iPadでのペンタブの使い方
iPad3から本格的に筆圧の感知機能が搭載され、それとともにiPad上にイラストやメモを取れる筆圧感知型のペンが販売されるようになりました。
以前からiPad用にイラスト、メモアプリがありましたが、市販されているペン型の入力端子では筆圧の感知はおろか、操作性もあまりよくなく、iPadでのイラスト作成はほぼ無理だと言われていました。
ところが機能の向上もありここ数年で筆圧を感知しながらiPadで本格的なイラストが描けるようになりました。
今回はiPadでペンタブを使って絵を書く方法についてご紹介したいと思います。
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筆圧感知に対応しているのはiPad3以降
ペンタブでiPadに直接絵を描けるといっても、iPad側が筆圧入力に対応していないとせっかくのペンタブも宝の持ち腐れです。
筆圧入力できるiPadはiPad3以降のiPadです。
対応機種はワコムのサイトでも表示されていますのでiPadを購入される際は忘れずにチェックしておきましょう。
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ワコムが販売しているiPad用のペンは2種類
ワコムが販売しているiPad用のペンは2種類あります。
ペンタブと同じ感覚で使用できるIntuos Creative Stylus
まずペンタブの上位機種のintiousシリーズの描き味をそのままペン化したIntuos Creative Stylusです。
専用充電器を兼ね備えており、外出先でもスケッチブックのように気軽に絵を描くことができます。
筆圧対応ソフトを使用すると、筆圧を感知するので、ブラシなどを使っての繊細なタッチも表現可能です。
筆圧の感知度はペンタブのintiousと同等レベルの2048レベル、さらにペンの先も2.9mmとペンタブで使用しているペンとほぼ遜色ない太さを実現しています。
芯素材もゴムタイプとペンタブと同じ素材のポリアセタールで作られたものの2種類ありますのでほとんどペンタブと同じ感覚で使用することができます。
定価は9000円ほどです。
廉価版としてBamboo Stylus fineline 2
同じくワコムが販売しているものがペンタブのエントリー機種であるBambooシリーズの書き味を世襲している、Bamboo Stylus fineline 2です。
こちらのペンも充電式で持ち運びが可能ですし、ペン先もゴムタイプとポリアセタールタイプで交換可能です。
Intuos Creative Stylusとの違いは筆圧レベルだけです。
Bamboo Stylus fineline 2は価格が8000円代とintiousよりも少し安いくらいです。
こちらのペンだけでも絵を描くには十分の機能だと思います。
iPad以外の端末に対応しているペン
上記で紹介したペンはiPadでの動作を前提につくられたペンです。
アンドロイドの機種では今のところ使えないもしくは筆圧が検知しないようです。
またiPadは高価なため買うのにちょっと資金が足りないという人ように一部のアンドロイド対応のタブレットに対応したペンも売られています。
それがワコムのBamboo Smartです。
Bamboo SmartはiPad以外のタブレットに対応
Bamboo SmartはiPad以外のタブレット機器の対応機種用のペンタブです。
電池式ですので持ち運びにも便利です。
価格が5000円なのは筆圧感知機能がないためです。
ですが、独自のエルゴノミクス機能を搭載しており市販されているスタイラスペンなどと比べれば直感的にメモやイラストを描写することができるデバイスです。
マイクロソフトのワンノートやエバノートなどのアプリも対応しているためビジネスにも使える製品です。
まとめ
近年ではiPadの性能が非常に向上しており、Adobeのアプリケーションを使っての本格的なイラスト作成などもできるようになってきています。
筆圧機能に対応している機種は現行のところ数が少なく、企業側が今も開発段階であり、すべての人がスケッチブックのように気軽にタブレットで絵を描くという風になるにはもう少し時間がかかりそうです。
しかしながら、こうした携帯端末でのクリエイティブ面での活用方法は今後、爆発的に拡大する公算がありますので大きく期待していいと思います。
デジタルでのクリエイティブ活動はよりみじかに
また、iPadで絵が描けるようになると、液晶タブレットの価格が下がる可能性もありますのでペンタブ派の人たちにも良い影響があるといえるでしょう。
デジタルでのクリエイティブ活動はよりみじかに、より手軽になりつつあるのは確かでしょう。