プロの添削が受けられることの価値。イラストの通信講座をチェックしよう
イラストを上手く描きたいときにはとにかく描くことが重要ですが、それもどこかで頭打ちになってしまうものです。
何度描いても同じ問題に直面し、それを解決することができないという状況に陥ることがあります。
こうした問題を解決する方法には色々なものがありますが、イラストの通信講座を受けてみると腑に落ちる形で納得できるはずです。
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イラストの通信講座とは
イラストの通信講座というのは字の如く、イラストの技術向上を目的とした講座でインターネット回線を通じて受けることができるものです。
イラストの描き方という講座は様々な施設で行われているものですが、通信講座であれば場所を選びません。
どんな遠隔地からだって講座を受講することが可能です。
特にイラストの講座というのはそれほど盛んに行われているものではなく特定の場所で開かれるものなので、そうした教室からほど遠い方にとってはこれ以上ないほどに利便性の高いサービスといえるでしょう。
地方にお住まいの方であっても受けられるので、教室の場所を目的として引越しをする必要もありません。
通信回線があれば場所に由来する不便さを解消してくれるのです。
双方向性はやや失われる
現実の教室ではイラストを描き、その場で質問をしたり先生に描いたイラストをみてもらったりすることができます。
何の時差も無く、シームレスで全てのことができるため講座にとっては最適な環境といえるでしょう。
一方、通信講座の場合は講座内容によってまちまちです。
映像をみて描くだけのところもあれば、回数制限つきの添削サービスを行っているところもあります。
またインターネット回線を通じて通話してくれるところもあればリアルタイムでイラストを見てくれるところも存在するでしょう。
ただ必ずインターネット回線を挟むことになるため、シームレスに全ての作業が進むという訳ではありません。
通信講座は講座の環境として万能では無いということは事前に覚悟しておく必要があります。
ですがそれも慣れてしまえば良いだけですし、きちんと体勢が整っているところであればむしろデジタルの利点を上手く生かして講座を開いてくれるでしょう。
色々なイラストの通信講座が存在するため、契約を申し込む前にどのような講座の形態なのかしっかりと調べておかねばなりません。
現実に目の前で講座を受ける場合とは異なる点がいくつも存在しますが、それでも遠隔地から講座を受けることができるというメリットは非常に大きいといえるでしょう。
デメリットとメリットを勘案しながら通信講座を受けるかどうか考えてみると良いかもしれません。
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プロに添削してもらえる貴重な機会
イラストの世界にはイラストのみで生計を立てているプロフェッショナルが存在しています。
ですが全ての絵描きがプロになれるかというとそうではなく、むしろほとんどの方は挫折して別の職業で生計を立てているものです。
中には驚くほど美麗なイラストを描くのにアマチュアの方もいます。
プロの道というのは過酷でそう簡単に辿ることはできないのです。
そんな狭き門を潜り抜けてきたプロに自分のイラストをみてもらう貴重な機会がイラストの通信講座となります。
普通に暮らしていてプロのイラストレーターに出会うことはまずありませんが、通信講座ではそんなプロが講座をしてくれるのです。
正にこれは貴重な機会としかいえません。
またプロに添削してもらえるチャンスでもあります。
インターネット上でも有志の方がいわゆる「赤ペン先生」となって添削をしてくれることがありますが、そうした機会は不定期ですし基本的には互いの身元が分からないわけですから何かトラブルが起こればそれまでです。
それよりもやはりプロに確実に添削してもらえる通信講座の方が講座環境としては安定しているといえるでしょう。
プロというのはそれまで折れずにイラストを描いてきた方々です。
イラストを描くということで収入を得て生計を立てているわけですから、そこに費やされている努力は一般人とはまた異なるレベルにあるといえるでしょう。
そんな努力の結晶であるプロから助言を頂ける機会を確実に得る事ができるのがイラストの通信講座なのです。
自己流には壁がある
イラストを描く上でプロの方を指針とすることは良いことです。
特に自己流でイラストを描くことにこだわっている場合は、プロの技術を真似して盗むことを心がけた方が良いかもしれません。
自分だけでイラストを描くということは客観性の乏しい環境になりがちです。
例えば多少デッサンが狂っていたとしても、見慣れている狂いなので気付かないまま描き続けることになるかもしれません。
そのまま絵の細部を描く事が上達していけば独特なデッサンの狂いに気付いたときに修正しようとしてもなかなか難しい作業となるでしょう。
こうした自分のクセというのは商業的には不利になることがあります。
もちろん自分のイラストの持ち味という形に落とし込めればよいのですが、ただ単に雑という評価を受けるかもしれません。
もし自分が何らかの雑誌の編集者だとして、目の前に雑なイラストと丁寧なイラストがあり、どちらかを使わなければならない場合にはやはり丁寧に見えるイラストを使うものです。
自分のクセを確認するためにも誰かの目に触れることは重要といえます。
ではわざわざプロの目に触れさせなくても仲間内やアマチュアの方に見せれば良いかというと、それもプロほどには確実な添削を期待できないかもしれません。
仲間内の基準と言うのは必ずしも世間の基準とは一致しませんし、アマチュアの方に見せてもそれは同じです。
厳しい目で見てくれる方がいれば技術を向上させるきっかけになるかもしれませんが、否定的な意見を自分がそのまま取り入れられるかというとそれも難しい話といえます。
また厳しい意見だからといっていいなりになった結果、完成したものが本当に描きたいイラストだったのか迷うことになるかもしれません。
そうした環境で絵を描くよりはやはりプロに適切なアドバイスをもらった方が良いでしょう。
プロもボランティアで対応してくれているわけではないので、きっちりと取り組んでくれるはずです。
仕事としてきちんと取り組んでくれる
イラストの通信講座において特に環境を支えている点が「お金の介在」です。
講座を開催する側は費用に見合った講座を開かなければ収入を得る事ができるサービスを中止せざるを得ませんし、受講する側は費用に見合ったサービスを受けようと奮闘するようになります。
互いにお金の価値分のサービスの提供と授受を期待しているわけです。
そしてプロにとっては受講料が給料額となるため、決して疎かな対応はできません。
プロの立場に立ってみると、ここで不適切なアドバイスや対応を取れば自分のキャリアを傷つけることになりますし、下手をすればイラストレーターを廃業しなければならなくなる可能性だってあります。
ではどうするかというと、真面目に真摯に受講者のイラストがより上手くなるよう取り組むほかありません。
つまるところ、イラストの通信講座は前提としてきちんと機能する形になっているのです。
講座もプロの収入源
イラストレーターのパイというのは少ないものです。
全てのプロが等しく同じようにイラストレーターとして活躍できるわけではありません。
そのため仕事量は自然と一部のプロに傾くようになるのです。
そこで仕事量の少ないプロはどうするかというと、こうした講座で稼ぐわけです。
もちろん通信講座で活躍しているプロの方々は十分な技術を身につけているプロであって、現在活躍されている方々とひけは取りません。
また教えることが好きな方もいるでしょう。
自分の技術向上を図ろう
イラストの通信講座を活用する上で最も大事にしたい心構えが「自分の技術向上」です。
例えば学校でも「良い成績を取る」ことを目標に掲げる方がいますが、その先には何もありません。
良い成績を生かして「何か」を得るようにしなければならないのです。
イラストを描く場合にもより良い成績をとるために添削通りに描くことだけを考えるのではなく、自分の技術向上についてしっかりと考える必要があります。
現時点の自分に足りない部分を講座で補うという形で考えるとよく身につくはずです。
バランスをとりながら受けよう
イラスト講座というのは得てして回答があるかのように進められますが、本来イラストには回答はありません。
どのようなイラストにもそれぞれ独自の魅力が備わっています。
ですが「明らかな間違い」や「作者の意図していない間違い」というものは存在するので、こうした部分を修正するために講座を受ける意味があるのです。
もちろんプロの方も「絶対的にこうした方が良い」と考えて添削することはないでしょう。
それよりも「この方のイラストの魅力を引き出すにはどうすればよいか」を考えてくれるはずです。
自分の絵の魅力と修正した方が良いところ、という微妙なバランスを取りつつ受講することをおすすめします。
まとめ
イラストの通信講座を受ける意味についてみてきました。
イラストは自分だけで描いていると思わぬ間違いに気付き難いものなので他者に見てもらうことが重要です。
特に通信講座ではプロが添削してくれるサービスも存在するので、的確な修正点やアドバイスが期待できます。
プロに自分のイラストをみてもらえるという貴重な機会でもあるため積極的に利用してみましょう。