モニタアームを使って快適なディスプレイ環境を作ろう!
パソコンにはモニタが必要ですが、必ずしも1つだけでなくても構いません。
接続さえできれば2つでも3つでもモニタを使うことは可能です。
そうした使い方に意味があるのか疑問に思われるかもしれませんが、実際のところかなり利便性の高い環境になります。
そして複数枚のモニタを使うときに便利なのがモニタアームという製品。
今回はモニタアームを使ったディスプレイ環境についてみていきましょう。
机のスペースを有効活用できる
モニタはものによりますが基本的には大きな製品です。
そのため1枚ならまだしも2枚以上のモニタを使う場合、横に並べてしまうと机の上のスペースが狭くなってしまいます。
机の上には他にもキーボードやマウスなどの周辺機器を置く必要がありますし、またいくらかスペースが開いている方が作業がしやすいものです。
こうしたときにモニタアームは役に立ちます。
モニタアームというのはクランプのようなパーツを机などに噛まし、それを土台として台座の無いモニタを取り付けるという製品です。
またモニタを縦向きに配置することもできれば傾けることもできます。
自分の最も使いやすい位置にモニタを設置でき、かつ土台という制限から解放されることができるため複数枚のモニタを使ったとしても机の上にスペースを作ることができるでしょう。
理想のディスプレイ環境を構築するために活用すれば高い効果を発揮するはずです。
1枚でも便利な道具
モニタアームはモニタを1枚だけ使う場合は特に必要性はありませんが、当然のことながら使うことは可能です。
また状況によっては1枚だけの場合であっても利便性の高い道具となるでしょう。
先述したように、モニタアームを活用すればモニタを色々な形に配置することができます。
そのため例えば机の横にあるベッドに寝ながらモニタを見たい場合は適したところにモニタを移動させれば良いだけなのです。
それから据え置きの台座では難しい高さの調整だって簡単にできます。
特に長時間モニタを見ながら作業をする場合、モニタと目線の高さは重要な要素です。
モニタが目線よりも低ければ頭を下に向けることになるため猫背ぎみになりますし、上にモニタがあれば仰け反りながら作業をすることになるでしょう。
もちろん据え置きモニタの下に何かを敷いて解決することもできますが、微妙な調整は難しいものです。
それよりもモニタアームを使えばよりすっきりした形でモニタを使っていくことができます。
宙に浮かせることでうまれる貴重なスペース
パソコンのモニタの土台というのは案外スペースを取るものです。
またその形状も様々で、楕円形だったり緩やかに傾斜していたりと活用し難い形のものが多いといえるでしょう。
そのため土台はモノを置くといった意味ではデッドスペースになってしまうのです。
特に周辺機器が多かったり小物を机に置いていたりする場合は、このデッドスペースを活用することができれば大きな助けとなるでしょう。
例えば机の上に広いスペースが欲しい場合、モニタアームでモニタの下にスペースを確保しておけばそこへキーボードを移動させればそれだけで済むようになるのです。
また文房具やノートなどを収納することだってできるでしょう。
一度自分の環境を振り返ってモニタの下が空いている場合の生活をイメージしてみると良いかもしれません。
小さなスペースではありますが貴重で使い勝手の良い空間となるはずです。
余裕があると作業が捗る
例えばお絵かき用のペンタブレットを所有し、かつ机の上にスペースがあまり存在しない場合を考えてみましょう。
このとき、お絵描きをするためにはキーボードをどこかにどかさなければならないかもしれません。
無理矢理スペースに押し込めたり縦置きにしたりと何かと不便な状況になるはずです。
そしてお絵描きが終わればまたキーボードを出しペンタブレットをしまわなければなりません。
こうした不便な環境で作業していると次第にペンタブレットを持ち出すことが億劫になってしまい、お絵描きを素直に楽しめなくなるでしょう。
細かいことですが作業環境というのはちょっとしたことでかなり不便なものになってしまうのです。
対してスペースに余裕が生まれれば作業に取り掛かりやすくなります。
先述したようにモニタの下にスペースが生まれればキーボードをそこに押し込めば直ぐにお絵描きできるようになるでしょう。
モニタアームを使うことでより快適な作業環境を作り出せればより気分良く作業ができるようになるはずです。
デュアルディスプレイの魅力
モニタアームの効果は1枚でも十分に発揮されますが、やはり本領は2枚以上の環境です。
2つのモニタを設置して使用する環境をデュアルディスプレイと呼ぶのですが、これは非常に快適です。
これまでの作業環境を飛躍的に快適なものにしてくれるでしょう。
例えば何かをネットで調べながら作業する場合を考えてみます。
このとき、モニタ上には作業領域とブラウザ領域が必要になる形です。
複数のブラウザのタブを同時に開いておきたい場合はどんどん画面は調べものを表示するウィンドウで埋め尽くされていくでしょう。
そんなときもう1つモニタがあれば非常に快適な環境を作り出すことができます。
1枚のメインモニタに作業領域のみを映し出しておき、もう1枚のモニタで調べ物を表示しておけば良いのです。
こうすることで作業する画面上がごちゃごちゃすることなく、十分に広い領域をとりながら作業ができるようになるでしょう。
英語の翻訳にも便利
インターネット上には日本語だけでなく英語で書かれたコンテンツも多数存在します。
ですがこうしたコンテンツを楽しもうとするときに壁となるのが翻訳です。
機械翻訳では不完全な文章になってしまいますし、時には全く意味が異なる結果を招くこともあります。
そのためしっかりと翻訳をしたいときには単語の意味を逐次翻訳しながら文章の意味を理解することになるのですが、先述したようにモニタ上はごちゃごちゃしたものになってしまうのです。
そんなときにもデュアルディスプレイは役に立ちます。
メインモニタで文章を表示しておき、サブモニタで単語を翻訳していけば快適に翻訳作業を進めることができるはずです。
また映画やゲームなど全画面で楽しみたいコンテンツを翻訳するときにも役に立つでしょう。
メインとなるものがあり、それを細くする作業をする際にはモニタは2枚あると便利なのです。
3枚以上を取り付けることも可能
モニタアームにもよりますが3枚以上を取り付けることも可能です。
あまりモニタの数が多くなると今度は互いに配置の際に干渉するようになってしまいますが、それも適切な位置に配置することができれば問題にはならないでしょう。
3枚以上となると色々な使い道が思い浮かぶものです。
例えば株価情報などの常時表示しておきたいコンテンツに1枚を使い、メインモニタでコンテンツを楽しみつつサブモニタで何かしらの作業を進めるなんて使い方もできます。
ゲームの場合であればメインモニタにゲームを表示しつつ他のモニタで仲間と連絡を取ったりすることもできるでしょう。
まずはモニタアームの導入からはじめよう
モニタを複数枚活用する際にはモニタアームがあると非常に便利です。
単に台座つきのものを複数枚手に入れたとしても、それは机の上に置かなければならないためスペース上かなり面倒な事態を招くかもしれません。
デュアルディスプレイなどのマルチモニタ環境を考えている方はまずモニタアームを手に入れることをおすすめします。
まとめ
モニタアームを使ったディスプレイ環境についてみてきました。
台座のあるモニタとは違い、モニタアームにモニタを取り付ければ机の上に貴重なスペースを作り出すことができるでしょう。
また微妙な高さや角度の調節もできるため好みの位置にモニタを配置することができるようになります。
それから2枚以上のディスプレイ環境を作るときにも役立つはずです。
快適な作業環境作りをする際にはまずモニタアームの導入を検討してみましょう。