Illustrator初心者からの脱出のすすめ

2016年10月18日デジ絵ソフトウエア

10倍ラクするIllustrator仕事術 【増強改訂版】 CS5/CS6/CC/CC2014対応 ~ベテランほど知らずに損してる効率化の新常識

グラフィックソフトの代表格であるIllustrator。

Adobeシステムズ株式会社が開発・販売しているソフトウエアで、現在ではパッケージでの販売ではなく、クラウドサービスを利用したオンラインでダウンロードして利用できるようになっています。

初心者がぱっと見てすぐ使えるといった簡単なものではない、とだけ最初に言っておきましょう。

Illustratorで何ができるか、どんなふうに使われているか、そしてその学び方についてご紹介します。

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Illustratorとは

情報が簡単に手に入る昨今、今やIllustratorという名称を聞いたことがある、という方は多くなってきたかと思います。

初めてIllustratorが発売された1980年代は、アップルコンピュータのMacintoshのみで使用する、世界でも突出したデスクトップパブリッシング(DTP)のためのソフトウエアでした。

Photoshopと合わせて使うのが、印刷業界での通例となり、次第に世界中のPCシェアを誇るWindowsでも利用できるようになり、今ではパッケージではなくオンラインでダウンロードして簡単に使い始めることができるようになりました。

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Illustratorで何ができる?

Illustratorの最大のポイントは、「自由自在」であることです。

Illustratorは使ったことがないけどWordやPowerPointで作図をしたことがある、という方ならご存知かと思いますが、図形の大きさやサイズ、位置に設定するのが意外と不便だったのではと思います。

あとほんのちょっと上…あ~思いっきりずれた、なんていう経験はありませんか?

あとほんのちょっと…というかゆいところに手が届くのがIllustratorだと考えていただいてもかまわないくらいです。

拡大・縮小・回転・反転・角度など、0.1mm以下の細かな設定も可能で、作成できる大きさにも制限がありません。

大判ポスターなどの制作も問題なく可能です。

もちろん印刷にはそれなりのプリンターが必要ですが、元となるデータは、IllustratorがインストールされたPCであればどれでも制作できるのです。

極端な話、Illustratorが自由すぎてどこから始めればよいかわからなくなること請け合いです。

Illustratorの操作の中で一番難しいとされているのは、曲線を描くことでしょう。

どんなに自由自在、簡単だといっても、思った通りの曲線にするには、地道な練習が必要となるからです。

コツをつかむようになるまでの練習時間をコツコツ続けられるかどうかがターニングポイントでしょう。

下絵さえあれば、それをトレースすればよいのですが、なかなか思うように描けない、そんなときには自動でトレースしてくれる機能ももちろん搭載していますが、Illustratorのだいご味として自分の手でトレースできるようにすると初心者から脱却したといえるでしょう。

Illustratorを使う現場って?

Illustratorを使用している現場といえば、まず挙げられるのは書籍やポスターといったDTPデザインを主とする会社や事務所でしょう。

直接印刷に携わる店などでは特に必須です。

また、アパレルのデザイン事務所でもファッションのデザイン制作に使われています。

近年では、Webデザインでも使用されるようになってきていて、さらにIllustrator利用者を増やしてきています。

クラウドサービスを使った手軽な入手方法、支払い方法により個人で使う機会が増えた要因でもあります。

Illustratorだからイラストを描くのが当たり前でしょ?

といった概念は取り払って、プレゼンテーションの資料やちょっとした挿絵のイラスト、パッケージデザインなど、幅広く使われています。

どうやってIllustratorを学ぶ?

ひと昔前は、専門学校に通って学ぶのが通常でした。

というのも、指導者が不足している、ソフトウエア自体が高価なもの、よりプロフェッショナルな利用がされていたため、専門的に学ぶ必要があったのですが、なにせ通うにしても高額なうえ、地域も限られていました。

しかし、近年の幅広い利用方法とユーザーの増加により、通信講座や取り扱う学校も増えて、指導者も増加、以前とは比べ物にならないくらい学びやすい環境ができつつあります。

特に、オンライン講座での学習環境ののびはめざましく、無料から格安まで、学びやすい環境が手に入りやすくなっています。

また、オンタイムで質問も可能になったり、自分のペースで動画を見直したりなど、より学習時間を確保しやすくなってきていると考えます。

AdobeシステムズのWebサイトのチュートリアルも充実しています。

まずはそこから始めてみることをおすすめします。

まとめ

Illustratorは、その自由な操作性と覚えるべき機能が多くありすぎて敬遠されがちですが、学べば学ぶほど深く深くつきつめてみたいと思わせてくれるものだと思っています。

仕事のためだけに使うというよりも、自分のイメージをより膨らませてくれる、幅を広げてくれるツールのひとつだと思って、自分が作ってみたいと思うものに挑戦してほしいと思います。

そして、Illustratorを自分のモノにしていってください。

きっと手放せないツールになることでしょう。





2016年10月18日デジ絵ソフトウエア