ペンタブと連携出来る有料ソフトを4種類まで詳しく紹介!
デジタルでイラストもしくはマンガを製作するためにペンタブを購入する方は多くいますが、デジタルでイラストやマンガを製作するためには使用するソフトの種類も重要です。
ソフトは無料版もありますが、有料ソフトであれば、多機能で満足出来るようなイラストやマンガを製作する事が出来ます。
そこで、ペンタブと連携出来る有料ソフトを4種類まで紹介するので、参考にしてみて下さい。
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SAI
ペイントツールSAI(VER.1 ユーザーライセンス)は、5,400円(税別価格)で購入する事が出来るソフトで、比較的安価なソフトと言えます。
このソフトは有料ソフトの中ではそれほど機能は充実していませんが、無料ソフトに比べれば多くの機能を揃えているので、詳しく紹介しましょう。
ソフトの特徴
SAIは、安価なソフトですがタブレットによる描き味を追求して開発されたので、安価なソフトでタブレットと連携出来る物を探している方にはおすすめです。
さらにジャギーが目立たないので、美しい線画を描く事が可能になっています。
デジタルのイラストやマンガを製作していない方には、ジャギーとは聞き慣れない言葉かもしれませんが、このジャギーとは線がギザギザになるような状態を言います。
このような線になってしまえば、高価なタブレットを購入しても満足出来るようなイラストやマンガを描く事が出来ないでしょう。
そのためジャギーを目立たなくさせる機能を用意してあるのは、注目すべきポイントと言えるでしょう。
ソフトの機能
SAIは、ジャギーを目立たなくさせる事は出来ますが『テキストツール』や『図形ツール』がないので、多機能なツールが搭載されているPhotoshopを使用した事がある方なら不満を抱いてしまうかもしれません。
そのためSAIを購入した方で、テキストツールや図形ツールを使用したい場合には、他のソフトを併用する必要があります。
テキストツールを使用したい方におすすめのソフトが、SAIMOJI2・SAI FON・戸閉めフェイサーなどです。
そして、この中でもSAIMOJI2はテキストだけでなく図形も使用する事が出来るので、両方のツールを使用したい場合には、SAIMOJI2を併用したほうが良いでしょう。
このようなデメリットのあるソフトですが、レイヤー機能は豊富に用意されています。
実際に、レイヤーを1pxずつ移動出来る機能や、レイヤーをまとめて移動させる事が出来るのです。
ただしレイヤーをまとめて移動したい場合には、レイヤーの左下空欄をクリックしてピンを付ける必要があるので注意して下さい。
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Photoshop CC
Photoshop CCは、購入出来るソフトというよりは、レンタルする事によって利用出来るソフトになります。
その利用料金は、2017年6月2日までなら1,382円(税込価格)で購入する事が出来ます。
少し特殊な利用方法になりますが、豊富な機能やツールを用意しているソフトなので、詳しく紹介するので見ていきましょう。
ソフトの特徴
Photoshop CCはデザイン業界で働いている方や、イラスト関係の学校で学んでいる方なら分かるかと思いますが、画像を編集する機能に優れたソフトです。
そのためイラストやマンガを製作するためのソフトというより、画像編集ソフトというイメージを抱いている方は多くいます。
しかしPhotoshopでイラストやマンガを製作している方は多くて、書店へ行けばPhotoshopを利用したテクニックや描き方を紹介している書籍は多く販売されているのです。
ただしPhotoshopはCCになる前から長年に渡って開発されてきたソフトなので、古いバージョンのフォトショップを利用したテクニックを紹介している書籍も販売されています。
そのような書籍を利用したら、現在のPhotoshop CCを操作する際に分かりづらい所もあるので、注意して下さい。
ソフトの機能
Photoshop CCは、SAIとは違って、高品質なフォントを用意している上に、図形ツール(シェイプツール)も用意されています。
そのシェイプツールは、長方形・角丸長方形・楕円形・多角形・ライン・カスタムシェイプなど豊富に揃っているのです。
ここまで様々な図形を使用出来るので、イラストやマンガを製作する際に利用する事が出来ますし、マンガのコマ割りを作成しやすくなっています。
さらにPhotoshop CCには筆圧情報をブラシツールに適用する事によって、多彩な線を描く事が出来るので、フォトショップは扱いやすいソフトと言えるでしょう。
CLIP STUDIO PAINT PRO
デジタルでイラストを製作する際には、値段より機能を重視ている場合に、おすすめなのがCLIP STUDIO PAINT PROです。
このCLIP STUDIO PAINT PROは、ダウンロード版で5,000円(税込価格)で購入する事が出来るソフトで、SAIより安い値段になっています。
しかし機能は豊富に用意されているので詳しく紹介しましょう。
ソフトの特徴
ペンタブで線を描こうとしても、滑らかな線をかけずに苦労している方は多くいるでしょう。
しかしCLIP STUDIO PAINT PROには、筆圧に合わせた描き味の自動調整や、線のブレを抑える補正などが用意されているのです。
そのため補正された線は滑らかな線になっているので、アナログのイラストのような滑らかな線で描く事が可能になっています。
さらにマンガを製作する上で重要な『入り・抜き』も描きやすくなっているので、自然な線画を描く事が出来るでしょう。
ソフトの機能
CLIP STUDIO PAINT PROの機能で、特に注目すべき機能が『隙間閉じ』でしょう。
この隙間閉じとは、境界線に少しの隙間があっても、境界線に隙間がないものと見なして、着色した際に境界線の外側まで着色しないようにしてくれるのです。
そのため隙間閉じを活用すれば、線に多少の隙間があった場合には色がはみ出る事がないのです。
その他にも『領域拡縮』という機能もあって、境界線より少しだけ色を塗るスペースを少なくしたり、多くしたり出来ます。
CLIP STUDIO PAINT EX
CLIP STUDIO PAINT PROより高価になっていますが、デジタルのマンガを作成する機能が豊富に用意されているのがCLIP STUDIO PAINT EXです。
このCLIP STUDIO PAINT EX(ダウンロード版)は、23,000円(税込価格)もかかりますが、デジタルのマンガを製作したい方には興味深いソフトだと思うので詳しく紹介しましょう。
ソフトの特徴
CLIP STUDIO PAINT EXは、デジタルのイラストやマンガ関係の専門学校が多く利用しているソフトです。
これほどの高い人気を誇っているのは、様々なトーンを利用する事が出来る上に、3Dデッサン人形を豊富に用意されているのが大きく関係しているでしょう。
3Dモデルを利用したら、モデルさんにポーズをとってもらう必要もないですし、人物のポーズ集の書籍を購入する必要もないでしょう。
ソフトの機能
CLIP STUDIO PAINT EXには、様々な機能が搭載されていて、画像をトーン化する機能が用意されています。
この機能は、塗りつぶしたようなカラーをドット(斑点)に変換する事が出来ます。
さらにドット化したものは、元に戻す事も出来るのです。
さらに豊富な素材も利用する事が出来て、Gラスペン・つけペン風・フリーハンド描画など様々な線を描く事が出来ます。
そしてマンガを製作する上で重要となるコマ割りですが、CLIP STUDIO PAINT EXでは画面を分割した上でコマの線をドラッグしていけば、コマを1つずつ作成しなくてもコマ割りを完成させる事が出来るのです。
まとめ
ペンタブと連携出来る有料ソフトは、様々な素材や機能を用意しているので、デジタルのイラストやマンガを作成したい方は利用したいと思うでしょう。
ただしPhotoshop CCの場合はレンタルして利用するような方法なので注意する必要があります。
さらに同じ有料ソフトでも、それぞれ用意されている素材や機能には差があるので、有料ソフトを購入する前にどのような機能や素材が用意されているのか確認する事が重要です。