液晶モニタに虫が入るときの対処法は? 解決するための4つのポイント
液晶モニタを使っていると、画面についたゴミが動いているように感じることがあります。
そんなときは、本当にゴミかどうか、よく観察してみてください。
にわかには信じがたいことですが、液晶モニタの画面には、虫が入り込んでしまうことがあるのです。
画面で虫が蠢いているとなれば、かなり不快感を感じてしまいますが、そんなときこそ、焦らず対応していきましょう。
ここでは、液晶モニタの虫対策について、詳しく説明していきます。
潰さない
液晶モニタの画面の中に虫が入り込んでいると、とても気になってしまうものです。
普通に画面を見ていても、チラチラと画面を横切ったりすれば、集中を乱されることがあります。
しかし、いくら不快に思っても、雑な対応をしてしまうと、あとから困ることもあるため、注意しなければなりません。
特に、画面の中の虫を押し潰すのはよくありません。
画面の中から追い出すことができないとなれば、指で圧迫し、虫を潰してしまうことが、最も手っ取り早く確実な方法のように思えます。
確かに、潰してしまえば虫の動きは止まるので、画面を横切ったりすることはなくなりますが、問題は潰した後です。
画面の中で虫が潰れた場合、そのまま残ってしまうことになります。
黒い点になる
液晶モニタの画面を押して、入り込んだ虫を潰したとしても、中から取り出せるわけではありません。
潰れた虫は、そのまま画面の中に貼り付いてしまい、いつまでも黒い点となって残ることになるのです。
机の上などで潰した場合は、それをティッシュで拭ってしまえば、跡形もなく除去することができますが、液晶モニタの画面の中では、どうすることもできません。
そのため、画面の中に虫が入ったとしても、安易に潰したりしてはいけないのです。
虫を手で潰すことに抵抗がある人なら、この方法を選択することはまずありませんが、虫に対してあまり苦手意識がなく、普段から手で処理してしまうことが多い人は注意してください。
いつもの癖で潰してしまうと、「この残ったものはどうすれば?」と途方に暮れることになります。
下手に触らず放置する
液晶モニタの画面に虫が入り込んでしまったときは、むやみに潰してしまうのではなく、できるだけ放置しておくのがベストです。
そうなると、「いつまでも虫が動き回るのでは?」という不安も出てきますが、その心配はありません。
なぜなら、放置しているうちに、画面の中で力尽きてしまうからです。
一度画面の中に入り込んでしまえば、そう簡単に出ることはできません。
だからこそ対応も難しくなるわけですが、ずっと画面の中にいれば、だんだん虫が弱っていくことも確かです。
なにしろ、画面の中には何もないので、生きるために必要なものを補給することができません。
したがって、いつの間にか動かなくなっていることも多いのです。
下に落ちれば見えなくなる
画面の中で虫が力尽きるといっても、そのまま残ったのでは、潰すのと変わらないように思えます。
しかし、潰した場合と違い、放置して動かなくなったときは、その場にとどまるようなことにはなりません。
潰せば画面の中に貼り付いてしまいますが、そうでない場合は、下に落ちてしまうのです。
特に、デスクトップで画面が直立しているなら、虫がその場に固定されることなく、画面の下の見えない位置にまで滑り落ちてくれます。
パソコンの中から取り除くことではできなくても、見えないのであれば、普段と変わらず快適に使うことができるのです。
したがって、もし画面の中に入り込んでしまったときは、無理に潰したりせず、見えなくなるのを待つようにしましょう。
最初は気になりますが、潰したときのように跡が残らないため、最もおすすめの方法です。
パソコンに集まる虫を取り除く
液晶モニタの中の虫が見えなくなっても、それだけで安心してはいけません。
また虫が入り込まないように、パソコンを掃除することも大切です。
パソコンに虫がついていると、何かの拍子に画面の中に入り込む可能性が高くなります。
そのため、普段からしっかり手入れをして、清潔な状態で使う必要があるのです。
しかし、パソコンは熱を発するので、冬などは虫が集まりやすくなります。
そんなときは、無水アルコールを使って掃除をしましょう。
無水アルコールは、普通のアルコールと違って水を含んでいません。
そのため、とても濃厚なアルコールになっており、高い洗浄力を発揮してくれるのです。
これを使えば、パソコンについた小さな虫をしっかりと駆除することができます。
汚れもしっかり落とす
無水アルコールで掃除をするときは、いきなり始めるのではなく、まずはきちんと電源を切ってください。
ACアダプターなどもすべて外し、パソコンが熱をもっている場合は、それが冷めるのを待ちます。
そのあとで、無水アルコールを染み込ませたティッシュを使い、パソコン周辺やキーボードなどを念入りに拭いていきましょう。
アルコールを使って拭き取ることで、虫だけなく、汚れもしっかり除去することができます。
パソコンが汚れていると、その汚れをエサにしてダニが繁殖する可能性もあるので、虫の対策をするなら、アルコールは最適な方法なのです。
特に、キーボードの汚れには注意してください。
キーボードは、それまで触っていた別の何かを経由して汚れがついてしまうことが多いため、こまめに掃除をする必要があります。
例えば、髪をいじったあとなら整髪料が、お菓子をつかんだあとなら油がついてしまうのです。
この点を考えれば、手をきれいに拭いてからキーボードを操作するのも、有効な対策になります。
虫そのものを拭き取るだけでなく、エサとなるものまできっちり除去していきましょう。
無水アルコールはすぐ乾く
アルコールを使って拭くとなれば、「きちんと乾くまで使えなくなるのでは?」という不安もあります。
確かに、無駄な水分がついたままでは、下手をするとショートする可能性もあるので、完全に乾かしてから使うというのは、大切なポイントです。
そのためには待ち時間が必要になりそうですが、無水アルコールに関しては、乾燥にそれほど長い時間はかかりません。
無水アルコールは、水を含まない濃いアルコールであるため、すぐに蒸発してしまいます。
この性質があることから、電気製品の手入れをするときは、よく使用されているのです。
隙間にはエアダスター
アルコールで拭くといっても、キーボードの隙間などを完璧に拭くことはできません。
どんなにがんばっても、わずかな隙間をティッシュだけで掃除するのは限界があるものです。
掃除機を使えば吸い取れそうに思えますが、キーボードを掃除するには大きすぎるので、取りこぼしが多くなってしまいます。
そんなときは、エアダスターを使って吹き飛ばしましょう。
コンパクトなエアダスターなら、隅々までしっかり行き届くため、細かい部分の掃除には最適です。
湿気の少ない環境にする
液晶モニタの画面に入り込む虫を防ぐのであれば、汚れだけでなく、部屋の中の環境にも注意してください。
湿気が多い環境は、ダニにとっては過ごしやすいものであり、増殖を助けることになってしまいます。
それを防ぐためには、部屋の湿気を減らす工夫をしていきましょう。
部屋を閉めっぱなしにしていると、どうしても湿気がこもりやすくなってしまいます。
湿気を減らすのであれば、ときどき換気して、部屋の中に風を入れてください。
そうすることで、パソコン周辺の湿気も適度にとぶので、虫にとって居心地の悪い環境をつくることができます。
画面に入り込んだときの対応も重要ですが、そもそも虫が少ない状態にしておけば余計なトラブルは回避できるので、環境には常に注意しておきましょう。
まとめ
液晶モニタに虫が入るというのは、そう頻繁に起こることではありません。
そのため、話を聞いただけでは、「まさかそんなことはないだろう」と疑ってしまうことも多いですが、虫によるトラブルは実際に起こっているのです。
もし虫が入ってしまったときは、ここで紹介したことを参考にして、適切な対策を行うようにしましょう。