Illustratorをマスターするにはどんな講座を選ぶべき? そのメリットとデメリット
グラフィックソフトで有名なIllustratorですが、「使いたい!」と思って体験版を開いてみても、メニューやらツールやら何が何だか「?(クエスチョンマーク)」で頭がいっぱいになってしまい、挫折する方も多くいらっしゃると思います。
実際、私も使っている現場を見るまでは「なにそれ?」な状態でした。
それはひと昔前の話ですが、私が初めてIllustratorを使っている現場を見たのは、とあるアパレルのアトリエで、そこに初めてMacintoshが導入されると聞いて見に行った時のことでした。
大きなモニターに映し出された洋服のパターンが半分描かれている状態で、これをどうするんだろう?
と不思議に思っていると、キーボードの前に座って作業しているパタンナーが、その半分の図形を選んで反転させて、あっという間に対になり、1着の洋服になっていました。
きれいな模様をその図形に当てはめて、みるみるうちにデザイン画が仕上がっていく様子を最後まで見ているうちに、Illustratorに魅入られてしまったと言っても過言ではないかもしれません。
「絶対使いこなせるようになりたい!」と強く思った瞬間でした。
昨今では、このIllustratorを学んで会得する機会は昔よりも増えてきました。
そこで、さまざまな学びのシーンとそのメリット、デメリットについてご紹介しようと思います。
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専門学校に通学
メリットは、しっかり基本から応用まで学ぶことができ、あらゆるIllustratorの機能、操作をまんべんなく学ぶことができます。
わからないことはその場で質問もできて解決ができるのは、とても役立ちます。
逆にデメリットは、なんといっても高額であることと、一定の通学が必要になることです。
すでにお勤めしている方にとって、料金面や通学までの時間・距離の確保は問題になってくるでしょう。
将来的にDTPやWebなどを扱うIT企業に就きたいと考えている学生なら、専門学校でしっかり学んでいくのもひとつの道ですね。
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現場で学ぶ
Webサイトを作ったりDTPを生業としている職場に入ることができたら、現場で身に着けることができますね。
その場合には自分のモノにするのはとても早いです。
収入がありつつ学べる環境というのはとても貴重です。
しかしながら、職場の皆さんが忙しそうにしている中、わからないことを聞きにくいという場面もきっと出てくると思います。
自分で解決できればいいのですが、その段階にない場合は迷惑をかけてしまってでも聞かざるを得ないかもしれません。
そんな気まずい状況はストレスになることも。
また、同じことを何度も質問するようでは、足手まといになるとも限りません。
「覚える」ことのペースアップを求められるよう、普段からしっかり学習しておかなければなりません。
うれしい環境ではありますが、気兼ねなく学習できるかどうかはわかりません。
通信講座で学ぶ
専門学校に通学して学ぶよりは低価格ですが、専門性よりも初心者向けの内容であることが多いです。
少しかじっているので基本的なことはわかる、という方にとっては物足りないと感じることも。
テキストは手元に本として届いたり、通信講座のオンラインでテキストが閲覧できたりといろいろです。
ただし、学習できる期限も決まっていることがあるので、要注意です。
オンライン講座・動画で学ぶ
これまで紹介してきたものよりも低価格で、おこずかい程度の月額料金なのが気軽に利用されている理由です。
現在でもいくつかのオンライン講座がオープンしており、ユーザー寄りの内容になっているのが目につきます。
毎日生放送で授業を行ったり、見逃したら録画授業を見られたりなど、有料会員になればなるほどプレミアム感は出てきます。
デメリットとしては、自分が学習したい内容が必ずしもあるとは限らないということ。
普段知ることができないテクニックなどはとても役に立つのですが、それらを使う機会のない初心者にとっては少々壁を感じるかもしれません。
ですが、個人的にはオンラインや動画で学ぶのはおすすめです。
いつでも自分のペースで学習できること、何度でも繰り返し見ることができ、生放送では質問もできます。
無料動画で学ぶ
自分のペースを重要視して、学ぶとしたら無料の動画ですが、無料とうたってはいるものの、有料サイトへの誘導がないとはいえません。
自分に必要な内容だけを学ぶとすれば、無料でも大丈夫ですね。
まとめ
可能なのであれば、Illustrator単体だけでなく、Photoshopも一緒に学ぶことをおすすめします。
DTPだけでなくWebでも、画像を取り扱う機会が多くあります。
その点では、2つのソフトはセットとして考えて学ぶこともよいかもしれません。
自分で書店などで練習用の本を購入してマイペースで進められるのなら、それでも良いのですが、書いていないポイントなども多いのがIllustratorです。
自分に合った学習方法に出会えるとよいですね。