4K液晶モニタの使い道とは?おすすめの使い方・3選

液晶モニタ

BenQ カラーマネージメントモニター ディスプレイ SW320 32インチ/4K UHD/IPS/DisplayPort,miniDisplayPort,HDMI搭載/遮光フード付

パソコン用の4Kモニタを購入したものの使い道がわからない・購入を検討しているが、どんなことに役に立つのかわからない…。

そういったお悩みをよく耳にしますが、実は存外に様々な活用方法があります。

すでに購入しているかた、これから高画質液晶モニタを買いたいと悩んでいるかたの参考になるよう、パソコンで発揮する4Kモニタの真価を解説します。

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テレビチューナーと組み合わせる

パソコン用の4K液晶モニタで、テレビ環境を構築することができます。

用意するものは、パソコンパーツの一種である「テレビチューナー」とモニタ、Display portケーブルとアンテナケーブルのみです。

7〜32インチ環境とこじんまりしているものの、価格にして7〜8万円の激安で地上波4K放送に備えることができます。

新社会人のかた・単身生活のかたにとっては、高価なテレビを買わなくても家にいる時間を楽しめるので、おすすめできる構成です。

いくつかメリット・デメリットがあるので、解説していきます。

地デジ放送をアップコンバート

4K放送がまだ始まっていない現在でも、十分にメリットがあります。

フルHD画質の映像のアップコンバート(4K相当の画質に変換する)機能は、パソコンだと何も設定することなく利用できます。

これにより、地デジ放送はもちろんのこと、DVD鑑賞も高画質で楽しむことが出来ます。

録画機能ももちろんあり

パソコン用のテレビチューナーには、録画機能も備わっています。

ここで、4Kテレビの問題について考えてみましょう。

本体内蔵のHDDで録画用の容量が足りない場合、外付けハードディスクに保存しなければなりません。

録画した映像を大切に保管したいかたは、ハードディスクからさらにパソコンへデータ移動し、これをディスクに保存して…と大変煩雑なステップを踏む必要があります。

しかし、パソコンに搭載しているHDDに直接録画するなら、この手間が大きく省けます。

読み書きがより高速なSSDを増設すれば、録画先として指定することで、ディスクを焼いたり録画の整理をしたりするときの時間も節約できます。

テレビ好きの人にこそ、4K液晶モニタとテレビチューナー・パソコンの組み合わせはおすすめです。

テレビチューナーの選び方

テレビチューナーにもいくつか種類がありますが、大きく分けると外付けのUSB式のもの・内蔵型のものの2つとなります。

外付けのタイプは、パソコンを開けることなく簡単に接続できるため便利ですが、画質においては内蔵型のものに劣るのがネック。

4K出力をするなら内蔵型をおすすめしたいところですが、どうしても外付けを買う必要がある場合は、ワンセグタイプは避けましょう。

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オフィスソフトで使う

Windows10で4K出力時に画面分割できるのは有名ですが、各種オフィスソフトならワンタッチでこの機能が使えます。

在宅でお仕事をするかたにおすすめです。

エクセル・秀丸エディタが4分割に

Officeソフトのなかでも実務で最も使用頻度の高いエクセルですが、まだ認知度の低い機能があります。

それが、シートの分割表示機能。

別のシートを表示させる場合、都度クリックで切り替えなければならないところ、同時に複数枚を表示させることもできるのです。

2分割・4分割のそれぞれに対応しており、帳簿管理やテンプレート作成に非常に便利。

エクセル上級者にはおすすめできます。

この機能は、プログラマーとライター両方に支持を得ているテキストエディタ「秀丸」でも使えるようになっています。

秀丸では、4Kモニタがオフィスワーカーに浸透しつつあることを受けて、さらに高機能化を目指すとのこと。

これからに期待できる情報です。

動画配信サービスで使う

動画配信サービスでも、すでに4K放送に対応しているものが複数あります。

代表的なのが、dTV・ネットフリックス・Amazonプライムビデオです。

これらのサービス内容や、4K液晶モニタへの適性を紹介します。

ネットフリックス

アニメ制作会社との業務提携を発表し、数々の独占配信で人気を集めているネットフリックス。

Windows10・インテルCore i7第七世代以上搭載のパソコンなら、プレミアムプラン(月額1450円)に加入することで、あとは特別な設定をすることなく4K映像を楽しむことができます。

なお、4台同時視聴やダウンロード視聴もできるので、ネット回線に不安のある方・家族でアカウント共有されるかたにおすすめできます。

複数台のテレビが欲しい・それぞれ4K相当の画質も欲しい…という欲張りなかたにおすすめできます。

Amazonプライムビデオ

プライム会員になると一部作品が視聴し放題・非会員でも一本あたり200〜400円程度でレンタルできるのが魅力のAmazonプライムビデオ。

4Kで視聴するには、Fire TVという専用デバイスを液晶モニタに接続する必要があります。

しかし、パソコン側の設定をいじったり・パーツ交換したりする手間はかからないので、非常に便利。

まだ4K視聴可能なビデオラインナップは限られているのですが、今後に期待できる配信サービスです。

4K液晶モニタを使う上での注意

4K液晶モニタをいよいよ導入しようと考えた場合、いくつか注意点があります。

ケーブル種類を間違えないこと・クリエイター向けの設定がやや難しいことなどが挙げられます。

1点ずつ解説していきます。

ケーブルの種類

HDMIケーブルは4K出力に対応していません。

必ずDisplay portという規格のケーブルが必要になります。

ところが、液晶モニタにはケーブルの差込口があっても、パソコン側にはないということがあります。

古いパソコンだと懸念されることなので、必ずお手持ちのマシンの仕様を確かめておきましょう。

もしケーブルの差込口が搭載されていない場合は、対応のグラフィックボードを増設する・マザーボードを買い換える・パソコンそのものを買い換えるなどといった方法が考えられます。

このように見ると、トータルで予算がかさむこともあるので、事前にどのくらいの初期投資を準備すべきか入念に確認しましょう。

オーディオは別途用意

前項で解説したように、HDMIケーブルは非対応のため、オーディオ環境を別に構築する必要があります。

パソコン用のアクティブスピーカーで十分とも言えますが、事と次第・こだわりによっては、これもやはりしっかりと予算を捻出する必要があります。

いままで液晶モニタで音声出力していた人は、注意しましょう。

クリエイターが気をつけること

イラストやデザインを描く人は、モニタの色味に十分注意しましょう。

4Kの強みは線画が綺麗に見えることだと言えますが、製品によって色味の違いが大きく出ます。

4Kモニタを購入したら、真っ先に色味や表示モードの設定変更をおすすめします。

液晶ペンタブレットや別のモバイル端末のある人は、出来上がった作品を複数のモニタに映し出してみて、ほかのデバイスを参照しながら調整するのがベストです。

まとめ

Windows10のアップデートに伴い、4K対応のソフト・コンテンツは続々と提案されています。

パソコンをテレビ化するもよし、動画配信サービスではより臨場感のある美しい画像を楽しめます。

オフィスソフトの使えなかった機能・新機能も十分に活用できるので、4K液晶モニタには無限大の可能性があります。

一方で、音声出力などの初期設定時の問題があるので、十分注意しましょう。






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