液タブが映らなくなるのはなぜ? ありがちな4つの原因
液タブは、デジタルでイラストを描くための便利なアイテムですが、画面に何も映らなくなったときは、「故障したかもしれない」と焦ってしまうことがあります。
しかし、そんなときこそ慌てずに行動すべきです。
まずは冷静になり、なぜ映らないのかよく考えて、対処法を探りましょう。
ここでは、映らないときによくある原因について、詳しく説明介していきます。
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ケーブルがつながっていない
液タブの画面に「no input signal」というメッセージが表示され、他には何も映らないようなときは、そもそもケーブルがつながっていない可能性があります。
ケーブルをきちんと挿し込めていない状態では、何をしても映ることはありません。
この原因は、「まさかそんはずはないだろう」と考えてしまうため、見落としていることも多いですが、映らないときはしっかり確認しておくべきです。
原因がわからずに慌てていたら、実は最も基本的なところが抜けていたという失敗は、意外とよくあるものです。
スマートフォンをポケットに入れたまま「スマホがなくなった」と騒いでみたり、眼鏡を額の上にあげたまま「眼鏡どこに置いたかな」と慌てたりすることは、それほど珍しい失敗ではありません。
ケーブルがつながっていない液タブを前にして、「どうして映らないの?」と悩んでしまうことも起こり得るので、油断せずにチェックしておくようにしましょう。
最後まで入っているか
液タブが映らないとき、ケーブルが原因になっている可能性を無意識に排除してしまうのは、「確かに接続したはず」という考えがあるからです。
確かに、ついさっきケーブルを挿したのであれば、そこを疑うのはナンセンスなように思えますが、やはり確認は行うようにしましょう。
なぜなら、接続が甘くなっていた場合、一見きちんと接続されているようでも、液タブは動かなくなってしまうからです。
これは、液タブに限ったことではありません。
どんなケーブルでも、最後までしっかり挿し込んでいなければ、正常に機能しない可能性は十分にあります。
したがって、自分では確実に挿したと思っていても、「もしかしたら甘かったかもしれない」と疑うことが大切です。
それが原因であれば、面倒な作業などは必要なく、ただ深く挿し込むだけで問題が解決することになるので、しっかりチェックしてください。
抜いて挿す
液タブが映らないときは、ケーブルが普通につながっているように見えたとしても、いったん抜いてみることをおすすめします。
中途半端ではなく、最後まで深く挿し込んであるように見えても、なぜか液タブが映らないときは、ケーブル以外の原因について考えなければなりません。
しかし、その前に一度だけ、抜いて挿すという作業を行ってみましょう。
いったんすっかり抜いてしまい、もう一度挿し直すことで、何事もなかったかのように移ることもあります。
固いケーブルだったりすると、微妙な接続の甘さに気がつかないこともあるので、念のため試してみてください。
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入力ポートに接続している
ケーブルの抜き差しを行い、間違いなく接続されていることを確認しても、なぜか映らないようなときは、ポートの方を調べる必要があります。
液タブの画面に正しく映像を映すためには、HDMIケーブルがパソコンの出力ポートにつながっていることが大切です。
入力ポートの方を使っていたりすると、液タブを正常に動かすことはできないので、しっかりと出力ポートに接続しているか、よく確かめてみてください。
HDMIケーブルは、入力も出力も同じ形をしているので、間違ったポートにも普通に入ってしまいます。
そのため、チェックするなら、きちんと挿し込み口の方を見るようにしましょう。
変換ケーブルを使う
パソコンによっては、出力ポートがなく、入力ポートしかついていないことがありますが、そうなると普通に液タブを使うことはできません。
入力ポートに接続していても、液タブはまったく反応してくれないのです。
そんなときは、USBポートの方に接続してしまいましょう。
変換ケーブルを使ってUSBポートにつなぐことができれば、そのままでは使えなかった液タブも、問題なく動くようになります。
ドライバがない
ドライバは、パソコンが液タブを動かすためのマニュアルのようなものであり、これがない状態だと、正しく動かすことができません。
そのため、ケーブルにまったく問題がないにもかかわらず、一向に液タブが反応しないようなときは、ドライバがどうなっているか確認してみてください。
きちんとドライバを入れておくというのは、とても基本的なことであり、ケーブルのときと同じように、「まさかそんなことはあり得ないだろう」という油断が生まれやすくなります。
しかし、「灯台下暗し」という言葉があるように、意外と簡単なところに原因がある可能性は、決してゼロではありません。
安易に除外してしまうのではなく、少しでも怪しいところは確実にチェックしておきましょう。
再起動する
新しくドライバを入れたときは、パソコンを再起動する必要があります。
そうすることで初めて、ドライバが使えるようになるのです。
ただし、最初は読み込みに時間がかかることも多いので、慌てて作業を進めないように注意してください。
問題が解決されたか、早く確かめたい気持ちもわかりますが、無理をすれば別の不具合が発生する可能性もあるので、起動後は少し待つようにしましょう。
ドライバが古い
間違いなくドライバが入っていたとしても、そのドライバのバージョンが古いものだった場合は、液タブが映らない可能性があります。
最新のものを使っていないのでは、どんな不具合が起きてもおかしくはないので、確実に新しいものを入れておくようにしましょう。
古いものはアンインストールする
ドライバを最新バージョンに変更するのであれば、ただ新しいものを入れるのではく、古いものを削除してから入れるようにしてください。
なぜなら、古いドライバと新しいドライバが一緒になっている状態も、液タブが動かない原因のひとつだからです。
その場合、古いものと新しいものが衝突してしまい、正しく機能しなくなります。
古いマニュアルと新しいマニュアルを同時に読んでいたのでは、わけがわからなくなるのも無理はありません。
そうなると、ケーブルを正しく接続し、確かにドライバを入れたにもかかわらず、問題を解決できないことになってしまいます。
ドライバをしっかりと動かし、液タブを使用できる状態にするには、必ず古い方をアンインストールしておきましょう。
日付で見分ける
古いバージョンのドライバを削除するといっても、ドライバが2種類あるのでは、どちらを削除すればよいのか、わからなくなってしまうこともあります。
間違えて新しい方を削除してしまうと、問題を解決することはできません。
そんなときは、きちんと日付を見るようにしてください。
一見すると同じドライバのようでも、日付を確認すれば、どちらを先に入れたかわかります。
そこで日付が古い方をアンインストールすれば、間違いが起こることはありません。
残っているのが最新バージョンだけなら、衝突は起こらず、正常に動くようになるので、慌てて削除したりせず、落ち着いて判断するようにしてください。
まとめ
せっかく買った液タブが反応しなかったり、昨日まで使っていたものが突然映らなくなったりすると、必要以上に焦ってしまうこともありますが、あまり焦りすぎると、解決できることも解決できなくなってしまいます。
そんなときは、慌てずに原因を考えてみてください。
ここで紹介したように、意外なところに原因があったりするので、落ち着いて可能性がありそうなところをチェックしていきましょう。