SAIのパスツールで絵を更に上達させる方法
お絵描きソフトの中でも1番ソフトウェア的にも軽量で値段も安く、初心者から中級者に優しいのがSAIです。
SAIはでもかなり独特なソフトでもあり、上手に使いこなすのが大変なソフトとも言われています。
そんなSAIの鬼門と言われるパスツールを解説し、初心者や中級者も更に絵を上達出来るように紹介したいと思います。
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SAIにはペン入れ専用レイヤーがある
まずSAIで絵を描くときレイヤーは新規のレイヤーにし、太さの違うペンを使って絵を描いていくのが基本的な動作です。
それでラフ絵を描く人もいます。
その後、主線と呼ばれる線入れの作業をする人がデジタルの中では圧倒的に多いはずですが、その時にかなり便利で楽で綺麗な主線を描けるようになるのがこのペン入れレイヤーなのです。
ペン入れレイヤーをレイヤー画面で選択し、そこからペン入れをしていくと修正から筆先の薄さなど全てがパス管理され、微調整が可能という驚くべきツールなのです。
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ペン入れレイヤーにあるパスツールは何でも出来る
ペン入れレイヤーは普段主線をサラサラと自分で書いている人にとってはあまり必要ないかもしれません。
しかし初心者や主線が歪むのが悩みだという中級者にとってはかなりおすすめなツールです。
ペン入れレイヤーのペン入れという項目を選択、ペンの太さや色を変え、そして一度線を引いていくと、線の中にパスと呼ばれる点が付けられていきます。
その点を軸に、伸ばしたり縮ませたりはもちろん、色をそこだけ変更させたり、筆先を透過や細くさせたりが可能となります。
もちろん丸みを持たせたり、直角に曲げる事も可能で、かなり使い勝手の良いツールです。
主線の色と太さもすぐに変更可能
主線の色を変えるのはマスクをして思いっきり上から塗る。
という人もいますが、主線の太さを変更するのはわりと大変な作業です。
普通ならちょっと疲れてしまいます。
しかしSAIのペン入れレイヤーでパスツール管理した主線なら、パスを全て選択という項目を選択画面から選ぶと全てを範囲選択可能になります。
そうすると主線の細さ太さも、色も均一に変更出来るようになります。
パスツールを上手く使いこなすには
パスツールで管理するのは最初はかなり慣れが必要でもあります。
今までみたいに自分の感性で主線を引いていた人からするとちょっとやりにくいかもしれません。
しかし、最初は微調整から始めてそこをどんどんパス管理をしていくとかなり楽になります。
慣れると曲線を使ってパスを調整しながら主線を描く方が綺麗に描けるようにもなったりします。
絵は1日で上達しませんので、まずは使ってみて慣れるかどうかを体感しないと始まりません。
SAIは主線が綺麗に描けるソフト
パスツールは他のソフトでも使えますが、線に対してかなり使いやすく初心者でも扱えるようにしてくれているのはSAIだけだと思います。
主線だけでなくコピーして髪の毛や、草のふわっとした感じ、更に色んなところにも応用が出来ます。
線の太さを変えて色を変えて形をパス毎に変えられるので、複製したい素材や背景の一部、服の模様作りにも使えます。
洋服だとシワをよせた感じの歪んだ模様もパスツールで管理したら作れてしまいます。
その点も非常に便利で、主線以外にも本当に使い勝手の良いツールになっています。
まとめ
SAIはそのペン入れレイヤーやパスツールで主線を描けるという点がかなり評価されているソフトです。
その点は上級者や絵のプロも愛用しており、主線はSAIじゃないと嫌だという人も沢山います。
SAIはもちろん主線、ペン入れやパスツール以外の部分も評価高いソフトでもあるのですが、他のソフトよりも線にこだわり抜いています。