ペンタブを買うときに注意したいサイズ選び
ペンタブレットは絵を描く人にとって憧れの道具と言えます。
マウスで絵を描いてみたときに現れるガクガクした線を見た人は「ペンタブさえあれば…」と思うものです。
しかしこのペンタブですが、ちゃんと自分が使いたいサイズを買う前に決めておきましょう。
この選択を間違ってしまうと後々後悔することになるかもしれません。
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憧れのペンタブ
ペンタブレットは良いものです。
パソコンでまるでボールペンやシャープペンシルのように絵を描くことができるようになり、その描き味はマウスとは段違いと言えます。
初めてペンタブレットを触った人は少し感動するはずです。
しかしちょこっと高いのが玉に瑕となります。
その価格を見て悩み「うーんどうしようか」と悩んでいる内に時間だけが過ぎていくのです。
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清水の舞台からちょっと降りる
といっても買えない値段ではありません。
小型のものなら数千円から売っているので買えるはずです。
こうしたときに躊躇してしまうのは「用途が判然としない」という事が挙げられるでしょう。
ペンタブを買おうとすると「まあ紙があるし・・・」となって中々買えないわけです。
しかしものは試しということで、とにかく買ってしまいましょう。
「これさえあれば絵が上手くなるはず」と念じるのも良い方法となります。
もし不安があるなら家電量販店の店頭で試してみるのもおすすめです。
しかしその場合は人の目があるので少し恥ずかしい気持ちになるかもしれません。
ついに手に入れた
ペンタブを手に入れたら「おお、凄い」となります。
ペイントソフト上で滑らかな線を描けるだけで楽しく、段々と「へっへ、何か描いてみようかな」となってくるはずです。
最初だからといって扱い辛いわけではなく、ボールペンのような感覚でなかなかの絵を描けるかもしれません。
描線はもちろんのこと、色も使い放題ですし修正し放題なので絵を描く喜びに満ち溢れることでしょう。
こうして「絵をどんどん描いて上手くなるぞ」という気力が湧いてくるのです。
見えない壁に阻まれる
どんな技術でもそうですが、上達した後には見えない壁があるものです。
いくら描いても何をどうしても上手くならないスランプのような状態に陥るかもしれません。
こうしたときに絵を描くことにプレッシャーがかかるようになり、当初の喜びから遠ざかる状態が続くのです。
この時期にアングルやパースといったものに目を向けたり書店の書籍コーナーでポーズ集に目が向くようになるかもしれません。
そして同時に「道具さえ良ければもっと上手くなるはずだ…」というゾーンに入ってしまうのです。
ペンタブがちっちゃいからだ
やがて「ペンタブが小さいから絵が上手くならないんだ」と気づくようになります。
確かにペンタブは紙の上で描くように原寸で腕を動かすわけではなく、小さいものであれば小さく手を動かさなければいけません。
モニターが大きくペンタブの入力範囲がそれより小さいからです。
そこでもっと大きなペンタブが欲しくなります。
数万円です。
買います。
そうです私は買ってしまったのです。
横幅が手の先から肘ぐらいまである大きさのペンタブを買いました。
あれ・・・おかしいな・・・!
でかすぎるのです。
机の上に置いたらキーボードとマウスがぎゅうぎゅうになります。
確かに原寸で書けるぐらい大きいのですが、もう手を動かす範囲が大きくてちょいとした違和感がありました。
ですがさすがに便利と言えば便利で、以前のペンタブよりもスムーズに作業が進む感じがします。
ですが、今ではほぼ使わなくなってしまいました。
とにかくでかいんです。
いちいち取り出すのがおっくうで以前よりもペンタブを使わないようになってしまいました。
自分の机に合ったサイズのペンタブを買おう
大きいことは良いことだ、という言葉がありますがペンタブにおいてそれは当てはまりません。
自分の環境に適したサイズのペンタブを買うことをおすすめします。
取り出し辛い大きさのペンタブはむしろ絵を描くことから遠ざかってしまう原因にもなりかねません。
超特大のペンタブというのは製図に使うようですので、用途もしっかり決めて購入しましょう。
まとめ
ペンタブを買う際にはペンタブだけを見るのではなく、自分の環境を見回して合ったサイズを買うようにしましょう。
ただ「ペンタブさえ大きければ絵が上手くなるはず」という不思議な確信に基づいて特大のペンタブを買うことはおすすめしません。
何より「描きやすく邪魔にならないサイズ」のペンタブこそ至高です。
道具に振り回されないように絵描きライフを送って下さい。