液晶モニタの画面がちらつくときはどうする? やっておきたい5つの対処法
液晶モニタは、仕事に限らず、趣味などでも幅広く活躍するものですが、使用頻度が高いと、ときには調子が悪くなることもあります。
画面が妙にちらついてしまうと、快適に使うことができず、作業に集中できなくなったりするものです。
そんなときのために、対処法はしっかり押さえておくようにしましょう。
適切な対処方を知っていれば、不具合が起きてもすぐ解決することができます。
接続を確かめる
液晶モニタの画面がちらちらして見にくいときは、まず接触不良を疑ってみましょう。
ケーブルがきちんと接続されていない場合、映像が正しく映らなくなってしまうので、画面のちらつきも起きやすくなります。
接続ができていないために映像が乱れることはよくあるので、この点はしっかり確認しておきましょう。
「間違いなく接続したはず」と思っていても、油断は禁物です。
使っているうちに、最初はきちんとつながっていたはずのケーブルが、いつの間にか緩んでくることもあります。
そのため、接続を確かめずに他のところばかり見ていると、時間を無駄にしてしまう可能性もあるのです。
ケーブルの接続が問題なら、簡単に改善することができるので、見落とさないように注意してください。
外してつなぐ
ケーブルの接触が悪いことで映像がちらつくときは、正しく接続し直すことで、また快適に使えるようになります。
そのために最も確実な方法が、いったん外して、もう一度つなぐことです。
見た目が明らかに緩んだ状態であれば、さらに深く押しこむことで正しく接続できますが、微妙な緩み方をしていると、「特に直す必要はない」と判断してしまうことがあります。
そのような失敗を防ぐためには、見た目に関係なく、必ず外してからつなぎ直すようにしてください。
いったん外してから確実に深く押しこむようにすれば、微妙な緩みがあったときでも安心です。
きちんとつなぎ直した時点で、接続の問題はなくなります。
この方法でよくならないようなときは、別のところが原因となっている可能性が高いということです。
その判断をするためにも、画面がちらついたときは、まず接続を確認してみることをおすすめします。
交換で解決することも
ケーブルを深く押しこんでも解決しないようなときは、別のケーブルを使ってみる方法もあります。
それでちらつきが改善するときは、接続が緩かったのではなく、ケーブルの故障だったということです。
この方法は、新しく別のものを購入しなくても、他の機器に接続しているもので一時的に外してもよいものがあれば、それを利用することができます。
何らかの原因でケーブルが破損する可能性もゼロではないため、可能ならこの点もチェックしておきましょう。
パソコンの再起動
液晶モニタの画面がちらつくときは、モニタではなく、接続しているパソコンの不具合が問題になる場合もあります。
もしそうなら、接続を直したところで問題は解決できません。
そんなときは、再起動を試してみてください。
パソコンを使っていて何か不具合が起きたときは、再起動することで、何事もなかったかのようにけろりと直ったりします。
そのため、液晶モニタではなくパソコンの方に問題があるなら、再起動で簡単に解決することがあるのです。
接続に問題がないにもかかわらず、なぜか画面がちらついてしまうようなら、再起動も忘れずに試してみましょう。
パソコンの放電
接続しているパソコンの問題でちらつきが起きるときは、帯電が影響している可能性もあります。
長く使っているパソコンは、必要のない電気が多量に蓄積されてしまうことがあり、パソコンが不具合を起こす原因になるのです。
余計な電気がたまりすぎると、うまく起動しなかったり、いきなり電源が切れたりすることがあります。
液晶モニタのちらつきも、そうした不具合の中のひとつなのです。
そんなときは、放電を行いましょう。
蓄積された電気で不具合が起きているなら、その電気を減らしてしまえば、問題は解決します。
放電の方法
パソコンの放電といっても、あまり詳しくない人だと、「そんなこと素人でもできるの?」と不安になってしまうものです。
しかし、実際にはそんなに難しい作業ではありません。
デスクトップパソコンの放電を行うときは、シャットダウンしてコンセントを抜き、そのまましばらく放置してください。
だいたい90秒くらいで放電が完了し、たまっていた余分な電気がなくなります。
その状態でもう一度液晶モニタを使ってみて、ちらつきが解消されていれば、成功ということです。
これは、ノートパソコンでも同様です。
ノートパソコンの場合は、シャットダウンしてコンセントを抜き、さらにバッテリーも取り外した状態で約90秒放置してください。
つまり、パソコンを放電させるためには、電気から一定の時間遠ざけておけばよいということです。
それでパソコンの不具合が改善されれば、液晶モニタも正常に映るようになります。
再起動してもよくならないときは、この方法を試してみましょう。
グラフィックボードの切り替え
グラフィックボードとは、映像を液晶モニタに映し出すための重要な部品であり、ここに不具合があると、正常に映らなくなってしまいます。
そのため、パソコンの基盤であるマザーボードと相性の悪いグラフィックボードだと、ちらつきが起こりやすくなってしまうのです。
これは、独立したタイプのグラフィックボードでよく起こります。
通常のパソコンだと、マザーボードに搭載された「オンボードグラフィック」というタイプになりますが、映像編集やゲームで使うパソコンの場合、それとは別に独立したタイプが備わっているものです。
そうした独立タイプのグラフィックボードで不具合が起き、映像がちらつくようになったときは、一時的にオンボードグラフィックの方に切り替えて使ってみてください。
最初からマザーボードに搭載されているオンボードグラフィックなら、相性の悪さで不具合が起きるようなことはありません。
そのため、切り替えたことですんなり映るようになることがあります。
ドライバの再インストール
オンボードグラフィックに切り替えてちらつきが直る場合、独立したグラフィックボードの方は壊れている可能性があります。
しかし、すぐに諦めるのは早計です。
グラフィックボードに不具合が起きるときは、ドライバ壊れていることも多いのです。
もしドライバが悪いのであれば、慌てて買い替える前に、再インストールしてからもう一度試してみてください。
新しい完全なドライバをインストールすれば、不具合が解消され、正常に映ることがあります。
それでもよくならないときは、買い替えを検討していきましょう。
ウイルスの検索
液晶モニタの画面がちらつくときは、何らかのコンピュータウイルスに感染している可能性もあります。
ウイルスの影響でパソコンに不具合が起きれば、液晶モニタの映像も乱れてしまうのです。
そのため、ケーブルの接続や再起動、放電などを試してみても解決しないような場合は、ウイルスの検索も行ってみてください。
悪さをしているウイルスを見つけて除去することができれば、パソコンが正常に動くようになり、不快なちらつきも解消できます。
まとめ
液晶モニタの画面がちらつくときは、単純に見にくいだけでなく、目に負担をかけることにもなります。
やたらとちらつく画面を長く見つめていると、目が疲れてしまい、眼精疲労の症状が出ることもあるのです。
それを防ぐためにも、ここで紹介したような対処法はしっかりチェックしておきましょう。
ちらつきを直すことができれば、目の負担が軽減され、集中を乱されることもなくなります。