タブレット端末が与える教育界への影響力とその効果を考える
タブレット端末の登場・普及によって情報社会、IT社会はますます発展しています。
それが社会に与える影響は大きいもので、特に教育界に与える影響は大きいものがあります。
様々な工夫を凝らした授業、学習方法が行われています。
そうした授業を「ICT教育」といいます。
ここでは学校教育における「ICT教育」(タブレット)の活用事例などを紹介していきたいと思います。
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目次
ICT教育の歴史
情報化社会、ネット社会の進展は教育界にも多大な影響を及ぼしていきました。
小学校から「コンピュータークラブ」というのがあり、パソコンに触れ合う機会があり、中学からパソコンの授業が開始されました。
更に、高校になるとクラスに一台パソコンが置かれるようになりました。
私自身も妹と共に両親がそれぞれ一台ノートパソコン(Windows98)を買い与えました。
また、中学二年のころから携帯を持つようになりました。
これらは、2000年代前半頃の話ですが、今やこの頃よりもはるかにネット社会は進んでいます。
そうした教育にネット、ITを取り入れることをIT(情報技術)と「I」と「T」の間にCommunication(コミュニケーション)が入りICT(通信教育事業)と言います。
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現在のネットの普及具合
内閣府が平成25年に実施した青少年のインターネット利用環境実態調査によるとスマートフォンの占める割合は、小学生では1割台後半、中学生では約5割、高校生では8割台前半といいます。
また携帯電話・スマートフォンを所有する青少年のうち、小学生の4割台半ば、中学生の8割台前半、高校生の9割台後半がインターネットを利用しており、中高生に至ってはSNSサイト等やチャット等のコミュニケーション、調べもの、ゲーム及び音楽や動画等の利用が増えています。
更に、その約4割が2時間以上平均時間は約107分インターネットを利用しているというデータが出ています。
このように今やネット環境は子供たちの間では当たり前となっており、ネットを切り離す生活と言うのは不可能だと思います。
何より、これからの時代を生きゆく人材を育てようと思えば避けては通れないと思います。
タブレット端末による授業が普及
そうした情報社会が進みゆく中において学校教育の現場において、タブレット端末を活用した授業が普及しており、タブレット端末の登場・普及は授業の学校教育に絶大な効果を発揮しているようです。
タブレット端末について
2010年にSHARPのGALAPAGOS(後のAndroid)、さらにアップルがiPadを発売したことにより、タブレット端末は急速に普及していきました。
それまではネットをする際はパソコンを使用していました。
スマートフォンも同様ですが、タブレット端末の場合はパソコンでネットを閲覧するのと同等の性能を備えているということが魅力で、パソコンの場合はいちいち電源をつけることが面倒でしたが、気軽にネットを使用できるのではるかに利便性が上がり、また持ち運びが便利です。
こうした点から“閲覧”という点においてはパソコンを凌駕しており、更にアプリが次々と作られることによってその可能性も無限に広がっています。
タブレットの教育界に与える影響
学校によってはiPadなどのタブレット端末を全生徒に配布しているところもあります。
スケジュール管理や暗記アプリなどを活用していると言います。
ICT教育を取り入れている教員は「教師と生徒の双方向で授業が行えることで、一人一人の状況を把握できる」と語っています。
一方、生徒は「教材の管理ができるし、何より授業や宿題が楽しい!」という声が多く上がっていると言います。
授業を行う教員からしても、黒板を使わないことで、その時間も効率化が図れることになると言います。
ペーパーレス化の実現
タブレット端末の導入によって、特に効果的と思われるのが、ペーパーレス化の実現だと思います。
社会的にも企業自体が段々と、環境問題、またコスト削減のため、ペーパーレス化を進めている現代にあって、教育現場においても同じことが言えるのではないかと思います。
例えば、教科書やドリル、プリントなどの電子化が進めば、それだけカバンに大量に何かを入れていかなくてよくなります。
更に、プリントなどの書類の管理も大変しやすくなります。
この点においては、社会、企業においても名刺や書類、資料の管理も電子化にすることを目的としており、これによりデスクを整理することができ、出張や外回りが多いサラリーマンにとっても利便性が図れます。
これを子どもという次元に当てはめた場合でも、彼ら彼女らが大人になるころには、更にIT社会、ペーパーレス化が進んでいることが予想されるので、子どもの頃からそうした訓練、教育を受けることは必要なことだと思います。
また、親への伝達などで必要な書類が行き渡りやすくなります。
個人的に面白くなると思うこと
特に個人的には社会、理科などが大変面白くなるのではないかと思うと大変興味深いです。
先ほどの内閣府の調査にあるように、子供たちはすでに機械などに抵抗はありません。
故にはるかに授業・学習面においてスピードと質などといった効率の向上を図ることができます。
また、一人一人の学習の状況を教員が把握できるため、一人一人に目が行き届くことができるという利点があります。
授業・教育の重要な意義と言うのは、「興味を持つこと」であり「学びたい!」と思う気持ちを育みゆくことにあるように思います。
そうした点において、こうしたタブレット端末の活用によって可能になっているのではないかと思います。
また、テスト、プリントなどもICT化が進めば、採点などで時間を取られている、教員の負担も軽減に繋がっていくのではないかとも思います。
実際に子どもたちが楽しく授業を受けている様子を目にします。
中でも、動画など視覚を用いた授業は楽しく取り組める様子があります。
更に、自分たちで調べ、考え、まとめるといったことも行っています。
また、それまでは教師の授業をひたすら聞き、ノートに写すだけでしたが、これらのタブレット端末を利用したICT教育は自分たちから積極的に楽しく授業を受け、学習意欲も明らか向上していると思います。
そうした点でタブレット端末を教育界で活用しゆくことはおすすめだと思います。
タブレットが与える子どもたちのコミュニケーションの輪
特にタブレットなどを活用したICT教育の現場において、教師・生徒間のみならず隣の友達同士でその授業・議題に対して意見を交換している様子が見受けられます。
クラスのお友達と話し合い、何かを調べたり、まとめたりといったこともしており、コミュニケーション・社会性といったことも育むことができます。
ネット社会により今の若者は“コミュニケーション不全”と言われる現代にあって、その突破口をITによって見出すこともできるのではないかと思います。
活用事例
大阪・枚方市にある学校では「今後の社会環境の変化や求められる人材要件などを踏まえ、「教職員全員&新入生全員iPad導入」をやってみようということになりました」という挑戦から2014年にはiPadを生徒たちに配布しています。
授業のみならず、文化祭などの行事やホームルールでも活用しています。
また、ICT教育を積極的に推進してきた佐賀県では学校現場のみならず、インフルエンザ発生時、地震や風水害などの自然災害発生時の対応、不登校や特別支援対象者への対応に活用していると言います。
不登校の生徒たちへの対応に活躍
中でも私は不登校の生徒たちに活用しているという点を注目しています。
3年B組金八先生第5シリーズ(1999年)で不登校の生徒がパソコンのメールを使って教師とのやり取りや教材とのやり取りを行うなどをしていました。
このドラマが放送されたのは1999年のことですから、パソコン自体が学校教育また過程自体に進出し出したころだと思います。
現在ではこのスマホ・タブレットの誕生によって更に、学校教育という場におて「誰も置き去りにしない教育の現場」を構築できるツールであるように思えてなりません。
まとめ
タブレット端末の登場・普及によって教育現場にもたらす影響は絶大だと思います。
今後さらに情報社会が急速に発展していくことを見据えたとき、未来を生きる子どもたちにこうした教育を施すことは素敵なことだと思います。
それを可能にしたタブレットの登場というのは間違いなく社会をよくしていることだと思います。
ともあれ、ICT教育の発展と共に、ますますの人間教育の発展でのびのびと子どもたちの未来を築かれることを願いたいと思います。