漫画関連の専門学校の学費は高くてもメリットがある?
漫画家を目指している方たちの多くが、専門学校へ通って、プロデビューしようとしています。
しかし、専門学校の学費は高いと言われている事もあって、専門学校へ通うべきか悩んでしまう方もいるでしょう。
確かに、専門学校の学費は安くはありませんが、通学するメリットは多くあります。
そこで、専門学校の学費を紹介しながら、メリットやデメリットも紹介するので、参考にしてみて下さい。
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漫画家を目指すための費用
漫画家になるためには、独学でプロデビューを目指す方法と、専門学校へ通う方法があります。
そこで、独学でプロデビューを目指す場合の費用と、専門学校の学費を比較してみるので、確認してみて下さい。
書籍の費用
独学で漫画家になる場合には、漫画の道具を揃えるだけと思っている方は多いかもしれませんが、独学ではスキルが低いので書籍を購入して学ぶ事が重要になります。
書店では、漫画を描くためのスキルをアップする方法を紹介している書籍が多く販売されているので、購入してみる価値があります。
1冊の書籍でプロになれる方は極めて少ないので、多くの方たちは書籍代だけでも、多くのお金が必要です。
書籍によって値段は違いますが、1冊の書籍の値段は2,000円前後になっている物が多いので、短期間でスキルアップできない方は、書籍代金だけでも1万円を超える可能性があるので注意しなければいけません。
デジタル機器の値段
漫画を制作する方法は2つあって『アナログ』と『デジタル』が挙げられます。
アナログは、漫画原稿用紙に下書きをした上でペン入れする方法なので、多くの方たちがイメージしているものは、このアナログでしょう。
ところが、最近ではデジタルで漫画を制作する方法もあって、パソコン・専用ソフト・ペンタブなどが必要です。
それぞれ機種によって値段に違いはありますが、パソコンは200,000円前後・専用ソフトは20,000円前後(10,000円以下もありますが機能が低いので注意)・ペンタブは5,000~300,000円にもなります。
これほどの機種を全て揃えようとしたら、500,000円を超えてしまうケースもあり得るので気をつける必要があります。
専門学校の学費
専門学校も、書籍やソフトと同じで、学校によって学費にバラツキがあります。
実際に、JAM(日本アニメ・マンガ専門学校)では、1年次の年間学費だけで1,100,000円にもなりますが、amps(アンプス)の場合には約680,000円にしかなりません。
しかし、多くの専門学校は2年まで学ぶので、独学でかかる費用よりは、学費が高くなっています。
そのため、少しでも漫画にかけるお金を節約したい場合には、専門学校へ通うべきか、慎重に検討したほうが良いです。
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専門学校へ通うメリット
専門学校は学費が高くなっていても、学ぶ事によって、いくつものメリットを得る事ができます。
そこで、どのようなメリットを得る事ができるのか紹介するので、参考にしてみて下さい。
短期間でスキルアップ
独学で漫画を制作している場合には、どこの部分が間違っているのか、分かりづらい場合があります。
ところが、専門学校にはプロの講師がいる所もあるので、どこの部分が間違っているのか早い段階で指摘してもらえるのです。
実際に、真っ直ぐに線を描いているように見えても、線が曲がっている場合があるのです。
さらに、人体のバランスが崩れて描いている事に気づかなかった場合でも、プロの講師であれば早い段階で指摘してくれます。
そのような事を考えたら、短期間でスキルアップしたい方には、専門学校で学んでみる事をおすすめします。
ライバルと切磋琢磨
漫画家になるために作品を制作しようとしても、テレビを見てしまう方もいれば、ゲームをしたくなる方もいるでしょう。
独学では誰にも見られる事がないので、集中する事が難しいのが現状です。
ところが、専門学校へ通えば、そこには多くのライバルたちがいるので、切磋琢磨しあう事ができます。
そのため、何も刺激的ではない毎日を過ごしていて、漫画の制作に集中できない場合には、専門学校へ通ってみるのも悪くはありません。
業界とのパイプ
漫画を描くスキルがあっても、デビューできなければ意味がありません。
実は、漫画制作を教えている専門学校の中には、業界と太いパイプがある所も存在します。
そのため、専門学校を卒業する際には、デビューをするのに有利な場合もあるので、少しでもデビューをする可能性を高くしたい方にとって漫画関連の専門学校へ通うメリットは大きいです。
専門学校へ通うデメリット
専門学校はいくつかメリットを得る事はできますが、残念ながらデメリットもあります。
そのデメリットを知らないで専門学校へ入学してしまえば、後悔する事になってしまうので詳しく解説しましょう。
デビューできる可能性
専門学校へ通学すれば、プロの講師から指導してもらえるので、プロの漫画家になれそうに感じる方は多くいます。
しかし、専門学校へ通う生徒たちも多くいるので、そのような考え方をしていたら、ライバルたちの競争に負けてしまって、プロのなる事が難しいです。
そのため、専門学校の講師に頼りすぎないようにして、生徒本人も努力をする必要があります。
そのような事を考えたら、過度な期待をしやすい所は、専門学校の大きなデメリットと言えるでしょう。
通学をする期間と時間
専門学校へ通う場合には、自宅から学校まで移動しなくてはいけないので、漫画を制作する時間を削られてしまいます。
独学の場合ではプロの講師から指導されないとは言え、多くの時間を確保しやすいです。
もしも、通学をする時間を短縮したい場合には、オンライン学習が可能になっている専門学校を選んだほうが良いでしょう。
そして、専門学校へ学べる期間は短いので、授業に集中して取り組まなければ、あまりスキルアップできない状態で卒業をするケースもあるので気を付けて下さい。
挫折する可能性
独学で漫画を制作している場合は、多くのライバルたちの作品を見ないので、あまり刺激を受ける事はできませんが、挫折しづらいのも事実です。
なぜなら、専門学校へ通ったら、あなたよりもスキルの高い生徒と出会う可能性もあるので、素晴らしい作品を制作できるクラスメイトを見ていたら「自分はプロになれないかもしれない」と挫折をする可能性が高くなってしまうからです。
そのため、専門学校へ通う場合には『どうしてもプロになる』という強い意志を持つようにしましょう。
漫画家になるための注意点
専門学校へ通って、漫画家としてデビューした場合でも安心する事はできません。
なぜなら、プロとしてデビューをした漫画家たちの中には、途中で売れなくなって、漫画家を辞めてしまった方もいるからです。
実際に『ゴーマニズム宣言』の著者である小林よしのり先生は、プロデビューをしたら自分は安泰だと思っていましたが、途中から作品が売れなくなったら生活する事ができない事に気づいたのです。
それに気づいた小林よしのり先生は、執筆作業に一生懸命になって現在の地位を確立したので、これからプロの漫画家を目指している方は、仮にプロデビューできたとしても油断しないようにして下さい。
まとめ
専門学校は学費が高いので、漫画家を目指そうしている方たちの多くは、独学でプロデビューしようと思うかもしれません。
しかし、専門学校はメリットが多いので、これから漫画家を目指そうとしている方は、専門学校で学んでみる価値があります。
実際にプロの講師から指導してもらえれば、短期間でスキルアップできるので、今まで描けなかった作品でも制作できる可能性が高くなるので、専門学校へ通ってプロデビューを目指す方法はおすすめです。