液タブだけどパソコンとしても優秀!「MobileStudio Pro」の実力

液タブ(液晶ペンタブレット)

ワコム Windows10搭載液晶ペンタブレット Wacom MobileStudio Pro13 Core i5/メモリ8GB/128GB SSD/13.3インチ DTH-W1320L/K0

信頼性が高く・プロの支持も集めている液タブの王様と言えば、やっぱりワコム製品。

パソコンから用意する必要がある・コンピューターのスペック知識に自信のないかたには、”MobileStudio Pro”が選択肢として入ってきます。

しかし、そのお値段の高さがネックとなって購入を迷うかたも多いのが現実。

「お絵かきだけではない」無限の可能性を紹介します。

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”MobileStudio Pro”は本当にPCいらずか

ワコム Windows10搭載液晶ペンタブレット Wacom MobileStudio Pro13 Core i5/メモリ8GB/128GB SSD/13.3インチ DTH-W1320L/K0

ワコムの液タブ商品のなかで唯一「パソコンいらず」で使えるのが、”MobileStudio Pro”。

しかし、ネットサーフィンやOfficeソフトの操作まで念頭に置いているかたにとっては、パソコンとしての性能のほうが気になる場合も。

ワコム製の最高のペン・パネルを仕様した液タブであることは言うまでもなく、パソコンとしても優れているということを確認していきます。

本体スペックの高さ

結論から言えば、ペンタッチ入力機能に優れた「タブレット端末」であると言えるこの機種。

しかし、ストレージ要領・CPUとGPUはデスクトップPCに比類するものを搭載し、パーツに関しては妥協を許していません。

だからこそのお値段ではありますが、最も安いモデルでも、既製品のブランド製ノートパソコンとほぼ同等の性能を誇っています。

品質重視のかた・液タブに慣れられなかった場合の使い道を懸念されるかたには、強くおすすめします。

液晶モニタへの出力可能

Bluetoothでマウス・キーボードを接続することができ、USB端子からは液晶モニタへの出力も可能。

こうすることで、さながらデスクトップPCとして利用することができます。

もちろん液晶モニタだけではなく、テレビへの接続も可能なので、作画中の録画を本体スペックに依存せずに行えます。

外出時はタブレット上にして、自宅ではデスクトップPCとして使えるのが、大きな魅力です。

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“MobileStudio Pro”の仕様

ここで紹介する製品について、仕様しているパーツ・どの程度の性能を誇るかを、具体的に解説していきます。

結論から言えば、ペンタッチ性能はもとより、ゲームにも向いていると言えます。

CPUはi5とi7から

CPUは、インテルの第6世代Core i5/i7から選択することができます。

それぞれ2.9GHz/3.3GHzのクロック数を誇りますが、これはゲーミングPCに用いられるCPUとほぼ同等。

Core i5モデルでもペイントソフトからゲームまでなんでも動かせますが、将来にわたって長く使いたい・もし他に魅力的な液タブが出たら乗り換えてもよいというかたは、あえてCore i7モデルを選択して使い道を増やすのもおすすめです。

NVIDIAの高性能GPU

搭載しているのは、リフレッシュレート(1秒間の描画速度)に自信のあるNVIDIAのGPU。

ゲーマー・イラストレーターの両者から強い支持を得ています。

GPUメモリも2〜4GBあり、3D描画の処理にも対応。

ここから、アニメーターにもおすすめできると言えます。

ストレージは64〜512GBまで

本体ストレージも予算に合わせて幅広く選ぶことができます。

国内メーカーのSSDを採用しており、読み込み・書き出し速度も十分。

同人/商業用の漫画データを大量に保存する際、待ち時間を抑えられます。

本体ストレージの少ないモデルを選んだとしても、本体付属のSDカードスロットや外部HDD・クラウドサービスなどを利用して、データの保管やバックアップも可能。

大容量モデルを選べば、音楽を再生しながら作画する…といったこともできます。

作画に最重要のメモリ性能

ペイントソフトを動かすにあたって、最も重要となるのが「メモリ性能」。

基本的には、Adobe製・セルシス製などといった代表的なソフトだと、8GB以上は必要だと言われています。

資料をネット検索しながら作画をするなら、16GBあれば安心です。

この製品では、4〜16GBまで幅広くチョイスすることができます。

お使いのソフトの推奨環境・プロの意見を参考にしながら、慎重に選びましょう。

16GBもあれば、作画用デバイスとしてだけでなく、あらゆる高負荷のソフトを同時並行で動かすのに十分耐えうると言えます。

お絵かき以外の使い道

パソコンとしての性能を追求してきましたが、実際に作画以外の用途を考えてみます。

超大型タブレットPCとして

サイズは13/16インチの2展開ですが、タブレット端末として考えるなら最大クラスと言えます。

しかし、ノートPCと同様に耐衝撃ケース・ビジネスバッグにもすっぽりと入るため、持ち運びに困ることはほとんどありません。

キーボードは別売りで購入する必要がありますが、純正品でなくともタブレット用の折りたたみBluetoothキーボードなどをチョイスするのがおすすめ。

画面はタッチ操作可能なので、マウスは基本的には不要です。

こうすることで、お出かけ先のカフェでモバイルPCとして使うことができます。

もちろん作画作業を始める/続けるということも可能。

インテリアに影響するのでデスクトップPCは置けないというかたはもちろん、お仕事でノートパソコンが必要というかたにもおすすめできます。

読書にも向いている

各種電子書籍サイト・Windows用に提供されているKindleアプリを使えば、雑誌や漫画を読むこともできます。

いずれも見開きサイズで細部まで読み尽くすことが出来、読書好きの多いお絵かきさんには嬉しいところ。

ワコム独自の高性能液晶パネルも読みやすさの秘密で、カラー画像や文字の鮮明さは、ほかのタブレット端末/液晶モニタと比べても群を抜いています。

ここまでのことをまとめれば、「お絵かきのためだけに買うにしては高い」と感じておられるかたでも、ニーズ次第では十分にお値段分の価値はあると言えます。

作画に便利なおすすめの使い方

最後に、お絵かきに便利なおすすめの使い方を紹介します。

それはズバリ、液晶モニタを1枚用意すること。

デュアルディスプレイ設定

本体にはWin10が入っており、画面の複製・拡張などの設定がワンタッチで行えます。

これを利用して、液タブと液晶モニタを接続・デュアルディスプレイの設定をすることができます。

もっぱら自宅でお絵かきする人は、液晶モニタで資料探し・液タブで作画…とのように同時並行で作業することも可能。

左手デバイスについて

本体にもホイールを含めたショートカットが付属していますが、ワコム純正品の左手デバイスを購入することも可能です。

これがあれば、物理ショートカットが単純に8個増えるのでおすすめ。

ただし、クリエイターに人気のゲーム用左手デバイスを接続する場合は、変換端子が必要となるので注意が必要です。

ブラウジングをする人であれば、本体のショートカットボタンにWin操作用のキーを割り当てるのもおすすめ。

ペンにも3つのキー・消しゴム機能やアンドゥ/リドゥ機能が割り当てられているので、液タブ初心者は「ひとまず本体だけで」使ってみることをおすすめします。

まとめ

“MobileStudio Pro”は、作画に特化した液タブではありません。

パソコンとして期待している人も満足させうる、最上級の端末です。

ハードなオフィスワークと趣味のお絵かきを両立させているかた・お部屋のスペースの削減をしたいかたには、ぴったりの端末と言えます。

公式ストアで購入すれば、ペイントソフト・ケースなどのお得なセットも選択可能なので、是非チェックを。