液晶モニタ・テレビの新しい活用方法…外部接続デバイスのススメ
大型の液晶モニタやテレビなどは、買い替えの際に意外と処分に困るもの。
そうでなくても、今やいろいろと端子も多く、「これって他に何かできるのかな?」などとぼんやりと考えることが筆者にもありました。
そこで使えるのが、外部接続デバイスです。
種類も豊富で、サービスも充実。
ご自宅のモニタを最大限活用できるように、ご提案をします。
液晶モニタ・TVを2倍楽しむ
中途半端にTVや液晶モニタが余ってしまったり…最近のものになると、複数の端子がついていて、「何か活用方法はないか」と考える機会も出てくるのではないでしょうか。
確かに、液晶モニタ・TVの活躍の場面はかなり増えてきました。
ブルーレイレコーダーやインターネットにつないで楽しむ…というのはまぁよくある方法ですが、筆者が真っ先におすすめしたいのは…「外部接続デバイス」です。
外部接続デバイスのススメ
外部接続デバイスとは、構造的にはスマホ・タブレット・PCと同じものの、出力するモニタのないものを指します。
つまり、テレビや液晶モニタに接続してから初めて、取り扱いができるようになる…という寸法です。
特徴は様々ですが、いまは値段も機能も異なる3機種が互いに拮抗している状態にあり、ちょっとした家電店で買い求めようと思ってもなかなか思うようにいかないのが現状です。
筆者も東京・大阪の電気街を旅しましたが、いずれも品薄でなかなか希望のモデルが手に入らないのを目にしました。
外部接続デバイスの利点は、以下の通りです。
- スマートフォン/タブレット/パソコンとの連携がばっちりとれる
- 映画やドラマの充実した配信サービスを受けることが出来る
- それだけではなく、ブラウジングなどの機能も利用できる
- 外部接続デバイスや本体に録画機能もある
- パソコンに近い性能を誇るにも関わらず、本体が小型で取り回しがしやすい
とこのように、枚挙に暇がありません。
それでは、各商品ごとの特徴やメリット・デメリットの紹介をさせていただきます。
クロームキャスト
税込みでも1万円少しのお値段で買える、人気ナンバーワンの外部接続端末です。
筆者も、友人に「液晶モニタと同時に買ってみてはどうか」と言われ、そのススメ通りにしました。
概略としては、名前で想像できるかと存じますが、グーグルから発売されているもの。
2度以上名称を変えてなお人気で、ユーチューブとの連携に優れ、インターネットの動画に親しんでいるかたに大いに人気があります。
android端末との連携ばっちり
この端末は、特にandroidスマホ・タブレットを持つ方におすすめしたいものです。
操作のほとんどがこれらの機種から行うことが出来、お手持ちのガジェットをリモコン代わりにすることが可能です。
また、ミラーリング機能も備えており、連携は抜群。
実はこれ、パソコンをお持ちのかたも例外ではありません。
なんと、アプリを使えば、パソコンの出力をそのままミラーリングしていくことも可能です。
大型の液晶モニタ・テレビを持て余しているかたには、朗報なのではないでしょうか。
その他特記するべきところは、ほとんどの動画・インターネットラジオに対応している点です。
特に海外発信のサービスには敏感で、Huluやネットフリックスは勿論のこと、スポーツ専門のラジオ・動画サイトにもアクセスする事ができます。
難点と言えば、日本で大人気の「ニコニコ動画」に対応していないところでしょうか。
ただしこの問題も、スマホならばアプリが・パソコンの画面なら言わずもがな、これをミラーリング設定してあげるだけで難なく解決できます。
気軽に買えるお値段・Wi-Fiさえあれば設定もらくらく。
ぜひお試しください。
Apple TV
AppleTVとは、現在第4世代まで出ている、液晶モニタ・テレビと連携できる外部接続端末のひとつ。
OSはMacともiOSとも異なりますが、他のApple製品にはない独特の機能を備えております。
少し高級感がただよう本製品ですが、クロームキャストとうって変わって、iOS製品やMacをお持ちのかたであれば有効活用できる逸品。
ちなみに、今年2017年の初売りでも大好評で、売り切れ続出のものでした。
Appleファンなら垂涎のお品です。
Macがなくても楽しめる
主な機能のご紹介をすると、
- アプリを使った動画の鑑賞
- ゲームのプレイ
- Siriによる音声操作
- iCloudの操作
などと、枚挙に暇がありません。
先に、iOSやMacをお持ちの方であれば有効活用できると述べましたが、iCloudの利用はもちろんのこと、ミラーリングが極めて簡単というところにポイントがあります。
AirPlayというのは、すでにiPhoneやiPadをお持ちの方ならご存じだと思います。
ほんの1タッチか2タッチほどで、簡単に連絡先や画像などの共有ができるという画期的なものです。
これを使って、AppleTVにミラーリングをすることができます。
繰り返しになりますが、iCloudの操作ができるのも、大きなポイント。
メモやメール・簡単なオフィス機能などが備わっているので、AppleIDさえ作ってしまえば、パソコンが果たすべき簡単な役割程度はこなしてくれるサービスです。
お仕事にも有効活用できるのではないでしょうか。
他に利点を挙げるのであれば、インターネットの接続方法。
普通、こういった小型外部接続デバイスは、Wi-Fiの利用が前提となっています。
しかしAppleTVは、有線LANケーブル接続でも利用が可能。
インターネット環境にそれほど興味がない・Wi-Fiにあまり詳しくないという方でも、簡単に使いこなすことができます。
筆者が見てきた中で一番多い使い方は、企業のプレゼンテーションなどで、液晶モニタ・Macとそれぞれ繋いでミラーリングをする…というものでした。
もともとシンプルな画面ですし、プレゼン栄えすること間違いなしですね。
プライベートで楽しみたい方にも、ビジネスマンにも、幅広いかたにおすすめしたい一台です。
Amazon Fire TV
最後に、アマゾンから発売されているFire TVというデバイスの紹介をします。
結論を言えば、先に紹介したApple製品の対抗馬ではないでしょうか。
音声操作機能やゲームのプレイ・動画鑑賞機能に優れており、アマゾンならではの低価格も実現しています。
その代わりスペクに不安がありますが、「これだけで充実した毎日が送れる!」という声が多数。
とりわけ恩恵を受けるのが、プライム会員です。
プライム会員ならさらに楽しめる
プライム会員であれば、数千本の映画やドラマを無料で楽しめるというサービスがあります。
音楽も同様に、プライムミュージックというものが提供されています。
送料無料という特典目的で入会した人は、意外と知らないことが多いのではないでしょうか。
Fire TVでは、これらの特典が十分に使いこなせるように粋をこらされています。
また、FireTVには2タイプあります。
拡張性の高い・SDカードスロットのあるタイプと、小型スティックタイプ。
いずれもお値段は非常に安く、プライム会員ならばクーポンもあるので、一見の価値ありです。
まとめ
外部接続デバイスによって、液晶モニタ・テレビの活用方法は、ビジネスやプライベート問わず一気に押し広げられました。
意外と「思いつかない」「知らない」「こんな方法があったなんて」と思われる方が多数だと思いますので、ここでは主要3機種の紹介とともに興味をもっていただけるようにとお話をしました。
是非、ご自宅の液晶モニタに一工夫を。