ペンタブ『Intuos Pro PTH-660/K0』はコスパが高い?
ペンタブは『板タブ』と『液タブ』があって、板タブは液タブに比べて、値段は安くなっていますが機能も低くなっています。
そのため、お手頃な値段で機能が高くなっているペンタブを探している方は、どちらのタイプを購入したら良いのか悩んでしまうでしょう。
そこで、おすすめしたいのが『Intuos Pro PTH-660/K0』です。
このペンタブは板タブタイプになっているので、お手頃な値段になっていますが、高機能な機種になっているので、詳しく紹介しましょう。
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Intuos Pro PTH-660/K0の注目点
本製品は、数多くある板タブの中でも利用しやすくなっているポイントは4つあって、それが、筆圧レベル・傾き検知・ワイヤレス接続・サイズです。
そこで、板タブでも高機能になっている機種を探している方のために、4つのポイントについて紹介するので、確認してみて下さい。
筆圧レベルの高さ
筆圧レベルは、線や色の太さをコントロールする機能になるので、ペンタブを購入する場合には特に注目しなければいけないポイントです。
しかし板タブは、液タブに比べて機能が低くなっているので、512~1024レベルになっている製品が多くて、機能が優れている機種でも2048レベルの製品が多くなっています。
所が、本製品は板タブなのに、筆圧が8192レベルもあるのです。
これほどの数値は上位機種の液タブでも少ないので、本製品はコスパの高い板タブになっています。
傾き検知
筆圧レベルは数多くのペンタブに搭載しているので、レベルの高さを抜きにすれば、珍しいものではありません。
所が、本製品に搭載されている『傾き検知』という機能を搭載しているペンタブは少ないのです。
この機能は、専用ペンの傾きを検知する機能の事で、専用ペンを傾かせる事によって、濃淡をコントロールできます。
実際に、ペンタブ本体に専用ペンを接する際に、垂直の状態にしておかなければ、上手く反応できない機種があるのです。
そのため、専用ペンの操作性にこだわる方には、傾き検知まで搭載している本製品はおすすめです。
ワイヤレス接続
本製品は『ワイヤレス接続』が可能になっているので、ペンタブとパソコンを併用している時でも、パソコンデスクにコードを設置する必要がありません。
実際に、ペンタブのコードに手を引っ掛けてしまえば、ペンタブ本体を落下させる事がなくても、接続部分が故障してしまう可能性があります。
そのような事を考えれば、パソコンデスクにコードが設置していなければ、作業に集中する事ができます。
適度なサイズ
ワイヤレス接続できる本製品でも、パソコン・キーボード・マウス・ペンタブなどを設置していけば、パソコンデスクが狭く感じてしまいます。
しかし、コンパクトなサイズになっているペンタブを購入してしまえば、専用ペンを引けるエリアが狭くなってしまうので、注意しなければいけません。
所が、本製品は適度な大きさになっていて、幅338×奥行219mmになっているのです。
そのため、パソコンデスクがあまり狭く感じない上に、専用ペンを引きやすい入力エリアを確保しています(パソコンデスクの広さによって違いがあるので注意)。
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効率的に作業できる機能
本製品は、効率良く作業できるように『マルチタッチジェスチャー』や『ショートカットキー』などを利用する事ができます。
しかし、この2つの機能について詳しく知らない方は多いと思うので、どのような役割を果たす機能なのか説明しましょう。
マルチタッチジェスチャー
マルチタッチジェスチャーとは、作品の拡大・縮小・回転などを行える機能の事です。
実際にイラストを拡大できれば、視力が低い方でも利用しやすくなりますし、細密描写が可能です。
実際に、イラストや絵画を製作する際に『神は細部に宿る』という言葉がよく使われます。
この言葉は、人に感動を与えられる作品は、細かい所をしっかりと仕上げているという意味を持ちます。
そのため、観る人に感動を与えたい作品を制作したい方にとって、拡大や縮小を簡単に行えるマルチタッチジェスチャーが搭載されているのは魅力的なポイントです。
そして作品を回転させる事によって、気付きにくかった線の曲がりなどを把握する事も容易です。
ショートカットキー
本製品の本体部分には8個の『エクスプレスキー』が搭載されていて『ショートカットキー』を割り当てる事ができるので、ワンタッチ操作で作業を切り替える事ができます。
もしも、ショートカットキーを割り当てる事ができない板タブを利用していたら、作業を切り替える際には専用ペンからマウスに持ち替えて、専用ソフトのツールをクリックする必要があります。
そのような事をしていたら、手間暇をかけてしまう事になるので、エクスプレスキーを8個も搭載しているのは本製品の大きな魅力です。
注意すべきポイント
本製品は魅力的なポイントが多くありますが、注意すべきポイントもあります。
そこで、どのような所を注意すれば良いのか紹介するので、見ていきましょう。
HDDとSSD
本製品とパソコンを併用する際には、このペンタブに対応可能なOSをパソコンにインストールする必要があります。
そして本製品に対応可能なOSは、Windowsは7(最新のSP適用)以降で、MacはOS X 10.10以降になっています。
ただし、新しいOSをパソコンにインストールしたら、イラストを制作しようとしたら、パソコンの動作が遅くなってしまう事もあるので、注意しなければいけません。
そのような場合には、パソコンの動作が早くなる『SSD』を検討してみる価値があります。
ただし、HDDに比べて、SSDはあまり普及していない事もあって、値段が高くなっているので注意して下さい。
本製品のコスパ
本製品は板タブタイプですが、少し値段が高くなっていて、Amazonでは送料無料で税込価格32,504円になっているのです(2018年5月9日時点)。
実は数多くある板タブの中では、5,000円前後で販売している製品もあります。
それを考えたら、本製品はコスパが悪いように感じてしまうかもしれませんが、筆圧機能の高さや筆圧検知が搭載されている事を考えたら、ここまでの値段になっているのは仕方のない部分です。
本製品のレビュー
本製品は高機能になっていますが、板タブとしては値段が高いほうの機種なので、購入するべきか悩んでしまった方は多いでしょう。
そこで、本製品のレビューを紹介するので、参考にしてみて下さい。
好意的なレビュー
本製品は、筆圧レベルが高くなっている事から、その機能に高さに満足している方がいました。
実際に筆圧レベルが高くなっていれば、極細から極太まで描き分ける事ができるので、短時間で線画を完成させる事ができます。
さらに、本製品を利用してみたら、紙のような描き心地になっていて、満足している方までいました。
そのため、アナログのイラストを描いてきた方でも、短期間で本製品の操作に慣れる可能性は高いです。
否定的なレビュー
本製品を利用している方たちの中には、専用ペンの芯の磨耗が早いように感じてしまう方がいました。
そのため、維持費にお金をかけてしまう可能性は高いので、注意する必要があります。
さらに本製品を利用していたら、ドライバが故障してしまって、コードを抜いたり差したりしなければ、正常に動作しないケースもあったので気を付けて下さい。
まとめ
本製品は筆圧レベルが高くなっている上に、傾き検知まで搭載されているペンタブです。
そのため、板タブの中では値段が高いほうですが、液タブに近い機能を誇っているので、コスパの高い板タブになっています。
ただし、板タブタイプに変わりはないので、デジタルのイラストが映し出されるのはパソコンのディスプレイなので、慣れるまで時間をかける可能性があるので注意して下さい。