きちんと確認しておくようにしましょう。

ケーブルを固定しよう

ケーブルがだらりと垂れ下がっているようでは、モニタアームのお辞儀を防ぐことはできません。

そうならないためには、ケーブルをそのままにしておくのではなく、しっかりと固定しておく必要があります。

モニタアームの中には、ケーブルを固定したり、収納したりできるものがあるので、そうした商品を使って、垂れないように工夫しておきましょう。

ケーブルが固定できていれば、モニタアームを引っ張ってしまう心配はありません。

ケーブルの重さにも注意

ケーブルは、太さや数によっては、意外に重くなってしまうものです。

そのため、最大耐荷重を確認するときは、ケーブルの重さがプラスされることも考慮しておくようにしましょう。

最大耐荷重ギリギリの状態だと、わずかな重みでもオーバーしてしまい、傾いてしまう可能性があります。

余裕をもたせておけば、ケーブルの重さくらいで動いてしまうことはありません。

アームの伸ばし方

モニタアームがお辞儀をしてしまうときは、「アームをどう伸ばしているか」という点も重要になります。

例えば、ポールにモニタアームを取りつけるとき、その位置が下の方になっているときは、注意しなければなりません。

モニタアームの取りつけ位置が下になっていると、アームをやや上に伸ばして液晶モニタを固定することもありますが、その方法では、アームにかかる負担が大きくなってしまいます。

すると、きちんと取りつけたつもりでも、いつの間にか下がっていることがあるのです。

この点は、最大耐荷重に対して余裕があるなら、それほど大きな影響はありませんが、もしギリギリだった場合は、お辞儀が起きてしまう可能性が高くなります。

なるべく傾かないようにするためには、アームの位置をよく考えて、適切な伸ばし方をするようにしましょう。

上から下に

モニタアームを傾けないためには、取りつけ位置を少し上にしてみてください。

ポールの上の方に取りつけ、下向きにアームを伸ばすようにするのです。

液晶モニタを同じ位置に固定するとしても、下から上へ伸ばすよりは、上から下に伸ばした方が、アームにかかる負担を軽減することができます。

無理に重力に逆らうより、最初から下向きになっていた方が、傾きは少なくなるのです。

最大耐荷重や厚さなどを見落としてしまい、どうしてもお辞儀の状態になってしまうようなときは、せめてアームの伸ばし方だけでも適切なものにしてください。

それなら、少しは傾きを抑えることができます。

もちろん、失敗したときだけでなく、常に注意しておけばよりベストなので、モニタアームを取りつけるときは、位置をよく見ておきましょう。

まとめ

モニタアームは、うまく利用すれば、デスクワークをよりスムーズに進めることもできますが、本当に便利に使うためには、アームの傾きに注意しておきましょう。

せっかく導入しても、お辞儀をしてしまうようでは、画面が見づらくなるなど、いろいろとデメリットが出てきます。

ここで紹介したポイントを押さえておけば、傾きが抑えられるので、いつも快適な環境で作業ができるのです。






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