有名なアニメ専門学校と無名の大学ではどっちのほうが就職に有利?
専門学校には有名なものもたくさんあります。
そしてそれは、アニメ専門学校であっても同じことです。
そんな有名な専門学校にいけば、何となく名前は知られているので、就職に有利なように思えますよね。
でも実際、有名なアニメ専門学校と、無名な大学でアニメを学ぶのではどちらのほうが就職に有利なのでしょうか?
ここではそんなことを見ていきます。
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有名無名は実はあまり関係ない
まず一つ言えるのは、ことアニメ業界での就職において、有名無名はあまり関係がないということです。
確かに一般的な企業であれば、東京大学を出ているほうが、どこか地方の国立大学を出ているよりも有利になることはあるかもしれません。
私立でも、聞いたこともないような大学よりは、マーチのほうが有利になることはあるでしょう。
しかし、アニメ業界は一般的な業界とは異なります。
なぜならいわゆる専門職の業界だからです。
つまり、実力さえあれば、良いのです。
実力さえあれば、別に中卒だって問題ないというところもたくさんあるものです。
だから、有名なアニメ専門学校でも、有名な大学でも、無名な大学でも無名なアニメ専門学校でも、評価としては変わりはありません。
名前の有名無名で進学先を決めるのはおすすめできません。
実力をつけやすいところに行くのが一番
一番良いのは、まちがいなく、自分にとって実力がつけやすいと思うところに行くことです。
有名な専門学校に対してそういう風に感じるのであれば、有名な専門学校に行くのが一番良いでしょう。
逆に無名な大学に対してそう考えるのであれば、無名な大学に行くのが良いです。
それをしっかりと判断するためにも、有名無名だけで学校を判断するのではなく、数多くの学校に対してしっかりと授業内容を比較していかないとなりません。
大学と専門学校を合わせても、アニメを専門的に学べるところは決してそこまで多くはありません。
だから、授業内容で比較するというのもそこまで難しいことではないのです。
ぜひいろいろな学校の授業を比較していってください。
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大卒が有利に働くことはある
ただ、有名無名はあまり関係ありませんが、アニメ業界でも、ごくまれに大卒が有利に働くことはあります。
たとえば、プロデューサー的な立ち位置を目指す場合には、専門職というよりは総合職に近い形になります。
どこの業界でも、総合職は求められるものが多いです。
学歴もその一つであることは少なくありません。
なので、プロデューサーを目指せるような企業に入社したいと考えた場合、大卒でないと応募資格がないこともあるのです。
アニメ業界に入りたいと考える方の多くは、基本的にはアニメーターになりたいと考えていることでしょう。
あるいは監督であったり。
いずれにしても、技術職を求めていることが多いはずです。
でも、そういう技術職ではなく、そういう人たちを総合的に管理するポジションに行きたいのであれば、有名なアニメ専門学校よりも無名な大学のほうが良かったりもします。
なので、やみくもにどこでもよいというわけではないのです。
進学前に自分が将来アニメ業界でどんなポジションにつきたいのかをよく考えて、そして進路を決めないとなりません。
その場合は有名な大学のほうがやや強くなる
またこうした大卒という肩書が求められるときには、就職で求められるものも、基本的な一般企業で求められるものと同じだと思った方が良いです。
管理側の会社はいうなればもはや一般企業です。
だから当然、無名な大学よりは、ある程度名のある大学のほうが印象が良くなりやすいのです。
もちろん今の時代、大学名だけですべてが決まるということはそうそうありません。
でも、実際ある程度有名な大学のほうが印象が良くなることは確かです。
有名な大学であれば、ぱっと見でその人がどれくらい努力してきたのかがわかります。
たとえば、東京大学卒と言われたら、そこに至るまでに毎日10時間くらい勉強してきたのだろうということがわかりますよね。
東京大学クラスでなくとも、ある程度有名な大学であれば、ある程度の努力をしていることは想像つくのです。
当然ながら、採用する方としては努力ができる人材が欲しいと思います。
だからやはり、ある程度名のある大学のほうが有利になるのです。
有名な専門学校だから授業が良いとは限らない
話を技術職に戻します。
技術職の場合は、自分に合った、自分を高めることができる授業をしてくれているところに進学するのがベストだと述べてきました。
何となく、有名な専門学校であれば、そういう授業をしているのではないかと思うものです。
でも、たとえ有名な専門学校であっても、本当にそういう授業をしているかどうかは定かではありません。
そもそも有名な専門学校が有名なのは、広告をたくさん打っているというだけの話なのです。
広告費がたくさんかかっているということ
広告をたくさん打っているということがどういうことかといいますと、その分たくさん広告費をかけているということです。
広告費をかけることが必ずしも悪いことではありません。
でも、広告費をたくさんかけるくらいならば、授業料を下げるとか、あるいは教員の質を含めた設備投資にお金を回という考えの専門学校だってあります。
とにかく人をたくさんあつめてお金を稼ごうという、広告をたくさん打つ専門学校とそういう専門学校があれば、後者の方が質は高く見えます。
もちろん前者だって最終的には、人を集めてできたお金で設備投資はしていくでしょう。
でも、考え方としては後者の方が人を大事にしているように見えます。
だから、より良い教育が受けられる可能性は高いのです。
なので、有名だから良いとは限りません。
無名な大学であればつぶしが効く
無名な大学には、有名な専門学校や、あるいは有名ではないけど質が高い専門学校にはないような利点があります。
それが、つぶしが効くことです。
無名であってもそれが大学であることには変わりはありません。
だから、そこを卒業すれば大卒の肩書が手に入るわけです。
アニメ専門学校卒業だと、アニメ関連以外の仕事に就くのは難しいです。
しかし、無名な大学であればそれも可能なのです。
大卒であれば、一般企業を受けられることも増えていきますし、一般企業では別にいちいち学部までは気にしないことも多いです。
もちろんなぜアニメ業界から関係ないその企業を受ける気になったのかということは聞かれるでしょうが、少なくとも受ける選択肢は増えるのです。
その点では大きく有利になります。
どっちを出ても就職できないこともある
有名な専門学校でも無名な大学でも、どっちを出てもアニメ業界に就職できないことはあります。
条件を選ばなければできるかもしれませんが、みすみすブラック極まりない企業には入りたくはないでしょう。
そうなると入れないことも出てくるのです。
そうなったときにつぶしが効かないというのはかなりのリスクです。
フリーでなんとか食つなぐしかなくなりますから。
そういうリスクケア的な視点で考えると、無名な大学もありです。
まとめ
有名な専門学校でも、無名な大学でも、基本的にはアニメ業界の技術職を狙うのであれば、就職に有利も不利もありません。
でも無名な大学であればつぶしが効くというメリットがありますし、技術職以外でアニメ業界に入りたいのであれば大卒でないとならないこともあります。
そう考えると、無名な大学への進学を考えるのはありです。
しっかりと将来を想像しながら、比較してみてください。