マルチモニタはモニタアームで!ポイントとおすすめの商品
マルチモニタ環境を構築するには、モニタアームが欠かせません。
モニタアームは、モニタの位置を机に固定せず、自由に決めることができるので、複数のモニタを並べるには最適のアイテムなのです。
ただし、マルチモニタには、それに適したモニタアームが必要であり、注意点もいくつかあります。
では、モニタアームでマルチモニタ環境をつくる際のポイントを、詳しく説明していきましょう。
マルチモニタとは
マルチモニタのメリット
モニタの数は、普通ならひとつでも事足りるものですが、さまざまな作業を行うためには、複数あった方が便利な場合もあります。
例えば、ページをいくつも開いておく必要があったり、複数のソフトを使うような場合には、複数のモニタがあると、とても便利です。
ひとつでも不可能というわけではありませんが、ページやソフトの表示が重なったりすると、画面上でそれを入れ替えなければなりません。
これは、スムーズな作業の妨げになることも多く、煩わしさを感じてしまうものです。
ときには、入れ替えの途中で操作ミスが起こり、必要なページを閉じてしまったりもします。
しかし、モニタが複数あるなら、別々の画面に分けて表示することができるため、そうした事態を回避することができます。
余計な手間やストレスがなくなれば、複雑な作業もスムーズに進めることができるでしょう。
モニタアームがあると便利
マルチモニタには、机にモニタをふたつ置くだけの簡単な方法もあります。
それだけでも、複雑な作業をするには、ひとつの画面より格段にスムーズになりますが、どうしても場所をとってしまいます。
また、机が狭かったりすると、スペースが足りず、できないこともあるでしょう。
しかし、モニタアームを使うと、モニタの配置がより自由になり、狭いスペースでもマルチモニタが可能になります。
モニタアームは、モニタを横に並べるだけでなく、縦に並べることもできるのです。
それならば、モニタ1台分のスペースでも、複数の画面で作業ができます。
また、モニタアームは、細かい調節ができることも特徴のひとつです。
そのため、取りつけたモニタの角度を変えて、自分が見やすいようにセッティングすることができます。
このように、モニタアームがあると、マルチモニタ環境の自由度が、ぐんと高くなります。
マルチモニタを検討しているなら、ぜひモニタアームを導入してみましょう。
どんなモニタアームがよいのか?
横並びタイプ
アームが横に並んでおり、左右に並べて設置できるタイプのモニタアームです。
先述のように、単純にふたつのモニタを置くだけだと、その分だけ狭くなるのは避けられませんが、このモニタアームを使うと、机のスペースを圧迫する心配はありません。
角度も調節できるので、モニタ同士をくっつけるのも離すのも、自由自在です。
縦並びタイプ
モニタを上下に配置し、縦並びにするためのモニタアームです。
狭い場所でマルチモニタ環境を構築するなら、このタイプを選んでおけば、すっきりとモニタを設置できます。
縦並びは、上下の視線移動が疲れそうなイメージもありますが、高さを調節すれば、そうしたストレスは感じにくくなります。
軸の数が多いもの
モニタアームで細かい調節をするためには、軸の数が重要になります。
軸の数が多いと、それだけ可動域が広がり、より細かい調節が可能になるのです。
そのため、マルチモニタを構築するなら、4軸のモニタアームを選ぶようにしましょう。
他に、2軸や3軸の製品もありますが、最も細かい動きに対応できるのは、4軸になります。
それなら、微妙な調節も十分に可能となるので、自分に合わせた使い方をするには、最適なのです。
注意点
重量を確認しよう
モニタアームは、製品によって最大耐荷重が決まっています。
それをオーバーしてしまうと、モニタを支えられなかったり、アームが動かなくなったりするので、選ぶ際はよく確認することをおすすめします。
これは、普通にひとつのモニタを取りつける際にも注意すべき値ですが、マルチモニタでは複数のモニタを支えなければならないので、より重要になります。
また、最低耐荷重も表記されている場合は、そちらもチェックしておきましょう。
軽い分には問題ないようにも思えますが、あまり軽すぎるものは、アームに負けて上に傾いてしまうことがあります。
補強プレートを使おう
複数のモニタを設置するとなれば、全体の重さはかなり増えてしまいます。
そのため、設置の際は、アームだけでなく、固定の仕方にも気をつけなければなりません。
モニタアームの設置方法で最も多いのは、固定具で挟むタイプのクランプ式ですが、複数のモニタを取りつけた場合、挟んだ机に大きな負荷がかかります。
しかも、取りつけた場所だけに負荷が集中することになるので、そのままにしておくと、机が歪んでしまうこともあるのです。
これを避けるには、補強プレートを活用するのがおすすめです。
補強プレートを固定具に挟むと、接地面積を広げることができるので、大きな負荷が一部分にだけ集中する心配はありません。
そのため、補強プレートは、マルチモニタの構築では重要なアイテムなのです。
モニタアームを購入する際は、忘れずにチェックしておきましょう。
マルチモニタに最適な製品
グリーンハウス 液晶モニターアーム GH-AMCB1-H
横並びタイプのモニタアームで、4軸になっているため、細かい調節をするには最適です。
左右の移動だけでなく、前後に移動させたり、回転させることもできます。
そのため、モニタの片方を横に設置し、もう片方は縦にすることも可能です。
モニタを縦向きにすると、省スペースになるだけでなく、表示される情報量も増えるので、たくさんの情報をひと目で把握したいような場合には、ぜひ試してみてください。
サンワダイレクト 液晶モニターアーム 100-LA031
1本のポールにふたつのアームがあり、上下にモニタを並べることができます。
しかもレバー式なので、いちいち工具などを使う必要がなく、少しでも位置が気になったら、すぐに調節することができるのです。
また、角度を自由に変えることができるので、ただ縦に並べるのではなく、それをさらに調節することもできます。
普通に並べるだけでは見にくいこともありますが、上だけ角度を変えて下向きにしておけば、だいぶ見やすくなるでしょう。
さらに、ケーブルをポールの中に収納することができるので、コンパクトにまとめて場所を確保するには、とても便利です。
エルゴトロン LX デスクマウントアーム 45-248-026
この製品の特長は、縦と横のどちらにもモニタを並べられることです。
そのため、状況によって縦と横を使い分けることも可能であり、より幅広い使い方ができます。
縦と横のどちらにするか迷っている場合でも、これを買っておけば両方に対応できるでしょう。
また、止めたいところでピタリと止まる、動きのよさもメリットのひとつです。
移動させるときは滑らかに動き、止めておきたいときはしっかり止まってくれるので、より細やかな調節をすることができます。
まとめ
マルチモニタは、ひとつではゴチャゴチャしがちなモニタの画面を、きれいに整理することができます。
表示するものを分けておけば見やすくなり、複雑な作業もスムーズに行うことができるでしょう。
そのためには、ぜひモニタアームを導入してみてください。
細かく調節して使えば、自分にぴったりの環境をつくることができます。