時代の最先端を行く液晶モニタ違いと有用モニタの選び方

2017年5月2日液晶モニタ

BenQ モニター ディスプレイ GL2460HM 24インチ/フルHD/TN/HDMI端子搭載

パソコン用の液晶モニタについて、安価なものから高額なものまで様々なモニタが発売されています。

液晶モニタと一口にいっても大きさ、表示領域、色の再現度等モニタを選ぶ要素は多種多様です。

お店へ行くと大小様々な液晶モニタが並び、知識のない人だとどれを選んだら良いのか迷ってしまう事でしょう。

そこでモニタのチョイスの参考になるように機能や価格面からモニタの違いを説明していきます。

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液晶モニタの形

液晶モニタはまず形で大きく2種類に分ける事が出来ます。

スクエアタイプとワイドタイプの2種類です。

スクエアタイプ

画面の縦横比が5:4のモニタの事でひと昔前のPCモニタはこのタイプでした。

一般的なソフトを表示するにあたりスクエアタイプがとても見やすいのです。

ただ、昨今のトレンドは後述するワイドタイプになる為、スクエア型のものは選択肢が非常に少ないです。

メインでなくサブ画面用等で一部需要がある程度でしょう。

現状でスクエアタイプを選択するメリットはほぼありません。

ワイドタイプ

画面の縦横比が16:9のものが主流で現在のテレビもこの縦横比になります。

元々16:9という比率の長方形は黄金比率とも呼ばれ、人間が目で見て一番美しく見える比率なのだそうです。

実際にはワイド画面にも幾つかの縦横比があり、それぞれに長所短所がある為、どれが良いとは一概には言えません。

当然ながら現在のメインストリームは16:9のモニタですので価格面でもこのモデルがお買い得です。

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モニタ画面の仕様

モニタの画面の仕様の違いで見え方が大きく異なります。

その為、各項目に長所短所を見極めて最適な液晶モニタを選ぶようにしましょう。

細かく分類すれば沢山の判断材料がありますが、一般的に選ぶ基準を幾つか抜粋しました。

光沢の違い

モニタの液晶部分に光沢があるモニタの事をグレア、非光沢のものをノングレアと呼びます。

違いは一目瞭然でグレアタイプの方が画像や動画を見る際に綺麗に見ることが出来ます。

但し、光沢がある為画面への映り込みが激しく昼間の明るい時間帯は映像の認識が困難になります。

PCで作業を行う人はノングレアを選択する方が良いでしょう。

実際普及している液晶モニタのほとんどはノングレアで、グレアタイプはほんの一部しかありません。

アスペクト比

画面タイプでも説明しましたが縦横比(アスペクト比)の違いで見え方はだいぶ異なります。

主流のワイドモニタは16:9や16:10がほとんどです。

21:9のウルトラワイドと呼ばれるサイズも存在しますがこのサイズは特殊で映画鑑賞をする人に向いています。

映画館用のアスペクト比でいわゆるシネスコサイズと呼ばれるものです。

通常の16:9等のモニタで映画を表示すると縦に黒い帯が出来ますが、シネスコサイズであれば画面いっぱいに表示する事が可能です。

解像度

モニタの表示出来る細かさの事で液晶モニタはドットと呼ばれる点の集合体で映像を映し出しています。

解像度はその点の数を数字で表したものです。

地デジ時代にフルハイビジョンやフルハイデフという言葉が流行りましたが、これらは1920×1080の16:9の解像度の事を指します。

今話題の4Kはフルハイデフの4倍の3840×2160の情報量を表示出来る解像度となります。

動画等に関しては細かければ美しく見えるというだけですが、PCにおいては解像度の分だけ画面に同時に表示させられます。

その為、動作の保証があるのであれば解像度は大きい方が良い事になります。

応答速度

モニタはPCから映像を映し出す際に一定の感覚で連続して映像データを送り出しています。

リフレッシュレートと呼ばれ、数字が高い程画面の動きが滑らかになります。

リフレッシュレートはヘルツで表され、数字が高い程PCからの伝達量が増えます。

その為、後述する端子の種類によっては高レートを選択出来ない等のデメリットがある事も知っておかなければなりません。

入力端子の違いについて

PCからモニタへデータを転送する物理インターフェイスの事で、ケーブルの差込口の事です。

モニタだけでなくグラフィックボードの出力端子にも関わってくるので購入の際には注意しなければなりません。

端子の種類も主流なものを説明します。

DVI

Digital Visual Interfaceの略で現在の主流となる端子です。

PC側の出力端子は、現在ほとんどがこのタイプで見た目が白いのが特徴です。

このタイプで選べばほぼほぼ間違いはないでしょう。

D-Sub

ひと昔前の端子で、DVIとは別にマルチモニタ等を利用する際に現在でも利用されます。

DVIに比べて送り出すデータ量が少なく、高解像度の表示には向いていません。

又、デジタル著作権保護で守られた映像(ブルーレイや地デジの録画番組)はこのタイプでは映すことが出来ません。

現在ではあえて選ぶメリットのない端子です。

HDMI

High-Definition Multimedia Interfaceの略で地デジの切替の際に耳にした事もあると思います。

ケーブル一つで映像音声を一度に送る事が出来る為、接続の簡略化に向いています。

この端子がある事によって家庭用レコーダーをそのままPCモニタに表示させたり、家庭用のテレビにPCの画面を映したりする事が簡単に可能になります。

抜き差しも簡単な為、現在最も利便性の高い端子と言えます。

後続のバージョンに対応していれば高解像度で高いリフレッシュレートを実現可能です。

DisplayPort

DVIに変わる新しい映像端子で小さく、より沢山のデータを送り出す事が可能です。

前述のリフレッシュレートでもHDMIよりも優れている為、高性能なモニタを利用するのであればこちらが向いています。

安価なモニタにはこの端子が備わっていない事があるので、そのあたりがデメリットでしょう。

USB

PCと周辺機器を接続する為の最もポピュラーな端子です。

現状のPCにはほぼ間違いなく搭載されており、プラグアンドプレイと呼ばれる接続するだけでデバイスを認識する機能を持っています。

USBに対応したモニタであればサブモニタ等の用途で使う際にはおすすめです。

Thunderbolt

USBに続く新しい企画で、周辺機器とPCをつなぐ為のこれからの普及が期待されます。

ノートパソコン等にも搭載されており、気軽にモニタを増設出来るメリットがあります。

パネルの種類の違い

液晶パネルの違いによってモニタの特性が多少異なっています。

モニタマニアでもなければあまり違いを気にする事はありませんが、メーカーの売り文句にも使われる為知っておいた方がよい知識です。

現在は駆動方式の違いで3種に分類されます。

それぞれに長所短所があるので好みにあったものを選ぶと良いでしょう。

IPSパネル

現在の主流のパネルです。

視野角が広いのが特徴で、汎用性が非常に高いです。

視野角とは、モニタを斜め等から見た際に正常に見える角度の事です。

液晶モニタは横等にずれればずれるほど暗く見える傾向にあるのですがIPSは多少ずれても暗くならないです。

その為、日常用途においては3種のうち最も向いているパネルと言えます。

半面応答速度が悪く、アクションゲーム等遅延を気にするケースにおいては他のモニタに負けてしまいます。

VAパネル

他の2種に比べて色の再現率が高く、応答速度もそれなりに早いのがメリットです。

あまり普及していないがPCモニタとしての使い勝手は上々で、これからが期待されています。

コストダウンが進めば今後の売れ線になりえるパネルです。

TNパネル

低コストで応答速度が早い事がメリットです。

応答速度の速さを武器にゲーム用途に好まれる傾向にあります。

しかしIPSも応答速度や価格の面でTN方式に追いついてきている為、現状ではあまりない方式です。

視野角が狭い為、正面で画面を見るようなケースでしかメリットを得られないでしょう。

まとめ

液晶モニタを購入する際に迷ったら見てほしい要素を簡単に述べました。

上記以外にもスピーカー性能やモニタースタンドの形状等細かい部分で見るべき要素はあるのですがこのあたりはモニタの性能というよりは使用者の好みによるものが大きく、メーカー側もウリとして分かりやすく前面に打ち出している為、ホームページやチラシ等を観て買われる方が判断されても良いと思います。

どんな際にもモニタを購入する際には実際に店舗に足を運んでから判断して下さい。

小さめのモニタに4Kの解像度を表示出来る事を謳ったりする商品が出始めていますがこれらは逆に言えば狭い画面に小さく映像を映し出しているという事です。

当然ながら日常で小さいものを見るのは非常に目に負担をかける事になります。

そういった事態にならないように現物を見て購入して頂きたいと思います。






2017年5月2日液晶モニタ