漫画専門学校の専攻を選ぶならデジタルとアナログどっちが良い?
漫画専門学校に通うことで、独学に比べて漫画を描くことに関する幅広い知識や技術をプロの講師から学ぶことができます。
漫画専門学校にはペンと紙を使って原稿を仕上げるアナログの技術習得を目指す専攻とペンタブレットを使って原稿を仕上げるデジタルの技術習得を目指す専攻があります。
自分に合った学び方をするにはどちらの専攻を選べば良いのでしょうか。
>>私が絶対おすすめするイラスト・アニメ専門学校・通信講座ランキングはこちら
アナログの技術習得を目指す専攻の特徴
紙とペン、スクリーントーンを使ったアナログの技術は漫画制作の王道の手法です。
ペンの使い方によって独自の味が生まれるのでページを開いた時の美しさが際立ちます。
紙に直接描くという慣れ親しんだ絵の描き方を好む方におすすめの専攻ですが、漫画専門学校のアナログ技術習得が目指せる専攻にはどんな特徴のがあるのでしょうか。
漫画を描くための道具の使い方をマスターできる
漫画家の方が描いた紙の原稿は迫力があり、繊細で直接手で描いたとは思えない美しさと精密さが魅力です。
漫画専門学校ではアナログの技術習得を目指す際に、まずは様々な種類のペンの使い方や定規、トーンなどアナログ原稿の制作に欠かせない道具の使い方をマスターすることができます。
人によって手に馴染む道具に違いがあるので、幅広い種類の道具の使い方をマスターしておけば、自分の個性を生かしやすい道具を選ぶことができるでしょう。
デッサンなど絵の基礎的な授業に力を入れている
迫力のある原稿を作り上げるには、まずはデッサンの技術を磨いてイメージを的確に形にすることが大切です。
アナログの技術を使う時、紙の原稿に下書きをして直接ペン入れをしていくので失敗が許されません。
このことから、徹底してデッサンの技術を高めておく必要があるので、授業を通して形を捉える力を身につけていきます。
多くの人を魅了する漫画家を目指すには、基本的な絵の技術のマスターが欠かせないのです。
紙原稿の漫画制作の方法をマスターできる
紙原稿の漫画制作には決まったプロセスがあり、おおまかなストーリーの流れを簡単な絵で描くネームを制作した後、紙面のコマ割をして下書きを経てペン入れをしていきます。
これらの流れの中に人によって、より細やかな作業がプラスされることもありますが、漫画専門学校では基本的な紙原稿の漫画制作の方法を丁寧にマスターしていきます。
段階に応じて無理のないペースでスキルを身につけていくので、最終的にはイメージを漫画作品に反映させることができるようになります。
>>私が絶対おすすめするイラスト・アニメ専門学校・通信講座ランキングはこちら
デジタルの技術習得を目指す専攻の特徴
近年では液晶タブレットや漫画ソフトの進化によって、より精密で迫力のある漫画が描きやすくなっています。
漫画家を目指す際にアナログの手法ではなくデジタルの手法を身につけたいと思っている方が多くいますが、そんな時には漫画専門学校でデジタルの技術を習得することをおすすめします。
漫画専門学校のデジタル技術習得が目指せる専攻にはどんな特徴のがあるのでしょうか。
液晶タブレットの使い方をマスターできる
液晶タブレットは高画質で画面にペンで直接線を描き色をつけていくことができるので、パソコンの画面を見ながら絵を描くペンタブレットに比べて、より自然に感覚的に絵を描くことができます。
漫画家の多くが液晶タブレットを使って原稿の執筆をしていますが、使用するソフトによってこれまでにない新しい絵の描き方にチャレンジできるところが大きな魅力です。
漫画専門学校のデジタルの習得が目指せる専攻では、液晶タブレットの使い方を分かりやすく学べるので初めてデジタルの技術で漫画を描く方におすすめです。
最新の漫画作画用ソフトの使い方をマスターできる
パソコンのソフトは年々バージョンアップしていくので、デジタル技術を身につけたプロの漫画家を目指すには最新の漫画作画用ソフトの使い方をマスターしておくことが大切です。
漫画専門学校ではプロの講師から最新のソフトの使い方が学べるので、ソフトの機能を使った実践的な漫画制作にすぐに取り組むことができます。
独学のように手探りですべてのスキルを自分で身につけていくのに比べて、使い方のマスターから漫画制作までの流れがスムーズです。
デジタルの作画技術をマスターできる
漫画作画用ソフトと液晶タブレットを使い慣れないうちは、ペンの筆圧の具合からどのような線が描けるのかコツが掴めないことがあります。
しかし、漫画専門学校の授業を通して道具の使い方に慣れるだけではなく、ソフトや液晶タブレットに搭載されている多彩な機能の使い方が学べるので、あらゆるデジタル作画の技術をマスターすることができるでしょう。
その中から自分のイメージを最も形にしやすい技術を選択すれば、より良い作品作りが目指せます。
アナログの技術習得に最適な専攻はこんな人におすすめ
アナログの漫画の描き方は、漫画家の個性を生かすのに最適な手法です。
紙に直接漫画を描くため、修正の必要がある場合にはやや手間がかかりますが、それ以上に紙の上にペンを滑らせる心地良い感覚などを味わいながら作品に向き合うなどアナログならではの魅力があります。
アナログの技術習得に最適な専攻はどのような方に向いているのでしょうか。
ペンで紙に直接描くという慣れた方法で漫画が描きたい
漫画専門学校に入学する前から漫画を描いている方は、ペンを持って紙に描くという慣れた方法で作品に取り組んでいるかもしれません。
このような場合、アナログの技術習得を極めることで、よりクオリティの高い作品作りを目指すことができます。
これまでチャレンジしてこなかった手法などをプロの講師から学ぶことができるので、幅広い表現方法ができるようになるでしょう。
パソコンやソフトなどを使うことが大の苦手
パソコンやソフトが使いこなせることで、より便利に漫画作品に取り組めるようになります。
しかし、パソコンやソフトを使うことが苦手な場合には、のびのびとした気持ちで作品に取り組むためにもアナログの技術習得を目指すと良いでしょう。
アナログの技術習得が目指せる専攻なら、より高度な表現力を身につけていくことができるので、作品のイメージをより忠実に形にできるようになります。
紙原稿の方が自分の個性が出しやすい
過去にペンタブレットで漫画を描くことに挑戦してみたけれど、自分の個性が出にくいという経験をしたことがある方がいるかもしれません。
このような場合には、紙原稿に直接漫画を描く方向性がおすすめです。
漫画専門学校でアナログの技術習得を目指せば、個性溢れる魅力的な漫画作品の制作が可能となります。
デジタルの技術習得に最適な専攻はこんな人におすすめ
漫画のデジタルの技術を習得することで、プロデビューした際にデータで原稿が納品できるなどいくつものメリットがあります。
現代の流れに相応しいデジタルの技術習得はどのような方に向いているのでしょうか。
簡単に手軽に漫画原稿の修正に対応したい
クオリティの高い漫画作品を完成させるためには、じっくり作品と向き合い何度も修正を加えることも大切です。
デジタルの漫画原稿なら何度でも納得がいくまで修正を加えることができるので、漫画専門学校でデジタルの技術習得を目指すことはプロの漫画家を目指す際に役立つでしょう。
原稿制作中に手や机周りが汚れるのが嫌
漫画制作中にインクが飛び散るなどのハプニングが生じることがあるかもしれません。
手や机周りを汚さずに漫画制作をしたい場合には、デジタルの技術を習得した上で原稿に向き合うことをおすすめします。
漫画専門学校でデジタルの技術を習得すれば、液タブとソフトでシンプルに作品制作に取り組めます。
まとめ
漫画専門学校を通して、アナログとデジタルそれぞれの漫画の描き方を習得することで個性を生かした作品作りに取り組めます。
それぞれの技術ならではの魅力と便利さがあるので、自分に適した漫画専門学校の専攻を選ぶことをおすすめします。
漫画専門学校ではプロの講師からきめ細やかな指導が受けられるので、漫画制作において分からないことが生じた場合でもスムーズに技術の習得が目指せるでしょう。