コアなPCユーザー向け!ゲーミングからデュアルモニターまで、液晶モニタ選びの条件やおすすめ製品など
ゲーム用またはデザイン用にパソコンを購入または自作する場合、高性能なグラフィックボードを組み込むことが多いでしょう。
その性能を最大限に引き出しつつも、その後のPCゲームライフを快適に過ごせる良い液晶モニターがあるといいですね。
また、用途は様々ですがデュアル・トリプルディスプレイの需要も高まっています。
今回は、そういったコアなPCライフを送る皆さん向けのご紹介をさせていただきます。
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目次
ゲームに必要な液晶モニターの必要要件とは?
ゲーミングモニタに必要な性能とはなんでしょうか。
はじめにも述べたように、グラフィックボードの性能を最大限に引き出せるモニターとは何か、を考えることになります。
ゲーム向けと明示されている、GTX規格で言えば今主流の900番台以上になれば、もはやフルHDは必要条件。
それでは、それ以外にモニタ選びの指針としたい基準はなんでしょうか。
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FPS・格闘ゲーム向けの性能
FPSや格闘ゲームの場合、フレームと呼ばれる1/60秒単位での動作の視認が重要となります。
液晶モニタの応答速度という性能の表記に着目しますが、1ms=1/60ms秒。
これは、モニタのドットが色を変える最速の速さがどのくらいか、という表記となっています。
応答速度と書かれている数値が大きいほど、見た目には「残像」が残りやすくなり、小さいほどクリーンにゲーム内の動作が見えるようになります。
必要な応答速度の目安
一般的に、
●FPSであれば5ms程度
●格闘ゲームであれば1ms程度
と呼ばれています。
MMORPG向けの性能
MMORPGの場合、プレイヤーが使う技のエフェクトやマップの表示、描画されているグラフィックをより美しく鮮やかに表示してくれるモニターが必須となるでしょう。
かつ、この種のゲームは大半が長時間プレイに及ぶため、目に優しく疲れにくいことも要件に入ります。
となると、FPSや格闘ゲームとは違う条件で探すことになるのは必然でしょう。
ポイントとしては、
●ノングレア(非光沢)
●輝度調整ができる
●色質の調整(暖色~寒色等)の調整ができる
まずはこの3つになります。
続いて、左右・上下の角度調整も自在にできる事…これらをまとめれば「カスタマイズ性」が高いことに集約されますが、実際に店頭でどのような機能がついているのか確かめながら選ぶのが、ベストと言えるでしょう。
安価でおすすめのゲーミングモニター一覧
さて、安価な液晶モニタと言えば、やはりLG・ASUSなどのアジア系メーカーが主力となります。
筆者もゲーマーですが、2~5万円台と幅ひろいものの、比較的落ち着いた値段の海外メーカーの製品を長らく使えています。
今人気の安価モニターを紹介しますので、皆さんもぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
BenQ ZOWIE XL2411
同社が出しているZOWIEというゲーミングモニタシリーズのひとつです。
液晶部分にはTNパネルというものを採用することで値段を安く抑え、リフレッシュレート144Hz・応答速度1msという驚異的な性能を誇る一品。
使用者が多くレビューも多数で、検討材料にしやすいのもおすすめする理由の一つです。
ASUS VX248H
こちらも前述のBenQとほぼ同じスペックですが、独自の機能を搭載
使用者が多くレビューも多数で、検討材料にしやすいのもおすすめする理由の一つです。
輝度や色温度の変更も容易で、多くのゲーマーが愛用している製品のひとつです。
デュアルモニターで何ができる?
ひと昔前までは、デュアルモニターと言うと株取引やプログラマーのイメージが強いものでした。
ですが、今は一般のユーザーにも注目され、多くのかたがデュアル・トリプルモニターでPCライフを楽しんでおられます。
クリエイターの方におすすめ
特にイラストレーターのかたには、デュアルディスプレイの導入を強くおすすめします。
実際にデュアルモニタを導入されているかたの環境だと、片方の画面にペンタブレットの利用設定をした上で制作・もう片方の画面で資料などの検索や表示を行っている…ということが多いようです。
この方法をとれば、わざわざPCを2台用意する必要もなく、資料確認や他の作業と並行でアート制作をすることができます。
ゲーマーにもおすすめ
ゲーマーのかたにも、デュアルモニター・トリプルモニタのかたは大変多いようです。
3Dゲームの場合、モニターを繋げることで視野角を広げ、プレイが有利になることも。
また、アーティストのかたの環境と同様に、ゲームの攻略記事やボイスチャットの画面と、ゲームそのものをプレイする画面とで分けて楽しむこともできます。
目的で絞って製品を選ぶ
たとえば、おなじフルHD液晶モニタでも、メーカーが想定している使用用途は様々です。
●動画鑑賞用に液晶パネル部分に高価なものを採用し、発色を最重要視したもの
●応答速度やリフレッシュレート重視で、ゲーム用に特別な機能を搭載したもの
デュアルディスプレイの場合、ゲームの視野角を広げたいのか・使用用途問わず別々の作業を同時進行したいのかで目的を絞りこんで製品選びをするべきと言えるでしょう。
視野角を広げたいのであれば、当然同じ型番の製品でそろえるのがベストと言えます。
作業を分けたいのであれば、それぞれに合った発色・応答速度やリフレッシュレート・機能性を考慮して選ぶべきでしょう。
国内メーカーのモニターは品質がいい!
国内メーカーの2大老舗、iiyamaとEIZO。
その実力は確かで、ゲーミングモニターともなるとアジア系メーカーの2倍近くのお値段になることもありますが、アマゾンや価格ドットコムでの評価も上位の方に食い込んでいます。
値段を抑えるための妥協をせず、液晶パネルひとつとっても高性能なものを採用するなど、しっかりとした作りであることが特徴です。
これにより、
●動画や3Dグラフィックばかりでなく、文字などを大量に読む作業でも疲れにくい
●斜めからみたときに画面が暗くなるなどといった現象が起きない
こういった特徴があります。
お仕事・ゲーム・その他様々な作業においてほとんどPCの前で過ごされるというかたは、是非国産メーカーのモニタを検討してみてはいかがでしょうか。
モニターアームもおすすめ
デュアルモニターなら必須、シングルでも非常に便利なモニターアーム。
VEGA規格と呼ばれるものに適合する液晶モニターであれば、足を外す・裏蓋を外すなどをして簡単にネジで取り付けることができ、あとはデスクのふちに穴をあけることなくネジ式で固定すれば設置完了!
というものがほとんどです。
メリットとしては、
●モニタ下の空間が使えるようになる
●特に頭痛や肩こり、腰痛もちのかたは、最適な位置にモニターを移動させやすくできる
この2点につきます。
価格も安く、1000円~5000円の範囲で購入することが出来ます。
注意点としては、お使いの机にバックパネルがついていないか確認しましょう。
ほとんどのモニターアームは、机奥側の下に10cmほどの空間を必要とします。
コ型の固定器具をフチにかませたあと、長めのネジで固定する形になるからです。
そのため、バックパネルがあるものは取り付け時に干渉してしまい、使うことが出来ません。
どうしてもモニタアームを使いたいかたは、
●バックパネルを外す
●壁掛け式のモニターアームを検討する
などを試みてみましょう。
まとめ
高い評価を得ているモニターはいくつもありますが、やはり購入時はご自身の目で確かめてみるのがベストでしょう。
そのためにも、気になる機種がある場合は、是非電気店などで確かめてみてください。
この記事では、最後にモニターアームのご紹介をさせていただきましたが、液晶モニタはデバイスとご自身の生活を直接結び付けるもののひとつです。
選び方ひとつで生活の満足度が変わるので、是非この記事を参考に購入を検討してみてください。