声優養成所や専門学校に行かないで声優になることはできる?

声優の専門学校

声優になる方の多くは、声優の養成所や専門学校を経てから声優の事務所に所属することになります。

しかし、声優になるための道は本当にそれしかないのでしょうか?

もし他にも声優になることができる道があるのであれば、その道も知っておきたいところ。

そこでここでは、声優の養成所や専門学校を経ないでも声優になることはできるのか、見ていきます。

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9割は養成所か専門学校を経ている

まず基本的なところから見ていくと、9割程度の声優さんは、声優の養成所や専門学校を卒業しているということになります。

声優の養成所や専門学校を経ている人が多くなる理由は、やはり声優事務所の特殊性にあります。

声優事務所に入るにはオーディションが必要です。

それは、別に他の芸能事務所と変わりありません。

だれでも入ることができるわけではないんです。

ただ、声優事務所の場合には、そのオーディションがあまり大々的に行われたりはしません。

していることもありますが、だいたいの場合は、そもそもの養成所に入るための試験だったりするのです。

事務所所属のための試験を一般の人が受けれることはあまり多くはありません。

よりたくさん受けることができるとしたら、声優の専門学校を出た場合になります。

その場合にはその人たち向けのオーディションが開かれることも多い。

だから、ほとんどの場合で養成所や専門学校を経ることになります。

そのうちの多くは養成所に行く

そして養成所や専門学校を経て声優になる人も、そのうちの多くは養成所に行くことになります。

声優の専門学校を出て、そこから直接事務所所属になるという例は、ほとんどないんです。

そうではなく、そこからさらに養成所に入ることが多い。

結果、ほとんどが養成所を経ることになるんです。

それが今の声優業界です。

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オーディションで直接キャラクターを得る例もある

キャラクターのオーディションを勝ち取ることで声優になれるということもありました。

アニメ業界では、まれに広く何らかの作品の主要キャラクターの声優を一般公募することがあります。

それに応募して、それを勝ち取るようにするんです。

それを勝ち取ることができれば、いきなり声優としてデビューすることができますよね。

そしてそれをきっかけとしてそのまま声優事務所に所属できるようになったりするんです。

もちろんこうして声優になることができる人は、本当に一握りです。

そもそも声優専門学校から声優養成所に行っても、声優になれるとは限りません。

そこから声優になることができる人だって、十分一握り。

しかしこの場合、それよりもかなり厳しい倍率になるんです。

だから、最初からこういうやり方で声優を目指すというのはおすすめできません。

オーディションは力試しのつもりで

ではこうしたオーディションはどういうつもりで受ければいいのか。

もちろん声優になることを目指して受けるのは間違いないですが、ただこれをあてにするのはよくないのです。

やはり高倍率になりますし、そもそも自分が声優を目指している間にそれが本当にあるかどうかもわかりません。

たしかにこうしたオーディションが開かれることはありますが、それは必ずしも毎年1回開かれるという約束があるわけではないんです。

だから、3年4年くらいまっても一件もそういうオーディションがないこともあります。

特に今の時代は、別に集める側が人を集めようとしなくても、声優になりたいという人は腐るほどいます。

だからあえてオーディションなどは広く行わないこともあるんです。

それなのにこれをあてにしていたら、人生を棒に振ってしまうことも出てくるでしょう。

なのでこれはおすすめできないんです。

所属オーディションで入れることも

ほとんどが声優の養成所か専門学校を経て声優になるわけですが、専門学校も養成所にもいかないで声優になるという例もあります。

それはやはり先に挙げてきたような、所属オーディションを経て声優になるという例です。

たしかに決してたくさんのところで一般に向けて行われているわけではないですが、有名な事務所であっても広くオーディションを開いているところはあります。

だからそれをうけて、所属を勝ち取るんです。

しかしこれで声優になることができる例は、ほとんどありません。

というのも、こうした一般公募の所属オーディションには、声優専門学校を出たけど声優になれなかった人もたくさん受けることになるんです。

先に見てきたように、声優専門学校を出た人は、そのあとほとんど声優養成所に行きます。

でも声優養成所に入るのにはお金がかかる。

専門学校に行くのにも高いお金がかかったのに、またお金がかかるんです。

それを良しと思わない人もいるものです。

また、養成所に入るのにもオーディションがありますから、それで落ちてしまったという人も出てくる。

でもそういう人たちも声優になる夢は諦められない。

ではどうするか。

やはり所属オーディションを受けてみることになります。

ということはその人たちがライバルになるということ。

少なくとも基礎知識はあるであろうその人たちがライバルになるわけですから、決して合格する可能性は高くはないのです。

時期も限られることが多い

また、ただでさえあまり多くはない一般が応募できる所属オーディションですが、さらにそれが開かれる時期も限られることが多いんです。

だから例えば、毎月何かしらの声優事務所のオーディションを受けることができるというわけではありません。

毎月何かしらのオーディションを受けることができればモチベーションも保てるでしょう。

しかし飛び飛びとなると、モチベーションを保つのも難しい。

それもあって、所属オーディションだけを狙って声優を目指すのはおすすめできません。

専門学校か養成所にはいくべき

時にはそれはお金の無駄になるという声もあります。

でも、少なくとも声優になることができる可能性は増えますし、そして何よりスキルも身につきます。

なので、やはり声優になりたいのであれば、養成所か専門学校には通うべきです。

中でももしお金に余裕があるのであれば専門学校の方がおすすめ。

専門学校を出れば学歴がつく

専門学校を出れば、最低限専門学校卒業という学歴がつくことになります。

専門学校卒という学歴があるのとないのでは、最終的に声優になれなかった時のリスクが違ってきます。

実力社会になりつつ現代日本ですが、いまだに学歴による振り分けはあります。

専門学校卒以上でないと入れない会社もあるんです。

たしかに声優専門学校では、学んできたことをアピールするのは難しい。

でも、受けられないよりはましです。

だから、養成所と専門学校では専門学校の方がおすすめなんです。

養成所は予備校のようなもので、たとえそこを出たとしても声優になれないのであればなんの意味もありません。

学歴になるわけではないのです。

声優になれなかった時のことを考えるのは嫌でしょうが、最悪のことを想定して行動するというのも、人生においては間違いなく大切なことになります。

まとめ

たしかに声優の専門学校や養成所に行かないで声優になることもできないわけではありません。

しかし、実際には専門学校や養成所に行く人がほとんど。

それは、みんながそうしているからそうしているというわけではなく、そうするのが一番声優になることができる可能性が高くなるからそうしているというだけになります。

なのでできればそうするのがおすすめです。






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