ペンタブレットの芯の代用品を探してみた!
最近ペンタブレットを使用している方が増えてきたように感じます。
特にイラスト、フォトレタッチなど、グラフィック系の作業をするのにペンタブレットは非常に便利なデバイスです。
しかし、ヘビーユーザーになればなるほど悩まされるのが芯の消耗。
純正の替芯の値段の高さに驚いた人もいるのではないでしょうか。
そこで、他の物で替芯の代用ができないか試した体験をお教えします。
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純正の替芯は高い!
ペンタブレットの最大手といえばワコムだと思います。
筆者が使用しているのはIntuosDrawという一般モデルで、これに付属しているペンにはプラスティック製の芯が入っています。
外してみればわかるのですが、本当にただのプラスティックの「棒」です。
使っているとペン先がどんどん削れて減ってきます。
描きにくくなるので定期的に交換が必要なのですが、ワコムの純正品がとても高いのが悩みです。
3cm程度の替え芯が5本と、古い芯を抜くためのピンセットのようなものが入って1000円程度します。
たいした値段ではないような気もしますが、なにしろ現物はただの「棒」。
少し不当な値段な気がしてしまうのは私だけなのでしょうか。
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模型用のプラ棒を試してみました!
代用品その1として試してみたのが、模型店や画材店などで売っている模型用のプラ棒です。
これには角型と丸型がありますので、純正芯の形状に近い丸型を選択します。
ここでネックとなるのが太さです。
純正芯の太さは1.8mmなのですが、市販のプラ棒は1.5mmまたは2.0mmが一番近いサイズになります。
太い方を買って削る方法も考えられますが、私は1.5mmを購入して、足りない太さをテープを巻くことで補うことにしました。
まずはプラ棒を純正芯と同じ長さにカットし、片側にセロテープを均一に巻いていきます。
時々ペンに差して確認しながら、ぐらつかない程度にテープを貼ったら完成です。
結果:使用感は問題ないが、抜き差しが不安
プラ棒の芯を入れたペンでペンタブを使用してみました。
描き味としては同じプラスティックで素材も似ているため、遜色ないように思いましたが、ペン先は描きやすいように斜めにカットしておいたほうがいいかもしれません。
さらに、テープを巻いた部分をペンに挿入するので、抜き差しの際はがれたテープが内部に詰まってしまうことがないか少し不安になりました。
綿棒の軸を試してみました!
代用品その2として、綿棒の軸を試してみました。
耳掃除などに使う、あのおなじみの綿棒です。
たまたま家に普通サイズの綿棒と、ベビー用の細い綿棒がありましたのでそれぞれで比べてみることにしました。
綿球の部分をカットし、長さも純正芯と同じにカットしてペンに入れてみます。
結果:太さ、硬さともに不満
普通サイズの綿棒はそもそもペンタブのペンには入りませんでした。
ベビー用の綿棒はペンに入りましたがやや細く、プラ棒と同様テープで太さを出しました。
これでぐらつきはなくなりましたが、綿棒の軸は紙製のため、純正芯やプラ棒に比べ強度に欠けます。
筆圧の高い人ならすぐに曲がってしまうかもしれません。
今回は自宅にあった材料を使ったので、このような結果になったのですが、ネット上での意見では「無印良品」の綿棒が最適、という意見も見かけました。
いつかチャンスがあったら試してみる価値はあるかもしれません。
巷にはこんなツワモノも!
私がネットで情報収集していると、中には1.7mmのスパゲティを差してみた方もいました。
さすがに恐ろしくて試してはみませんでしたが、サイズ的には合いそうですね。
ただ描いているとペンタブの上が粉っぽくなりそうな気がします。
まとめ
今回二つの代用品を試してみた結果、どちらも価格以外は純正品にやや劣る使用感だったのは残念でした。
さらに、使用中の破損の可能性も考えると、これらで代用することは取り返しのつかない結果を招きかねません。
保証はいたしかねますので、マネをなさらないようにお願いいたします。
実は、最近純正ではありませんがステンレス製の替え芯が販売されているのを発見しました。
お値段は純正芯よりお高くなりますが、半永久的に使用できそうなので次回替え芯購入を検討する際には試してみようと考えています。