どこが違う?液タブとペンタブ(板タブ)の3つの違いとは?

液晶ペンタブレット(液タブ)

あなたは液タブとペンタブ(板タブ)、どちらでイラストを描こうか迷っていませんか?液タブとペンタブ、両方ともデジタルで描けるものであり、とても便利なものです。ですが、その2つの違いが分からないと、どっちを選んだらよいのか迷ってしまいますよね?そこでここでは、液タブとペンタブの違いを分かりやすく解説していきます。

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描くときの感覚の違い

液タブとペンタブ(板タブ)は同じような形をしていますが、使い勝手はかなり違ってきます。液タブには液晶画面があり、その液晶画面に直接描くような感じで描いていきます。一方、ペンタブは、パソコンや液晶ディスプレイなど、別の機器の画面を見ながら専用のペンをペンタブにあて動かすことで描いていくものになります。つまり、液タブは直接的で、ペンタブは間接的に描くようなイメージになります。液タブとペンタブとでは描く感覚が違ってくるため、「デジタルでイラストを描きたい」となった時に適当に選ぶのは良くなく、自分に適したほう、合っているほうを選ぶことが大切です。

描くときの目線が違ってくる

先程も話したように、液タブは液晶画面に直接描いていくような感じになります。液晶画面に線を引けば、液晶画面に線が引かれるといった具合になるので、アナログで描いているのと同じように、目線はペンをあてているところにいきます。液タブの描き方は直接的なことから、アナログと同じような目線になり、描きやすく慣れやすいと言えます。一方、ペンタブの場合、ペンをあてるところはペンタブになりますが、目線はパソコンなどの画面に向きます。つまり、テレビゲームをしている時と同じように、手を動かしているところに目線はいかず、正面のパソコンの画面や液晶ディスプレイに目線がいくことになります。手元のペンタブは見ないで描くことになるので、慣れないと難しく感じてしまいます。テレビゲームならコントローラーのボタンを押すだけですが、ペンタブの場合は画面を見つつ繊細に手を動かしイラストを描くことになるので、慣れるまでには時間がかかることでしょう。

ペンタブは腰に負担がかかりにくい

ペンタブは正面にある画面を見ながら描くことになるので、良い姿勢を維持しやすいといえます。良い姿勢を維持しやすいということは、腰にかかる負担は少なくなるということになります。一方、液タブを使う場合、手元の液タブの画面を見ながら絵を描いていくため、背中が丸まりやすくなります。長時間背中を丸めながら描いていると、当然腰にかかる負担は大きくなります。そのことによって腰を痛めてしまう恐れがあるため、注意が必要です。背中を丸めないように意識しすぎると、作業への集中力が低下し、描きにくさを感じてしまう場合があります。ですから、姿勢が悪くなることで描きにくさを感じてしまう場合は、ペンタブのほうが合っている可能性があります。腰を痛めてしまうと、イラストの制作に支障をきたすので、なるべく腰に負担がかからない姿勢で描くことは大切なことです。

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熱が発生するかしないかの違い

液タブとペンタブには、熱が発生するかしないかの違いもあります。熱が発生すると、ペンで描くときに手が触れるため、熱く感じてしまいます。手が熱く感じることで、描きにくさをも感じてしまいます。では、液タブとペンタブ、どちらが熱が発生するのかというと前者になります。最新のものの多くは熱が軽減されていますが、古いものの中にはとても熱く感じるものがあるため注意が必要です。

特に夏に使うときの液タブは熱い

液タブを使用していると、液晶画面は徐々に熱くなっていきます。夏の暑い日に使用すると、かなり熱くなる場合があり、その熱さによって作業を妨げられてしまう方もいます。では、液晶画面の熱さが気になる場合はどうすれば良いのかというと、手袋をすると良いです。手袋をすることで、直接手が画面に触れることはなくなるため、画面の熱さは感じにくくなります。手袋をすることは、液晶画面の熱さ対策になるだけでなく、手汗対策にもなります。ですから、手から汗がでやすい方にも手袋をすることはおすすめです。

手で絵が隠れるか隠れないかの違い

液タブとペンタブとでは、手で絵が隠れるか隠れないかの違いもあります。自分の手で絵が隠れてしまうと、少し描きにくさを感じてしまう方もいます。では、液タブとペンタブ、どちらが手で絵が隠れてしまう場合があるのかというと、前者になります。

液タブは自分の手で絵が隠れる

液タブを使う場合、液晶画面に直接的に絵を描いていくので、どうしても手で絵が隠れてしまいます。手がある部分だけ隠れるので、たいしことがないような気がしますが、人によっては描きにくく感じてしまいます。ですが、今まで紙に描いていて、手で絵が隠れることが気にならなかった方なら問題ないでしょう。

ペンタブなら間接的に描くため手で隠れることはない

ペンタブを使う場合、実際にペンをあてているところに描かれていくわけではなく、正面のモニターに反映されていくので、手で絵が隠れることはありません。自分の手でペンを動かした感覚と、実際のモニターに描かれる線にズレを感じてしまう人はいます。ですが、手で絵が隠れることはないため、いつでも絵の全体を確認することができ、色などをつけやすくなります。つまり、ズレを感じる可能性はあるが、手で隠れない分、描きやすいのです。手で絵が隠れることがどうしても気になってしまう方は、液タブよりもペンタブのほうが良いでしょう。

まとめ

イラストの描き方をアナログからデジタルに変えようとした時に、PCの他にも液タブかペンタブが必要になります。どちらもアナログにはない便利さがありますが、それぞれ特徴は異なります。そのため、どちらか購入しようと思っている方は、液タブとペンタブの違いを理解し、自分に合っているほうを選ぶことが大切です。