プロになるためには液タブになれたおいた方が良い?板タブでもいい?

液タブ(液晶ペンタブレット)

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ペンタブには、液タブと板タブの2種類があります。

どちらを使うにしても、ペンタブを使うくらいの人は、最終的にはプロになれたらいいなぁと思っている人は多いのではないでしょうか?

いずれプロを目指すのであれば、プロになるための機材を使うべき。

何となくプロには液タブを使っている人が多いイメージがありますよね。

では、板タブを使っているという人は、プロになるためには液タブになれた方が良いのでしょうか?

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プロでも液タブを使っていない人は多い

もちろんゴリゴリのプロのレベルになって、液タブを全く使ったことがないという方は珍しいものです。

だいたいの人が、いろいろなペンタブを使って、最終的にお気に入りのものを見つけていきますから、板タブも液タブも使ってみるものなのです。

実はそんな中で、実際のプロの仕事をする際には、液タブを使っていないという人もまずまず多い。

無理して液タブを使う必要はない

プロの環境でも、そうして板タブで作業をする人もたくさんいるわけなのですから、別に今から無理して液タブを使用することはありません。

もちろんレンタル等で一度利用してみて、そちらの方がうまく描けるというのであれば、より自分の作品のクオリティを上げるためにも液タブを使うほうが良いです。

でも、別に液タブを使ってみても、大して良さを感じないのであれば、液タブを無理して使用することはないのです。

逆の場合は板タブにもなれるべき

そもそも板タブを液タブに変えるというのは、そこまで感覚がずれるものではありません。

確かに最初は若干違和感を感じるかもしれませんが、そこまでの問題ではないのです。

でも、液タブから板タブに変える際には大きな異変を感じることもある。

なので、逆に今液タブを使っている場合には、板タブに慣れておくのはありです。

プロの環境でそっちでやっている人も多いわけなのですから、今後それで作業をしないとならないことも出てくる可能性はありますから。

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不具合を避けるために板タブを使う人がいる

でも、プロの環境であえて液タブを使用しないというのは、何故なのでしょうか?

それにはいくつかの理由があります。

まず挙げられるのは、液タブの不具合の多さです。

液タブは、そのシステムの都合上、少なくとも板タブと比べると不具合が起こりやすいんです。

出来ればそうした不具合が起こるリスクは少しでも下げておきたいところ。

途中まで作成したイラストが、保存する前にトラブルによって消えてしまったりしたら最悪ですから。

また、フリーズして動かなくなってイライラするということが頻繁に起こるのも、精神衛生上よくありません。

そうならないようにするために、あまり不具合がおこらない板タブを使用するという人がいるんです。

時間との戦いになることもある

プロの現場には締め切りがつきものです。

そしてその締め切りは、こちらがどれだけ配慮しても、ぎりぎりになってしまうことはあります。

たとえば、いつまでに仕上げてほしいというから早め早めで作業をしていたのに、修正の指示がすごく遅くてぎりぎりになってしまうということもあるんです。

その場合には、コチラとしてはどうすることもできません。

でも締め切りには間に合わさないといけない。

もしそんな時に、途中までできたイラストが消えてしまったらどうなるでしょうか?

そのストレスは計り知れません。

ストレスで胃に穴が開いても全然不思議ではないんです。

そしてそういう事態は珍しいことではなく、頻繁に起こりえるもの。

だから、できれば少しでもそうならないような、不具合リスクが少ないペンタブレットを使用するんです

慣れているからということも当然ある

イラストを仕事にするためには、割と長い時間下積みがあったりします。

たとえば最初は趣味で描いていて、それが少しずつ注目を集めることが出来るようになってプロになる、など。

そんな風に下積みがあるとなると、やっぱり最初は経済的に厳しかったという方も増えてきます。

なので、液タブと板タブがあっても、そもそも価格的に液タブは買えないということもあったのです。

そうして板タブ一択となり、板タブでイラストを研鑽していく。

その結果、どうしても板タブの方が慣れているということになるんです。

プロの現場で作業をするのであれば、そしてそれが自分の作品なのであれば、当然それは自分が一番高いクオリティで仕上げることが出来る環境でするのが一番。

それは、そこまで慣れていない液タブよりも、まだまだ駆け出しにも慣れていないころからずっと使っているような、板タブでの作業なのです。

だから板タブで仕事をする。

最初から液タブを買う人はそうそう居ない

もし最初から液タブを買うことが出来るのであれば、液タブを買うのもアリです。

0から始めるのであれば液タブの方が慣れやすいのは間違いないですから。

でも、いきなり液タブを買うという方はそうそう居ません。

なぜなら、途中で飽きてやめてしまうリスクもあるから。

あるいはなれなくて受け入れられなくてやめてしまうリスクもある。

液タブでも板タブでも、ペンタブを初めて使い始める際にはそれらのリスクは等しくあります。

そうしてやめてしまうリスクがあるのに、すごく高価な液タブを買うというのは、よほど経済的に余裕があるか、よほど自信がないと難しい。

だから多くの人は板タブから始めるのです。

そして板タブから始めたからこそ、プロになっても板タブの人が増えてくる。

身体に優しいほうを選んでいるということもある

板タブは、液タブと比べると比較的に身体に優しいです。

というのも液タブには液晶がありますが、その後ろにはモニターもあるものなのです。

だから、液タブを見て、またモニターも見てとすると、首は疲れます。

しかもプロの現場ではそれが長時間になる。

長時間そんな動きをしていたら、肩や首はカチカチになるんです。

でも板タブであれば、そもそも手元はみません。

最初からモニター一択になるので、液タブと比べると肩や首はましになる。

もちろんそれでも肩や首が痛くならないということはないと思っていいです。

腰も痛くなる可能性は高い。

でもその度合いが多少楽になりえるのは板タブなのです。

首や手の角度も整いがち

板タブは、液タブでの作業と比べると、首や手の角度もきちんとしがちだということもあります。

液タブの場合には、液晶を見て作業しないと意味がありません。

でも、液晶を、首が疲れないようにしてみるためには、まっすぐ前を見たところから少し視線を落としたところに液晶がこないとならない。

そんなところに液晶を置いたら、間違いなく今度は手が動かしづらくなりますよね。

だからといって手が動かしやすいところに置いたら今度は液晶が低すぎて首が疲れてくる。

その高さに設定して液タブの液晶を見ないでモニターを見るという手もありますが、液晶を見ないでモニターを見るならば液タブである意味がない。

ただ不具合のリスクが生じるだけです。

なので、液タブでは首と手首の両方に優しい環境を作りづらいんです。

でも、板タブであればそれも問題なくできる。

このように、プロの現場では意外と板タブの方が合っていることもあるので、板タブを使い続けることをおすすめします。

まとめ

今板タブを使っている人は、そのまま板タブを使い続けるというので問題ありません。

もしすごく余裕があれば液タブを試してみるのも良いですが、そのまま板タブに慣れておいた方がメリットは大きいです。

別に無理して液タブに慣れておくという必要はありません。

液タブを買うために無理してアルバイトを増やしたりするならば、その時間で板タブで絵をかいている方がおすすめです。