プログラミングスクールの講師はアルバイトの人が多いの?
プログラミングスクールを選ぶ際に気になるポイントの一つとして、やっぱり講師の質がありますよね。
プログラミングだけではありませんが、何かを学ぶ際には誰に学ぶのかということによって理解度や習熟度はぜんぜん違ってきますから。
実際プログラミングスクールでは、どんな人が講師をしているのでしょうか?
アルバイトの人になるのでしょうか?
現役エンジニアが講師というところも多い
プログラミングスクールにもいろいろなところがありますが、よく見られるのは、全員現役のエンジニアだとうたっているところです。
現役のエンジニアの方に教えてもらうことができるというのは、一つの大きな利点ではあります。
というのもやっぱりこうした技術職、しかもIT系の技術職というのは、やっぱり常に最新の情報を仕入れていないといけません。
でも現役のエンジニアではない方が、常に最新の情報を仕入れることができるかというと、それはやっぱり難しい。
常にアンテナを張っていればそれも可能ではありますが、そうして常にアンテナを張っているのはすごく疲れるものです。
現役のエンジニアでもないのに、そうするのは難しい。
だから、現役のエンジニアでないと、ちょっと古い情報を提供されることになることもあるんです。
雇用形態は社員ではないことも多々ある
でも、そうして現役のエンジニアに教えてもらうことができるということが、一つ難点を生むこともあります。
それが雇用形態。
やっぱり、現役のエンジニアとして、普段はプログラミングの業務をしながら、正社員としてプログラミングスクールで講師をしているという方はあまりいないんです。
そもそもエンジニアとして正社員で働いて、空いた時間でプログラミングスクールの講師をしているとか、そもそもエンジニア自体もフリーランスとして行っていて、空いた時間でエンジニアをしているとかいう人が多いんです。
ということはどういうことかというと、講師として正社員であるという方はあまりいないということになるんです。
基本的には、プログラミングスクールの講師の方は、業務委託の方か、あるいはアルバイトの方が多くなってきます。
募集するのも業務委託やアルバイトが多い
それは、実際にプログラミングスクールの講師募集、メンター募集というページを見てみると分かるでしょう。
多くのプログラミングスクールのそうした講師募集のページでは、講師の雇用形態はアルバイトや業務委託になっているものです。
もちろんすべてがすべてそうだというわけではありません。
中には正社員として講師を募集しているところもあります。
でもその数は決して多くはない。
正社員登用ありとされているところは多いですが、それでも基本的な雇用形態はアルバイトか業務委託であることが多々あります。
給料はそれなりに高いことも多い
アルバイトや業務委託という雇用形態だというと、あまりモチベーションが高くないのではないかと思うものですよね。
でも、働く方にしてみれば、雇用形態によってモチベーションが変わることはありません。
モチベーションが変わることがあるとすればそれは、給料が大きく違う場合です。
確かに年収で見ると、アルバイトや業務委託と正社員ではかなり開きが出てきます。
なんといっても正社員にはボーナスがありますから。
でも、普段の生活の中でそのボーナスを意識することはあまりありません。
大体の場合で、月給を意識するものです。
月給自体で考えれば、別に正社員でもアルバイトでもフリーランスでもそこまで変わりはありません。
もちろん週に5日間アルバイトとして講師をしているのと、正社員として講師をしているのでは月給も変わってくることはあります。
その場合は正社員の方が良いものです。
でも、週に2日程度アルバイトとして講師をしているという場合には、もらっている給料には大差はなくなります。
その場合は時給で考えることになりますが、時給で考えると、むしろアルバイトの方が良くなることもあるくらいですから。
フリーランスも同じようなもの。
このように、アルバイトでもフリーランスでも、給料は意外と高く、イコールでモチベーションが低いということもないんです。
どうしても正社員の人に教わりたいなら
講師の質的に考えれば、別に雇用形態が正社員でもフリーランスでもアルバイトでもどれでもあまり関係はありません。
でも、中には何となく、できれば正社員の人に教えてもらいたいとか、どうしても正社員の人に教えてもらいたいという方もいるでしょう。
もしどうしても正社員の人の教わりたいのであれば、講師募集のページで、雇用形態「正社員」の講師だけを募集しているプログラミングスクールに行くと良いですね。
講師募集のページでそうして正社員しか募集していないわけなんですから、基本的にはそこには正社員の講師しかいないか、あるいはそういう正社員の講師がすごく多いということになります。
だから、少なくとも他のところと比べると正社員の講師の人に教えてもらうことができる可能性はかなり高くなります。
採用情報を見ることは意外と大切
このように、いくつかあるプログラミングスクールを見比べる際には、採用情報で見比べてみるのはすごく効果的です。
基本的には労働条件が良い環境で働いている人の方が、より丁寧に教えてくれる可能性は高いですから。
たとえば1日10時間働かされるようなところでは、どうしてもまったく頭が働かない時間が生じてきてしまうものです。
それはモチベーションではどうにもなりません。
シンプルに集中力の限界が来ていることになりますから。
でも労働条件が良ければ、いつも良いパフォーマンスで働いてもらえる可能性は高いです。
だから、そこで働くわけではなく、そこで授業を受けるという立場であっても、労働条件を確認することは大切になるのです。
質の低いアルバイトの講師がいないわけではない
確かに基本的には雇用形態がどうであってもきちんとした給料がもらえていれば、基本的には良い講師に当たる可能性は高いです。
でも中には、あまり質の高くないアルバイトや業務委託の講師もいるものです。
もちろん正社員にもそういう講師がいる可能性もありますが、採用までのプロセスを考えると、正社員の方がそういう講師が少ない可能性が高いです。
経験がすくない人や学生講師になることも全然ある
プログラミングスクールでは、あまり経験がない人や学生が講師になることも全然あります。
つまりその人自体知識がそこまで完璧ではないのに、講師になっているケースがあるんです。
人に何かを教えるという際、確かにその何かを100パーセント極めている人ばかりではありません。
英語教師が全員TOEICで満点かというと、全くそんなことはありません。
半分くらいしかできない人も多いでしょう。
でも、やっぱりできれば満点の人に教わりたいものです。
だから、正社員の講師が多そうなプログラミングスクールに行くというのは、一つのプログラミングスクールの選び方としておすすめできるものではあるんです。
まとめ
基本的にはプログラミングスクールの講師の人は、アルバイトやフリーランスの人が多いけれど、アルバイトだろうがフリーランスだろうがよい労働条件で働いていれば、良い講師である可能性は高いです。
でも、質の低い講師がいないわけではないので、正社員の講師が多そうなところを見極めてそこに行くというのも正解ではある。
それがここでの結論になります。