液晶テレビの破損と子供を怪我から守る4つのポイント テレビも子供も両方傷つかないために必要な工夫とは?

液晶テレビ

液晶テレビの価格は一昔に比べて大分安くなりましたが、それでも壊れる度に何度も買い替えたくはないものです。

我が家には知的に障害を持つ子供がおり、楽しい番組やお気に入りのシーン、反対に好きではないキャラクターが出て来た時等、様々な場面でテレビ画面を叩いてしまう事があります。

健常なお子さんでもやってしまうだろう様々ないたずらから、どのようにしてテレビを守るか、逆に叩いてしまった子供自身も怪我をしないようどんな工夫をしたら良いか説明します。

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液晶画面に子供が直接触れないようにするには

子供が液晶テレビを壊してしまう原因は、液晶画面自体を傷つけてしまう事が最大の問題だと思います。

傷つけ防止のためにはまず、液晶画面保護ガードを取り付ける事が第一ですが、様々なメーカーから様々な液晶画面をガードする商品が発売されていますので、何を選べば良いのでしょうか。

液晶画面保護ガード商品の種類

一口に液晶画面保護ガードといっても、様々な種類や形状の物があります。

大まかに分類すると、液晶画面に張り付けるフィルム状の物、アクリル製の板を本体上部に乗せる物、乗せるだけでなくずり落ちたりしないようにワイヤーやバンドで固定する物に分かれると思います。

液晶画面保護ガードの特徴と問題点

まずフィルムタイプは、爪で引っかいたりしても傷がつかない、ベタベタの手で触っても汚れが付かない、フィルム状のためテレビ本体の美観を損ねないという特徴があります。

しかし画面をそれなりに保護はしてくれますが、おもちゃをぶつけたり、手で叩いたり等の衝撃にはあまり役には立ちません。

小さい赤ちゃんのいたずら防止用という方にはおすすめです。

他の効果として、ブルーライトカットやチラつき防止にという使い方もありますが、あくまで念のためフィルムを貼っておこうかな、という程度の物だと思います。

アクリル板をテレビ上部に引っ掛け画面を保護するタイプは、おもちゃなど物をぶつけて画面を傷つけないようにするためにはとても役立ちます。

しかし子供が手で液晶画面触りたくてイタズラする場合には簡単にアクリル板が動いてしまい、気が付いたらアクリル板が液晶とテレビの枠の間に食い込んで、その周りの液晶部分が故障、修理となってしまいます。

そのための防止策として、アクリル板をテレビ上部に引っ掛け、さらにワイヤーやベルトでテレビにしっかりと固定する物が一番安全です。

手でそれなりに激しく触ったり、テレビをゆすってみたり、おもちゃのボールが多少当たった位なら完全にガードしてくれます。

但し、テレビ上部に引っ掛けるだけのタイプの物と合わせて、アクリル板がほぼテレビ全体を覆うため美観を損ねますし、アクリル板に光が反射してテレビが見難くなるという欠点もあります。

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もっと頑丈に液晶画面を保護するために

子供のいたずらが激しく、硬い物や重たいものを画面にぶつけてしまう、かなりの力で叩いてしまう等の場合は、アクリル板のベルト固定式の物に更に工夫をします。

我が家の子供の場合、手でかなり激しく叩いてしまう事があり、テレビの真ん中あたりだとアクリル板がたわんで液晶画面に触れてしまい損傷した事や、アクリル板自体が衝撃で割れてしまう事もありました。

アクリル板を厚くする

これは自分で加工する訳でなく、商品を購入する際にアクリル板の厚みを確認して買うと良いです。

大抵の商品は厚さ1.5~2mm位だと思いますが、私の経験ですとやや薄いかなと思いますので、できれば3mm以上がおすすめです。

アクリル板と液晶画面の間にクッションシールを貼る

厳密に言うと、テレビの液晶画面ではない枠の部分にクッションシールを貼り、液晶とアクリル板の間隔を広げるという事です。

クッションシールというのは、分かりやすい例だと、据え置きの家具の棚の扉を開けた際、壁に直接当たって傷が付かないようにする、ゴム状の小さなシールの事です。

これをする事で、衝撃でアクリル板がたわんでしまっても、液晶画面に触れてしまう事はありません。

クッションシールは意外と硬い

最近の液晶テレビは、ほとんど見た目は液晶画面だけで余分な外枠が無くなってきていますので、外部からの衝撃には弱くなっていると思います。

クッションシールを貼っても、もし子供が激しく叩いたりしたら、その衝撃は直に液晶に伝わり故障の原因になるでしょう。

そのため我が家ではクッションシールでなく、さらに上を行く「衝撃吸収材」を貼ってみました。

衝撃吸収材とは、マットのような物、シール状の物等色々ありますが、「卵を落としても割れない」というような素材の物です。

ネットで探してみると色々な物がありますが、厚さ5mmで好きな大きさにカット出来て、片面が何度でも貼り直しが可能な粘着面になっている物を使用してみたところ、違いは歴然でした。

アクリル板の上から液晶部分を叩いてみると、クッションシールの時はガンガンという感じの音がするのに対し、衝撃吸収材ではポンポンという程度に感じましたので、衝撃はかなり吸収されているのではないでしょうか。

子供自身を傷つかせないために

これまではテレビが壊れないためについて書いてきましたが、逆に人間側が怪我をしないための方法を書いてみます。

アクリル板は硬い

当然ですがアクリル板は固いです。

厚さが薄ければ柔らかく曲がりますが切り口や角はかなり鋭利で、頭や手などを強くぶつければ怪我をしかねません。

怪我防止のためには、いわゆる「赤ちゃんガード」の品々が有効です。

家具のテーブルや棚の角、縁などに貼って赤ちゃんを守るクッション性のあるスポンジのようなアレです。

これらの商品は大抵貼り付ける面に両面シールが付いていますので、アクリル板の危なそうな所、角や切り口に貼り付ければ安心です。

テレビの足元にも一工夫で更に安心

多くの方がテレビをテレビ台等に置くのに、テレビ本体を購入した際に付いてくるスタンドを使用していると思います。

ここでも一工夫加えれば更に安心な2つの要素をお伝えします。

耐震用マットは必須

まずはテレビスタンドの足元、裏側に地震時の転倒防止用マットを貼り付ける事をおすすめします。

これは耐震用としてはもちろん有効なのですが、子供がいたずらをしてテレビ自体を倒さないためにも非常に役立ちます。

最近の液晶テレビは技術の進歩なのか、無駄な部分をなくし軽量化されていますので、ひと昔(といっても6~7年前)の物に比べかなり軽くなっています。

そのため簡単に持ち上げられますし、小さい子供の力でも簡単に動いてしまいます。

耐震用マットの使い方は簡単で、スタンドの足部分、裏側の何箇所に貼り付けるだけ。

これだけでピタッとテレビ台に貼り付き全く動きません。

はがしたい時には、マット接地面(テレビ台との間)に水をたらしてあげれば簡単にはがれます。

この耐震用マットを貼るだけでテレビが倒れる心配はまずありません。

テレビスタンド自体を買い替える

大抵の方はテレビ購入時に付属のスタンドを使いテレビを設置していると思います。

簡単に取り付けられ、無料(厳密に言えば本体価格に含まれますが)ですので、あえて別のスタンドを購入し使用する方は少ないのではないでしょうか。

最近の付属品のスタンドは左右に回転する物は少ないようですが、例えばテレビの片側を押すなどのいたずらをしてしまった場合、その力がもろにスタンド付け根部分にかかり、何度も繰り返す事でスタンド及びスタンドを固定しているテレビの裏側も破損する場合もあります。

それを防ぐため、左右に回転(上下も回転すれば尚良い)するものを購入し取り付ける事で、完全ではありませんが破損する確率はかなり下がると思います。

価格も3000円程度~と高額ではないので、おすすめの一工夫です。

まとめ

液晶画面を保護するアクリル板は多くの種類があり、中にはオーダーメイドする事も出来ます。

板の厚みや縦横のサイズ、光反射防止施工の有無なども出来ますので、一度見積もりをしてもらうのも良いでしょう。

我が家では、4mm厚でテレビの横側もガードできる物をオーダーし、もちろんクッションガードで角という角、全てを覆いその結果、最新薄型テレビの面影は全くありません。

でも新しい物が壊れてしまうよりはましですし、子供も怪我をしないに越したことはありませんので、今では満足というか安心して子供に液晶テレビを見せていられます。

子供いたずらに手を焼いておられる方、特に我が家のように障害を持つ子供がおられるご家庭の方に、少しでも参考になれば幸いです。






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