ペンタブレットさえあれば絵は上手くなる?

2016年11月18日ペンタブレット(板タブ)

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インターネットでは色々と綺麗な絵を見ることができます。

特に漫画やイラストの絵などはマウスでは再現できない繊細なタッチで描かれているものです。

その多くはペンタブレットを使う事によって描かれていますし、もっと高級な道具である液晶タブレットを使っているかもしれません。

ではこうした道具があれば自分も絵が上手くなるのでしょうか。

今回はそのあたりを考えていきましょう。

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ペンタブレットとマウス

マウスとの違い

マウスで絵を描く場合は思うようにいかないものです。

ガクガクした線やおぼつかない手元にストレスさえ溜まるかもしれません。

マウスはあくまでパソコンの操作用に開発されたデバイスであって、かならずしも絵を描くものとしては作られていないのです。

確かに絵を描くことは可能ではありますが、適した道具とは言えません。

この操作感はペンタブレットと比較すると雲泥の差と言えるでしょう。

ペンタブレットを使う場合は本当のペンとほぼ同じ感覚で絵を描けます。

そのためマウスを使う場合よりも、より自分の描きたい絵を描くことができるため、デジタル絵の画力は向上するはずです。

あっても不便ではない

画法には色々なものがありますが、必ずしもペンタブレットが有利とは言えないものもあります。

例えば点描画ならマウスでも十分に描く事が可能です。

1つ1つ点をうちながら描いていく画法なので、エディタを開いて拡大しながら作業をすればマウスでも十分に対応できるでしょう。

実際に昔のゲームで主に使われていたドット絵はある種の点描画と言うことができ、当時もマウスで描かれていました。

ただこの場合、ペンタブレットだと不便かというとそういうわけでもありません。

例えばペンタブレットで下書きをして、それを元にしてドット絵を仕上げていくという方法もあるからです。

さらに実際にドットをうつのもペンタブレットでできます。

点描画を描く場合、必ずしもペンタブレットは必要ではありませんが、あっても不便にはなりません。

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ペンタブレットは簡単で便利

アナログ以上の利便性

絵を描く場合に最も最適な状況というのはアナログの環境です。

自分が描きたい線に沿ってそのまま線を引くことができますし、自分の塗りたい色を調合し塗りたい場所に塗れます。

こうした環境をデジタルにも求めるならペンタブレットは必須です。

そこにデジタルとアナログの差は少なく、思い通りに描く事ができるでしょう。

また、対応するソフトによってはペンの種類を変更したり色も自由に設定できます。

アナログと同じ操作感のままで表現の幅を大きく広げることができるでしょう。

作品を発表する場が増える

もし絵で人と交流したり将来活躍しようと考えているのなら、ペンタブレットは必要かもしれません。

デジタル絵はSNSと相性が良く、簡単な絵であれば直ぐにアップロードすることができます。

また、自分のサイトをもってポートフォリオ(作品集)を展示するのも良いでしょう。

さらに絵チャットというリアルタイムにオンラインで複数人によるお絵かきもすることができます。

これらはマウスでも可能ですが、作品を量産したりより見栄えの良いものを簡単に作りたい場合、ペンタブレットの利便性は高いです。

ペンタブレットを手に入れる際の注意点

あくまでアナログの再現

実のところ、ペンタブレットを手に入れた瞬間に画力が上昇するわけではありません。

あくまでペンタブレットはアナログの画力をデジタルで再現する環境でしかないのです。

そのため、元々の画力をデジタルで再現できるに過ぎません。

画力の向上は自分自身にかかっているので、画力を求めるならアナログ絵で練習する方が良いでしょう。

そうして十分な実力をつけてからペンタブレットの導入を考えるのも遅くありません。

特にペンタブレットには高級なものもあるため出費は大きくなります。

とにかく基本的にはアナログの画力が基礎となることは間違い無いのです。

モチベーションは上がるかも

新しい道具を手に入れたときというのはワクワクするものです。

使ってみたいという気持ちが沸き起こるでしょう。

そういった意味で、ペンタブレットを導入するのも1つの方法です。

絵を描く気持ちが薄れている場合「ペンタブレットがあったら描く気になるかも」という予感がするなら買ってみても良いでしょう。

その際には数千円台の小さめのペンタブを購入することをおすすめします。

いきなり数万円のペンタブレットを購入して使いこなせなかったら反動でさらに描く気が無くなるかもしれません。

しっくりくるソフトを探そう

ペンタブレットを活用するにはドローイングソフトが必要です。

別名お絵かきソフトとも呼ばれるものですが、この性能はピンキリです。

例えばペンタブレットには筆圧感知という機能がありますが、これに対応しているものとしていないものでは表現力に差がつきます。

筆圧感知機能が搭載されたペンタブレットとソフトを使えば、筆圧に応じてインクが広がったり狭まったりするので思い通りに絵を描けるようになるはずです。

ドローイングソフトには有料のものや無料のものがありますが、まずは無料のものを触ってみると良いでしょう。

無料とは思えないほど機能が豊富なものもたくさんあります。

もし有料のものを使おうと考えているなら、店頭で試供品を試したりデモ版をダウンロードして使ってみましょう。

実際に触れることでその金額の価値があるかどうかを判断できるようになります。

もし自分の感性にしっくりくるソフトが見つかったなら、良い気分で絵を描く事ができるようになるでしょう。

ペンタブレットの運用方法

置き場所は大事

ペンタブレットは操作スペースを必要とします。

その大きさはペンタブレットの大きさに比例するため、基本的にはマウスより広いと考えた方が良いかもしれません。

ペンタブレットは大きければ大きいほど取扱いが面倒になります。

大きい場合、キーボードとマウスなどをどかしてから設置する必要があり、整理していないと使いにくい道具となるでしょう。

それはやがて絵を描く機会の喪失に繋がってしまうので、できるだけ配置には気をつける方がベターです。

書き味を大切にするなら

ペンタブレットの土台というのは基本的にツルツルしています。

描き始めたときには紙とことなるその質感に違和感を感じるかもしれません。

こうしたときの改善法としてメジャーな方法は、ペンタブレットに紙を貼り付けてしまうというものです。

少しざらざらした親しみのある質感を保ったまま絵を描くことができるようになります。

ちょっとしたメモを書き入れることもできますし、汚れたらまた変えることができるため安い保護シートの役割も果たすでしょう。

書き味がしっくりこないときには試しに紙を貼り付けてみるのは良い方法です。

実は芯も減っていく

鉛筆は書いていくと芯が磨り減りますが、それはペンタブレットも同じです。

ペンタブレットの芯にはプラスチックのような素材が使われていて通常は磨り減らないはずなのですが、描くことは摩擦を与えることと同義となります。

長い時間摩擦による力が加えられることで段々とペンタブレットの芯も消耗していくのです。

そのためペン自体を買い換える羽目になるかもしれません。

ただ変え芯のシステムを導入しているペンタブレットの場合は、芯を付け替えるだけで済みます。

まとめ

ペンタブレットの必要性と注意点について見てきました。

この道具は絵を描く上で確かに便利で、特に絵を描いて人と交流したり発表したい場合に親和性があります。

もちろんデジタル絵を描きたい場合には最適な道具と言えるでしょう。

あくまでアナログ絵をデジタルで再現するための道具なので画力はアナログ絵に準拠します。

ただモチベーションの向上に繋がるかもしれないので、興味があるなら安めのものを手に入れてみると良いでしょう。






2016年11月18日ペンタブレット(板タブ)