ペンタブ選びはここをチェック!初心者が注目すべき4つのポイント
ペンタブは、パソコンで絵を描くためには便利なアイテムです。
しかし、意外と種類が多く、初心者が始める際は、かなり迷ってしまうこともあります。
ペンタブは、自分に合ったものを選ばなければ損をすることもあるので、適当に決めるのは避けたいところです。
そこで、ペンタブを選ぶときの注目ポイントを紹介しましょう。
ポイントを押さえて選べば、初心者でも失敗することはありません。
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目的で選ぼう
ペンタブ選びでは、最初に目的をはっきりさせておきましょう。
目的が曖昧だと、選ぶときの基準がないため、多くの商品から絞り込むのは困難です。
自分が何をしたいのか明確であれば、それに合わせて、適切な機能をもったペンタブを探すことができます。
軽くイラストを描きたい場合
ペンタブを使う場合、それほど本格的なものではなく、落書き程度のちょっとしたイラストを描きたいこともあります。
それが主な目的であるなら、あまり悩む必要はありません。
軽く使うだけなら、基本的なことさえできれば十分です。
そのため、特別な機能なども必要ないので、自由に選んだとしても、失敗することはないでしょう。
むしろ、あまり専門的な機能が備わっていない方が、使いやすくてよいかもしれません。
漫画やイラストを本格的に描きたい場合
ペンタブを使って、本格的な漫画やイラストに取り組みたい人は、それに特化した商品を選ぶべきです。
本格的に使うならペイントソフトは必須なので、なるべく付属しているものを選ぶようにしましょう。
最初からソフトが付属しているものを探すなら、国内メーカーの商品がおすすめです。
海外メーカーのものは、基本的にペイントソフトが付属していないので、本格的なイラストを描くためには、別にソフトを購入する必要があります。
絵画のような絵を描きたい場合
ペンタブを使って描けるものは、漫画のようなイラストだけではありません。
よりリアルなタッチの、絵画のような作品を制作することもできるのです。
そのためには、水彩画や油絵のタッチを再現できるペイントソフトが必要なので、適したソフトが付属した商品を選ぶようにしましょう。
また、リアルな絵を描くには、傾き検知機能があることも重要となります。
傾き検知ができれば、繊細な作業が可能になるので、リアルな絵を描くには最適です。
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サイズで選ぼう
ペンタブのサイズには、3つの種類があります。
それぞれに特徴があるので、目的や用途に合わせて、適切なものを選ぶようにしましょう。
また、その際は、モニターのサイズも確認しておくことが大切です。
ペンタブとモニターのサイズが違いすぎると、使いづらくなってしまいます。
初心者なら、なるべく近いサイズを選んでおきましょう。
Sサイズ
B5よりも少し小さく、ハガキに近いサイズです。
ペンタブのサイズでは最小であり、持ち運びしやすく、場所をとらないことがメリットになります。
また、少し手を動かすだけで、モニターのカーソルが大きく動くのも特徴です。
これにより、少ない動きでの作業が可能になります。
主に手首を動かすだけで絵を描けるので、あまり手が疲れません。
Mサイズ
Sサイズより一回り大きく、A4くらいのサイズです。
そのため、Sサイズほどペンとカーソルの差が大きくなく、より手の動きに合わせた作業が可能になります。
入力範囲のサイズも大きいので、こまかい作業をするには最適です。
また、手が大きい人は、Sサイズだと小さすぎて不便なこともありますが、Mサイズなら問題なく使えるでしょう。
Lサイズ
A3よりも大きく、ペンタブでは最大のサイズです。
Lサイズはかなり大きいので、手首だけでなく、腕全体を振って描くことになります。
そのため、水彩画や油絵など、絵画を描きたいときは、とても便利なサイズといえるでしょう。
Mサイズよりも、さらに繊細な作業ができるため、リアルな絵を描きたいなら、ぜひおすすめです。
メーカーで選ぼう
ペンタブは、メーカーで選ぶという方法もあります。
メーカーの数は、それほど多くはないですが、どこを選ぶかで使い勝手も違うので、よく検討してみましょう。
なるべく費用を抑えるなら
ペンタブを販売している主なメーカーは、「Wacom」「HUION」「XP-PEN」などです。
このうち、なるべく費用を抑えたいなら、HUIONやXP-PENのペンタブを選びましょう。
どちらも海外のメーカーであり、かなり安価で購入することができます。
ただし、安さの理由は、付属ソフトや機能などをつけず、シンプルにしていることです。
傾き検知機能やペイントソフトなどはないので、目的によっては不向きな場合もあります。
特に、本格的な漫画やイラスト、絵画などを描きたい場合には、あまりおすすめできません。
もし使うなら、付属しているものが何なのか、よく確認してください。
足りないものがあれば、別に購入することで解決できる場合もあります。
最もおすすめなのはWacom
値段をそれほど気にしないなら、国内メーカーのWacomがおすすめです。
Wacomのペンタブは完成度が高く、動作も安定してるので、とても使いやすいのが特徴です。
また、ペイントソフトも付属しており、傾き検知などの便利な機能もしっかり備わっています。
そのため、高いことに目をつぶれば、初心者にもおすすめのメーカーといえます。
ユーザーもかなり多く、世界シェアは80%以上にもなるので、わからないことを調べれば簡単に解決策が見つかるのも、メリットのひとつです。
筆圧レベルで選ぼう
ペンタブには、筆圧レベルというものがあります。
これは、ペンの読み取り性能を表すもので、製品情報に表記されています。
筆圧レベルが高いか低いかで、作業のしやすさが変わってくるので、選ぶ際はよく確認しましょう。
レベルが高いと細かい作業ができる
筆圧レベルは、高ければ高いほど、繊細な作業が可能になります。
読み取り性能がよいと、線の微妙な強弱などがつけやいのです。
昔のペンタブは512という低いレベルの商品もありましたが、現在は1024が一般的です。
1024なら、軽くイラストを楽しむには、十分な筆圧レベルといえます。
ただし、本格的な漫画やイラスト、絵画などを描く場合には、さらに高い2048が最適です。
2048の筆圧レベルだと、かなり細かい作業が可能であり、表現も豊かになります。
海外メーカーは筆圧レベルが高い
筆圧レベルの高さを優先して選ぶならば、海外メーカーのペンタブがおすすめです。
HUIONやXP-PENは、どれも筆圧レベルが2048なので、なめらかな線による繊細な表現をすることができます。
そのため、高い筆圧レベルを求めるなら、海外メーカーのペンタブにしておけば、まず間違いはないでしょう。
ただし、先述のように、海外メーカーは付属ソフトや機能が足りないことも多いので、購入の際はよく確認してください。
また、最近は8192のペンタブも登場しており、こちらはWacomにもありますが、値段の高さはネックになります。
よほど高度な作業をするのでもなければ、安価で筆圧レベルが高い海外メーカーがよいでしょう。
2048でも、かなり反応がよいので、本格的な作業には十分な働きをしてくれます。
まとめ
一口にペンタブといっても、メーカーやサイズ、筆圧レベルなど、重要なポイントはいくつもあります。
それらの中から絞り込んで決めるには、やはり目的をはっきりさせることが大切です。
自分の目的と照らし合わせて考えれば、優先すべきポイントが自然とわかるようになります。
それを参考にして、ぴったりなペンタブを見極めましょう。