どのくらいの液晶ならばつけられる?モニタアームの耐荷重の相場はどれくらい?
モニタアームは、ディスプレイを持ち上げてくれるすごく便利なアイテムです。
でも、だからと言ってどんな液晶でも持ち上げることができるかと言われれば、そんなこともありません。
モニタアームには耐荷重があり、それを超えるものは、たとえ取り付けることができてもキープすることは難しいのです。
では、モニタアームの耐荷重の相場はどれくらいなのでしょうか?
10キロくらいまでのものが多い
モニタアームの耐荷重は、本当に商品によってさまざまになります。
だから、限界が6.5キロというものもあれば、10キロを超えるものもいけるというものもあります。
ただ多いのはやはり、10キロ以下の重さのディスプレイしかつけることができないというモニタアームです。
なので相場としては、だいたい10キロくらいまでが限界だと考えておくとよいでしょう。
10キロとはどのくらいか
ただ10キロといわれてもそれがどのくらいのディスプレイなのかわからないものです。
もちろんディスプレイにも軽い重いがあります。
だから薄型の軽いものであれば、10キロくらいでもかなり大きいものまでいける可能性はあります。
対して一般的な液晶モニターの場合には、10キロくらいだとだいたい32インチくらいになります。
なので一般的なモニタアームの限界はだいたいそれくらいだと思っていたほう良いでしょう。
実際にはもっと軽いほうが良い
ただこれはあくまでも耐荷重の限界になります。
だから実際にはもっと軽いほうが良いです。
10キロくらいまでいけるといわれて10キロのディスプレイをつけているとなると、やはり余裕が全然ありません。
余裕がない状態では、やはりどんどんキープできなくなっていっても仕方ありません。
キープできなくなるのは一番避けないとならないことです。
その都度ディスプレイの位置を直さないとならないとなるとすごくストレスがたまります。
そうなっている状態はもはや弱っている状態になりますから、ディスプレイが一気に落ちてしまうような状況になってしまう可能性だって出てきます。
そうなったら大切なディスプレイが壊れてしまうかもしれません。
なので、たとえモニタアームの耐荷重の相場がマックス10キロくらいであったとしても、10キロくらいするディスプレイは使わないのが吉です。
だいたい20インチから25インチくらいにしておくのが一番無難なのです。
価格に比例することが多い
このモニタアームの耐荷重は、価格に比例することが多いです。
モニタアームは、意外と値段の幅が広い商品になります。
もちろん、10万円超えのモニタアームがあるとか、そういうわけではないですが、たとえば2万円くらいのモニタアームもあるのです。
それに対して、2000円台で買うことができるモニタアームだって存在しています。
その価格差は10倍近くなってしまいます。
ただディスプレイをとめておくだけのものなのに、どうしてそれだけ違いがあるのか。
それはやはり、素材や作りが違い、それが安定性や耐荷重の違いを生んでいるからになるのです。
だからもし、30インチくらいの大型の液晶モニタをモニタアームにつけていきたいと思ったら、ある程度高いモニタアームを買うようにしないとなりません。
もちろんコストはかかりますが、その分安定して止めておくことができて、リスクケアにもなりますし、ストレスの軽減にもなります。
コストをかけるだけの価値があることも出てきます。
高いモニタアームは動かす際にもノーストレス
高いモニタアームは、重たいディスプレイをつけることができるわけですから、それだけしっかりとパワーを持って固定していることになります。
それはつまり、ちょっとディスプレイの位置を動かしたいと思ったら、すごく力がいたり、あるいは面倒な手順を踏まないといけないのではないかと想像するものです。
でも、それは違います。
高いモニタアームの場合には、重さで落ちてこないようなしっかりとした固定力と、それを動かす際のなめらかの動きという相反するものを共存させることができているのです。
だから、たとえ重たいディスプレイがついてたいとしても、なめらかにノーストレスで動かすことができます。
それは高いモニタアームならではです。
安いモニタアームの場合は、そもそも重たいディスプレイを止めることができませんし、軽いディスプレイを動かす際にも全然なめらかに動かすことができずにイライラしてしまいます。
そのあたりのことを加味して考えて、高いモニタアームはコスト分の働きくらいはしてくれるといって良いです。
重たいディスプレイをつける機会はあまりない
ただ、実際には重たいディスプレイをつける機会というのは、あまりなかったりします。
モニタアームにディスプレイをつける際には、9割以上の確率でパソコンでの作業をする際のディスプレイをつけることになるでしょう。
まれに、何かの映像を飛ばして長くしておくためにモニタアームとディスプレイをつけることもありますが、ほとんどの場合では自宅などでの作業用になるはずです。
それはつまり、液晶と顔の距離がそんなに離れることはないということになります。
だから、あまり大きすぎるディスプレイを使用していたら、逆に見えづらくて目が痛くなってしまうことがあるのです。
目が痛くなるディスプレイをあえて使用する人はそうそういないでしょう。
なので意外と重たいディスプレイをつける機会はないのです。
顔と机の距離はせいぜい1メートルくらい
ある程度奥行きがあるデスクであっても、顔とディスプレイの距離はせいぜい1メートルくらいになります。
そのくらいの距離の場合には、やはりあまり大きいと目の移動距離がすごく長くなってしまいます。
目の移動距離が長くなればなるほどに、目は疲れていきます。
すごく距離がとれるようなデスクであれば、大型のディスプレイを使うこともあるかもしれませんが、実際にはそんなデスクはあまりありません。
そして何より、そんなデスクを置くことができる家のスペースがあることもあまりないのです。
結果、ディスプレイのサイズはせいぜい25インチくらいになっていきます。
安すぎると20インチ台前半しかつけられなくなる
ただ、だからと言って安いモニタアームで済ませようとすると、20インチ台前半のディスプレイしかつけることができなくなることがあります。
というのも、ディスプレイは意外と重いんです。
25インチくらいのディスプレイであっても、8キロを超えてくることがあります。
8キロを超えてくると、安いモニタアームでは耐えきれなくなります。
先述の通り、安いモニタアームだと耐荷重が6.5キロくらいしかないことがあるのです。
それしかないとなると、やはり20インチ台前半しか止められなくなります。
それも限界に近くなることもあるくらいです。
ある程度の価格のものを買うのがおすすめ
だから、特別大きなディスプレイをつけるというのでなくとも、ある程度の価格のモニタアームを買うようにするのがおすすめです。
そうすれば、ディスプレイの選択肢が比較的に自由になりますし、動かす際にもストレスがたまりませんから。
まとめ
モニタアームの耐荷重は、だいたい10キロ以下くらいが相場になります。
そしてそれは価格に比例する。
高いものであれば10キロを超えてくるものもありますし、そして動きもすごくスムーズになります。
なので、ある程度高いモニタアームを選ぶのがおすすめだというのが、ここでの結論です。
ぜひそういうモニタアームを選んで、高い満足感を得ていってください。